朗読と読書の「そこつなかん」

<物語×生きる>をテーマに今日もなにやらうごめく、飛田奈津(ひだ・なつ)のブログです。
物語って、生きるヒントがいっぱいだと思いませんか。

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一年以上開けていましたが、書きます。
記録めいているけれどご容赦。

「愛知百鬼夜行展」
昨年も参加した愛知百鬼夜行展(主催:箱の中のユーフォリア)で朗読をちょろりとさせていただきました。
(この企画はまだまだ伸びていきそうだなと思っていて、応援しております。)
怪談ということで、私以外にキャリアのあるお二人を招いて朗読していただいた。
できあがったものはいかがだっただろうか、と思いながら、<作品>自体のことを考えるわけだが、結局のところ人間が語る物語である以上、怪談だろうと奇談だろうと、物語とは人間のものなんだなあと思った。フィクションを通して現実を見るということはあると思うが、怪談も現実を見るためのフィルターなんだなあと。お好きなフィルターを選べるこの世界は素晴らしい。

「オペラ座の怪人」
オペラ座の怪人@四季を見た。まだうら若き乙女の頃にも見たのだが、大人になってから見るオペラ座はまた違っていた。脳みそもお肌もつるんつるんだった十代の私には怪人こわーい、うたすごーい、くらいしかわからなかったが、今となっては怪人の歪みに思いをはせるように。クリスティーナの幼さも理解できるようになった。

「土の冒険のぼうけん」
岐阜県現代陶芸美術館。美術のことは本当に門外漢で専門用語などさっぱりわからんのですが、これはよい展示でした。陶芸というこれまたさっぱりわからんジャンル、土くれを、こねて、やくんだろ?くらいの認識のもの。作品はただ作品になっているというだけで美しいものを、土くれの由来を、歴史を、過程を知ることで愛しいものに変わってゆく。光にうつしだされるそれらを見ている私はたしかに見ているのだけど、うつしだされているそれは影であって実像ではないけれど見ているのだから確かにそこに存在している。あわいを泳ぐ宇宙遊泳のようでした。

「ポンペイの壁画展」
一夜にして失われた町ポンペイの文化を壁画を中心に。地震大国、災害大国日本において、まして昨今の環境において、何かを作る、何かを残すというのは果たして虚しい行為なのではとも思っていたが、そうではないと思った。全ては消えてしまうかもしれないが、奇跡的に残る可能性があるのだ。町を奪った噴火がしかし火山灰で壁画を守ったように。そして取るに足らない退屈な市井の人間だって、歴史資料的価値があるのだとすれば、生きるということはそれだけで何かを伝達することなのだと飛躍した思いなど。

廃墟文芸部「小説家の檻」
前作を見たときも思ったがとにかく上手いなあと。純粋に作品の内容について考えることができる。私自身がもともと演者に対する執着があまりなく作品自体に執着する性質ということもあるだろうが、雑念を抱かせないというのはすごいことだ。えねーちけーで22時台に放送されるドラマみたいに出来がよかった。私はいつも芝居を見るときは切るか切られるかという気持ちで見ており、良い芝居、記憶に残る芝居を見ると、思いっきりズバーッと切られて派手に出血してさっぱりする、という感覚に陥る。中途半端に切るならこっちから切ってやるからな〜と、別にそれでアンケートに文句を書いたりはしないのだけど、でも芝居とはそういう双方向メディアかなっていう気がしていて、没入するというのはそういうことかということでもあるのだが、後方の座席で見たということもあろうけれど、その点ではあれれ?という気がした。面白かったのだけど、TVを見てるみたいな気分にはなった。立体的な照明効果とか声の届け方とか、舞台の使い方とか、たしかに演劇なんだけど。映像を意識したつくりなのかなとも思う。DVDでも十分面白いんじゃないかなという気がする。悪かったというのではなく、喧嘩してやる〜と思っていたら「かように弊劇団は提案いたします、ご静聴ありがとうございました」というプレゼンだった、みたいな気持ちだ。あれー。そうか、演劇ってプレゼンでもあるわけかー、私はプレゼンとして受け入れることもできるわけかー、と、まったくこれは肯定的にとらえているんだけど。あまりたくさん観劇するほうではないのでひょっとしたら私のやるかやられるか観法は時代に即しておらずプレゼンこそ現代のスタンダードだったりするのかしらとも思うけれど、ああこういう受け止め方もあるんだなあと思ったのが非常に驚いたので、これはどうしても書いておきたかった。

メモが長くなりすぎたので、ここまでとする。

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