日本に誇りを。


1491年8月3日、コロンは新大陸を「発見」する旅に出る。

それから517年後の8月7日、一人の日本人が大陸で「何か」を発見する旅に出る。飛行機でね、てへ。

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2009-03-05 11:12:49

the last Mexico night

テーマ:マジメキシコ
2009年2月28日、メキシコ最後の夜。


夜7時過ぎから彼女を家に招き、家主とともに小さな最後の晩餐とした。


家主がおつまみを作るのを彼女に手伝ってもらう、という素敵な画。





そして、停電。




2ヶ月に1回くらい起こる停電だが、最後の夜に限っての停電となると
さすがに僕はメキシコこの野郎サルサの海に埋めてやるぞ、とはらわたがにえにてした


ところが一方、70を過ぎる家主のメキシコ人おばあちゃんは、

「まぁ、なんてロマンチックなこと!」
と、大はしゃぎで一つ一つろうそくに火を灯す。


最後の最後までThis is Mexicoである。



さて、腹いっぱい料理を食べ、ビールを飲み、僕は部屋で彼女に荷物を詰めるのを手伝ってもらった。
最後の一週間、大きなものから小さなものまで多くのお別れ会を開いてもらい、忙しく過ごした。
それでもメキシコを本当に出るのだという実感は沸かなかったが
パッキングをふざけて妨げようとする彼女の可愛らしいちょっかいが、いちいち胸に突き刺さった。


これが最後の夜になるのだ。

次に会えるのがいつになるのか、
そもそも次に会える日が来るのかなど分からない。



それぞれが新しい道を行き
新たな恋人を作り、
やがては全く違う場所で家庭を築くのだろう。

別れがすぐにやって来ると分かっていながら、僕たちは一緒になったのだ。

後悔することなんて無いよね、俺たちこれで良かったんだよね。


そんなことを確かめ合うかのように、僕らは唇を重ね、服を脱ぎ始めた。





その時だった。




彼女の携帯が鳴る。

「お父さんだけど、エロタコス王子くんの家の前まで車でもう迎えに来ちゃったから、そろそろ出てきなさい。」








たとえ停電していようが、電池さえ残っていれば時間・場所に限らず通じてしまう。

携帯電話とは、なんて不便なものだろう。







さぁ、こんなもやもやを抱えながら、
いよいよエロタコス王子のニュージーランドでの冒険が始まる。
続きは http://ameblo.jp/erotacos/ 「羊の群れにまぎれてジャパン」にて。
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2009-02-28 16:59:53

非・航海日誌 最終回

テーマ:マジメキシコ

メキシコでの最後の夜を迎えてます。


この一週間、本当に早かった。

最後の一週間でも、新しい出会いがあったし、多くのお別れをした。


個人的にわざわざ仕事を早く切り上げて会う約束をしてくれた友達、

5分で良いから最後に挨拶しようよと家の最寄駅まで来てくれる友達、

最後にみんなで日本食食べようよと料理してくれた友達、

空港までわざわざ来てくれるという友達。



本当に予定がいっぱい入って、

だけどその中でコヨアカンのインディヘナの家族は訪ねたかったし、

自殺率についても考え続けたかったし、

友達と別れる寂しさなんて一切感じないでいたよ。



今日、初めて別れることで泣いた。


元々、出会ったってすぐ別れが来ること、留学生なんだからお互い分かってる。

それなのに、何でこんなにお互い好きなのに別れなくちゃいけないのか、疑問だった。



要は、Sなんだろうか。



言葉の壁、というものがある。

それを乗り越えるには言葉が必要だ。


だけど、言葉がなくてもたどり着けるところがある。

メキシコ人に比べたらどうやったってスペイン語が下手な俺を、心から好きだと言ってくれる人がいた。


僕も、言ってること全てが分かるわけではない人に、心から好きだと言った。


言葉だけど、言葉じゃない、かな。




スペイン語については、最初の2ヶ月、誰にも負けないくらい努力したと胸を張って言える。

その後はダラけた。


最初それだけ頑張れたのは、

日本が、日本の友達が、家族が、ペットが、ヴェルディが、大好きだったから。


それを置いてきてわざわざ突き進む道を選んだのだから、やってやるしかない、と思った。



メキシコという国は、僕は未だに好きではありません。

国としてあまりにも機能していない国を好きということは、ちょっと抵抗があります。


だからこそ、メキシコが機能するようになるよう願っているし、

何か力になれれば、と心から思っている。


それはつまり、メキシコ愛なのかもしれないな。




あまりにも怒涛の一週間で、本当に何が起こったのか

よく整理がついていません。


また明日も明後日も、いつもの友達に会えるような気がしてしまうよ。


だけどもう会えないんだね。

本当に素敵な時間をありがとう。




僕は明日、ニュージーランドに出発します。


日本に置いてきたものをバネにメキシコで頑張れたように、

俺はメキシコに置いていく人たちを思い出してニュージーランドで全力で頑張れる。



そしてニュージーランドを出る時は、また同じように、ニュージーランドに大切な人たちを沢山残していく。



俺の旅は終わらない。


皆さん、非・航海日誌をたまにでも読んでくれてありがとうございました。


ニュージーランドについたら新ブログ、「羊の群れにまぎれてジャパン」を書く予定です。

その時はまたこのブログでお知らせしますので、よろしくお願いします。



3つだけお願い

・貧困について少しでも考えてみてください

・自殺率について少しでも考えてみてください

・上を向いていきましょう



それでは皆さんの全てが上手く行くことを祈っています。

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2009-02-27 16:23:18

貧困について、まとめ

テーマ:マジメキシコ

少し前に「協力お願いします。 」の記事を書いて、

世の中の不正について、何の選択肢も与えられない子供たちについて、貧困への思いをつづったつもりだよ。


コメントを貰ったり、直接メールを貰ったり、みんなの協力的な姿勢を見れて、

これはやれるな、って心から思った。


最初に謝らせてください。


今の俺には何も出来なかった。



やはり出来るだけ彼女たちの本音を聞きだすためには、

多く彼女たちの元へ足を運んで、信頼されて、距離を縮めることが大事だと思った。


足を運ぶこと自体、僕のような弱い人間には簡単ではなかったよ。


彼女たちと一緒に地面に座れば、道行く人たちにジロジロ見られるし、警察には睨まれる。


だけど毎日ゴミのように見られてる彼女たちのことを考えたら、こんなのなんだってないんだよね。



4人の娘たちは、まだ一番上が7歳だから、機嫌によっては僕に対して物凄く冷たくて、

「金をくれ!」

とだけ言って物凄く怒りみたいなものをぶつけてくることもあった。

あるときは嬉しそうに僕の手をパチパチ叩いてくのに、そんな彼女たちの反応は本当に辛かった。




それでも僕が、毎日ではないけれど、足を運べたのは、

世の中への不満があったのはもちろんだけど、みんなの協力したい、っていう声を聞いていたから。


昨日だってEXPOの前に彼女たちを訪れたし、スペイン語留学・自殺についてをテーマにしてるという言い訳を踏まえればわりと彼女たちと距離を縮めようと出来たつもりだよ。





結論から言えば、録画には応えてくれなかった。



今日が僕にとって、いや、みんなにとって、勝負の日だと決めていた。


いつものように彼女たちと挨拶して、気持ちを伝えたよ。



あんなに自然と涙とスペイン語が出てきたのは初めて。



僕はこのような状況を本当に不当だと思ってる。

あなたたちにも権利があるべきだし、この生活をあなたたちは選んでないはずだ。

だけどメキシコがあなたたちに何か出来るとは思わない。

僕は日本という国から来て、そこにはここ程悲惨な状況はない。

だから日本に居ると、このような状況を想像するというのはなかなか難しい。

日本人の友達は、この状況を聞いて、何か出来ないかと考えている。

僕たちは、あなたたちのために何かをしたい。

一緒に協力してあなたたちの様子や気持ちを録画して、それを日本に伝えることが出来ないだろうか。

彼らはこの現状を見たら、絶対に協力してくれる。



最初は失礼のないよう、ちゃんと原稿を用意していった。

だけど、この6ヶ月半で見てきた子供たちへの思いが蘇ってきて、思ったままの言葉を発したよ。

そして涙が止まらなかった。


今日ばかりは、僕をジロジロ見てくる人や警察は気にならなかった。



おそらく彼女には、「録画」の意味が分からなかったのだと思う。


「私は文字を書くことが出来ないから、協力出来ないよ。」

と3回同じことを言われた。



文字なんて要らない、話してくれればそれをそのまま、字幕をつけてビデオにして僕の友達に送れるから。



「それは出来ない、出来ないよ、ごめんなさい。」



僕はそれ以上何もお願い出来なかった。





僕からしたら、録画は絶対に意味が出てくるものと信じていた。

強引に録画への同意を求めることが彼女たちのためになるんじゃないかと考えた。


だけど彼女たちからしたら、自分たちのこんな生活が広められるなんて恥だと思ったのかもしれない。


またインディヘナの文化では、写真は魂を取る、という考えがあると聞いたことがあるから、それを感じたのかもしれない。


単純に僕を怪しく思ったのかもしれない。




理由はともあれ、もう録画は出来なかった。


それからは完全に僕に対して彼女たちは距離を置いたよ。



それでも少しだけ、考えてることを話してくれた。


・私たちは教育もお金もない。

・メキシコが私たちのためにこれから何かしてくれるとは全く期待していない。

・あなたの国の人たちがもし何かしてくれるというのならば期待したい。



これらのやり取りは、お母さんとのもの。


その間、一言も発さなかったけど、一ヶ月以上前から同じ黒いTシャツを着てる長女(7歳)が、

今までとは全く違う表情で僕を見ていた。



彼女には僕の涙の意味が全く理解出来ないようであったし、

何であんたたちが私たちを助けるなんてことを言い出すの?

といった表情に僕は感じた。



それは、絶望なのかもしれない。



生まれてから変わることのない境遇。

彼女にとっては、道でお金を頼み続けるのが「生活」であり、「当たり前」である。


助ける?何で?もっと良い世界があるの?


いつもは機嫌によって僕にお金だけ頼んだり、僕の体をパチパチ叩いてくる彼女だけど、

今日の彼女の目は本当に違った。



どんな気持ちなのか、

小学校から大学まで通ってる僕には想像が出来ないのかもしれない。



もしかしたら彼女は、

ぼくの国の友達は何か協力したがっている、

という僕の言葉に何か期待を抱いたかもしれない。





最後、お母さんは、

期待してます。

と言った。



今の僕には何も出来なかったこと、

せっかくコメントやメールを貰ったのに何も活かせなかったこと、

本当にごめんなさい。



多分優しいみんなは

君は悪くない、よくやった、

なんていう慰めのコメントを残してくれると思うんだけど、


それは彼女たちに対しての優しさにはなりません。



映像も写真も伝えられなくて本当に申し訳ないけど、

少しでもそんな人たちが居る、ということを考えること、

そして将来または今、実際に援助をすることで初めて、彼女たちへの優しさになると思います。



僕への同情など要りません。


少しでも彼女たちのことを考えてみて下さい。

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