非・航海日誌 -3ページ目

芸人魂顕在

メキシコ滞在残り1週間で、俺のお別れ会を開いてくれた。



なんと、豪雨。


「ごめん、雨だから行けないや」


いや傘買えや。



行くと言ってたのに来なかったっていう、

イクイク詐欺に見舞われたけど、沢山の友達が集まってくれました。


日本語を勉強してるメキシコ人。

一緒にスペイン語を勉強した韓国人。

オアハカに旅行した時にたまたまユースホテルで出会ったメキシコ人(なんと来てくれた!)。

なんなら僕と付き合ってくれたら良かったのにというメキシコ人。



本当、7ヶ月弱、色んな人と出会ったな。



しかも、俺が2月23日が誕生日だって覚えててくれた人までいて。

さすがに俺の誕生日がマナカナと同じだって覚えてた人はいなかったけど。



この調子だと再来年にはストーカーがついてきます。
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ろうそくを立てるとこはなかったんだけど、

そこはお得意の「エア・火」。
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「押すなよ、絶対押すなよ、絶対に押しちゃだめだからな!」



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ばんっ




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ぶちゃー


Tシャツのお姉さんと若干かぶってる。



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や~、本当ありがとうございました。



日本を出る時は、メキシコで殺されなければ絶対会えるっていうのがあったけど、こっちを出るのは、何だか違う気分です。



だけど一つだけ言えることは、

俺はお世話になった彼らのことを一生、いや、せめて2ヶ月くらいは忘れることはないし、

彼らとの友情を勝手に背負って羽を、いやせめて産毛を伸ばすのです。



日本から、オーストラリアから個人的にメッセージくれた方も本当にありがとうございます。



・・・家族から何も着てねぇぞ。産んだの誰だ。

エスタディオ・アステカの友達

メキシコ生活も残り1週間。



昨夜、アステカスタジアムで出会った危険な友達 と久々に会った。


超久々、4ヶ月ぶりくらい。


というのも、

アステカスタジアムの帰りとか、その後ちょっと危険なゾーンに繰り出したときとか、

一番最初に俺を本当に守ってくれたのが彼らだったから、

絶対メキシコ出る前に会いたくて。




本当しょうもない奴らだけど、超金持ち。

電話をしたら「とりあえずうちに来い」と着いたのは豪邸。



ニッポーーーーン!!


と前と同じようなテンションで迎えてくれたのは2人。



庭・中庭と大豪邸を進みながら



「残念ながら、今日は俺たち2人しか居ないんだ」




と報告を受けて、

まぁ正直俺も名前殆ど覚えてないし、

あいつ等はあいつらでニッポンとしか俺のこと覚えてないし、3人で楽しむか、と思ってたら、




いきなり俺の両足を持って担ぎ上げて、


el ニッポン、elニッポン!


コールをしながら俺を二階の窓に持ち上げる。





そしたら、二階の部屋から、


El ニッポン!el ニッポン!


ってコールが帰って来て、俺の腕を何人かの男が掴んで引っ張りあげて!





みんな居た~!!!!!


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超感動しちゃった、この演出。


相変わらず道から盗んできた道路工事の赤いコーンを振り回したり

いきなりケツ思いっきり蹴ったり

知らない人に氷投げつけたり

車からミニスカートのお姉さん探してヘッドライト当てて「キャーーー!」って叫んだり、

変なタイツ履いてたお姉さんとすれ違うときに「aburriiiiiiidooo!!」(「なんてつまらない!」)と叫んだり、


しょうもねぇ。



・・・
だけど本当に暖かくて、


「本当にいつでもここに来てくれたら、俺らは全員お前のこと待ってるからな」


なんて言われると、本当しみじみと感じてしまいます。



2018年に、メキシコがサッカーW杯の候補地として上がってるとか。

その時には絶対に来いよ、だけど日本対メキシコだったら会わないでおこうな、お前とはケンカしたくないから。と相変わらず熱狂的な彼ら。



じゃあいつか日本でまたW杯やることになったら、絶対お前ら来いよ。

あっでもメキシコ米国に負けてるしでれねぇか?


このやろーー!!



みたいな他愛もないやり取りが、もう恋しい。


しかもコイツらの女友達何故か美女揃い。


メキシコを2月で出る、と決めてから、何故か俺の前にどんどん美女が現われる。



・・・で朝の5時に帰って来て、夢を見た。



場所は僕の通ってた高校。

帰りの会、的な時間で、みんなを笑わせなくちゃいけない、という展開だった。


だけど、みんな知ってる友達なのに、本当に冷たい目線で俺を見てて、

とことん俺を憎んでいるような空気が流れていた。



追い込まれた俺は、


「もこみちもっこりおかちまち!」


と変な動作を交えて叫び、ドンズベり。



クラス中が俺に物を投げつけ俺は学校を走り去り、道端で一人泣いていた…。




この夢は何を示唆しているのだろうか・・・




今日は、本当の俺のお別れ会。


メキシコ人の友達が家を貸してくれて、そこに友達を呼んでくれたみたいだ。

もちろん俺もお世話になった人全員に声を掛けたつもりだけど、何人来てくれるかは分からない。


少人数だったら、


もこみちもっこりおかちまち!


でリベンジを果たそうと思う。

闘牛

カーニバルの夜に、闘牛もやってたので行ってみた。


ムツゴロウさんに似た人が近所に住んでるというくらい動物好きの俺としては辛くなるだろうと覚悟してたけど、やっぱ辛かった。



ちなみにメキシコシティにある闘牛場が世界で一番デカいんだって。


結論から言えば、最低な娯楽だと思う。


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マジ闘牛の○玉のデカさはハンパなかったぜ。

冬の俺らの40倍くらい。



で、闘牛場へ。


始まる前にみんなで神に祈るのね。
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表情とかしぐさとか、本当心から神に祈ってる感じがして、怖かった。



むちゃくちゃ悪戯して怒らせて、突進させて、

疲れて走るのやめたらヤリで突っついてまた走らせて、

もう嫌だ~と腰引けてるのに首に縄引っ掛けて無理やり走らせて・・・



残酷、の一言に尽きる。



500年前にスペイン人がインディアンに対してやったこと、

黒人に対してやったことと全く同じじゃない?


としか思えなかった。


神に祈って、何かイジメテ、それを見て周りの人は楽しんで。




いや~、恐ろしい。



だけど彼らは神に祈ってるから天国に行くんだな。



恐ろしい。


恐ろしすぎる。



久々に心からのショックを受けた夜でした。