日刊ねこいわし

ほとんど日刊ペースで、猫鰯ひろきのエッセイや料理レシピ、おすすめの本などを掲載するブログです。


テーマ:
今日のニュースです。
今回は少々長くなります。
ご了承ください。

●震災当時の僕

・3月11日の今日のニュース。
取り上げる題材は、
すぐお察しがつくとおり「震災」
について。

東北の震災が起こった日。
僕は、中学校の卒業式だった。
僕の出身地は兵庫、
遠く関西の地だったから、
震災が起こるなんていうことは
想像つくはずがない。

卒業式から帰ってテレビを付ける。
テレビをだらだらと見る。
高校への期待と中学への名残惜しさ
を感じながら、木の葉丼を食べる。

すると、テレビから
悲鳴にも似たような声が聞こえてきた。

アナウンサーの声だった。
テレビを見やる。
なんだこれは。

津波の映像。
しかし、それが津波だとは
すぐにはわからなかった。

それが、僕の震災の当時。

●終わらぬ復興。地域民で頑張るしかない

それから数年が経ち、
今日は震災が起こった日。

復興だ復興だと叫んでいた
政治家たちは、
東京五輪や各種事件への対応に
追われていた。

お金も、もちろんそっちに
注ぎ込まれるようになった。

被災地の方々は
「まだ復興は終わってないのに」
と嘆いている。

政治家を非難する声もしばしばある。

今や被災地復興は
民間に委ねられた。

それを嘆いているのだ。
けれども僕は、
「そんなもんだ」と思っている。

これはあくまでも、
政治家でも被災者でもない
完全なる第三者の意見だ。

政府が直接手を施して
復興をするということは
もう終わったのだ。

もうその次元ではないのだ。

もちろん、復興はまだまだ終わらない。
元通りになったとは言えない。
けれど、少なくとも普通に生活を
送る面では特に不自由していないはずだ。

これ以上政府が面倒を見るのは
やりすぎなのではなかろうか。

地域復興というのは、
地域のみんなが一丸となって
頑張っていくしかないのだ。

阪神淡路大震災の時も
東北の震災の今も変わらない。

●原発問題、放射能問題解決はオーバーテクノロジー

復興と同じく叫ばれていることがある。
原発問題や放射能問題の解決だ。

原発においては、廃止を求める声が
多数上がっていて、
駅前などで「原発反対!」と
声を荒げるひとたちもいる。

その声をきいていて、
僕はなんだか虚しくなる。

原発廃止に関しては
正直なところ賛成だ。
リスクが高いエネルギーである
ことには変わりがない。

かつて日本人が苦しんだ
放射能を放つエネルギーなど
廃止にすべきだろう。

しかし、現時点でそれは不可能だ。
廃止するにしても、原子炉を処理する
方法が無い。

原子炉をどこかに放棄する。
「原子炉を置かせてくれ」と頼んだとて
「タンクを安置させてくれ」と頼んだとて
誰が「OK」すると言うのだろうか。

海へ捨てる?
問題外。

原子炉は捨てるに捨てられないのだ。
危険すぎるが故に、持て余している。

また、代替する発電方法にも困る。
現段階で日本において原発と
同じくらいの発電力を見込めるような
発電方法がどこにあるというのだろう。

地熱発電。
確かに日本には火山が多い。
しかし、原発の代わりには弱すぎる。

水力発電。
コストパフォーマンスが悪い。

風力発電。
日本には不向き。

原発は今はどうしようもない。

放射能問題も同じことが言える。
一度放たれた放射能は、回収も
中和も現段階では不可能だ。
汚染されゆくばかり。

人間は自然には抗えないのだ。

少なくとも、現段階では。



●黙祷って何だっけ……

Twitterで「黙祷」と検索してみた。
すると、どうも「自己主張」の匂いがする。

「黙祷なう」「黙祷する」などの
ツイートがあまりにも多い。
黙祷することは悪いことではないと思う。

それでなにかが変わるという
わけではないが、その精神自体は
良いことだろう。

ただ、「黙祷なう」とか「黙祷する」とか
いちいち発言することはいらない。

「黙祷なう」にいたっては
黙祷すらしていない。

黙祷とは、黙って目を閉じ、
静かに祈ることだ。
音もない鎮魂歌を奏でることだ。

どうもSNSにおいて、
「黙祷」ということすら
自己主張の糧にしている
青少年が多いようで、僕は悲しい。

そもそも黙祷に意味があるのか。
そう問われれば、僕も口をつぐんでしまう。

魂の安らぎというのは、
僕らが考えているだけの
エゴでしかない。

確かに黙祷自体に
意味はないのかもしれない。

しかし、その精神だけは
意味のあるものだと思う。

その精神のおかげで、
地域民が復興のために
力を合わせることができるからだ。

だから、SNSの自己主張の糧に
されているのはとても悲しいことだ。



●いろいろ言ったけど……

震災関連の話には、
様々な問題がありすぎて
どうも文章が長くなってしまった。

今回の記事は二千文字もある。
いつもの四倍だ。

いろいろ言ったが、
僕が何かを言ったところで
部外者の戯言にしかならない。

第三者の考えでは
測れないようなものがある
ということは理解できる。

ただ、感情的になりすぎて
現実を見れなくなっているひとや、
政府に何かを求めすぎるひとが
多いような気がする。

また、第三者がエゴイズム満載の
エセ黙祷なるものを捧げているのも
大いに気になるところだ。

これでは復興もまだまだ遠い。

そう思った次第である。
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