研究室では、週一でセミナーが行われている。学生は、2ヶ月に1回くらいのペースで持ちまわって、研究に関連する論文の紹介や研究の考察を発表する。先生方は、前期の初めと後期の初めに順番が回ってくる。


学生が多いと今はこのようなペースだが、ボクが学生の頃は研究室には学生が3人と教官が2人しかいなかたので、月に1度のペースでまわってきていた。

今、思えば、目が回るような気がする。


さて、そのセミナーでの発表が昨日だった。


ここ10年くらいの調査研究の結果をまとめようと思い、ヒメボタルの生態をメインに発光時間帯や生息地の分布などを発表し、昨今のヒメボタルの研究の状況を紹介した。フィールドワークがほとんどなので、表やグラフ、図などが少なく、もっぱら、写真での説明だった。そのスライドの1コマが下の画像だ。


オカヤマのフィールドノート-スライドの一コマ

生活史(ライフサイクル)の説明のなかで使った1コマで、


*ゲンジボタルやヘイケボタルとは違う形態をしている

*生息場所が林床であって、川底ではない


ということを話した。本当は、もう少し難しい話もしたんだけど・・・

この発表で、いくつかの指摘を受けたので、今後の調査研究で試してみようと思う。一人で、あれこれ考えて穴埋めをしていても、思わぬ方向から質問されると、抜けがあることが分かる。時間を割いて、聞いてくださる先生方や学生・院生に感謝、感謝だ。


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夏休みに入ったら、すぐにオープンキャンパスだ。

月・火とキャンパスは制服の展示会のようだ。


月曜日の朝、制服の子らは


「おはようございます。」


っと、 すれ違っていく。


「おはよう。」


普段から、挨拶しなれているので、軽やかに答えていく。

すがすがしい気持ちになる。



オカヤマのフィールドノート-オープンキャンパス01

キャンパスマップを頼りに、会場へと足早に歩く高校生を見ると、芝が茶色く枯れた頃に、ここで試験を受けるんだな~って、ちょっと先のことを思ってしまう。


オカヤマのフィールドノート-オープンキャンパス02

火曜日には、自作の自動車の試乗会がある。


もちろん、エンジン、吸気管系、気化器、排気管系などが自作だ。ズングリとした消音器(マフラー)の溶接跡が手作業を物語っている。

走らせるときは、パイロンとタイヤで囲った広場を作り、何人ものスタッフで警備してのこととなる。キャンパス内に轟音が走り、マフラーがないとどんな音量になるのかと心配な走行が、時々、行われる。


モノつくりたちは、そうして、成長し、技術は進歩していくのだろう。


高校生たちの目は、輝いていた。

入学定員という数字が強くあるため、皆さん、どうぞどうぞ、受験してくださいというような無責任なことはいえない。でも、オープンキャンパスで見たり、知ったりしたことが、琴線に触れたのなら、是非、2学期を有意義に過ごして、来年の1月、2月の関門を突破してください。


オープンキャンパスや入試説明会は、この後も何回かあります。是非、ご参加ください。

晴れたので、行ってきましたヨ。カヤネズミの営巣調査に。


保全生態学演習の受講生たち10人、ダニ対策もしっかりと、オギをかき分ける杖を手に手に・・・、オギ原に突入です。

2班に分かれて、右岸と左岸で調査をしました。背丈以上の草むらに入るのは初めてのようで・・・、薮扱き(やぶこき;草むらをかき分けて進むこと)が大変そうでした。まっすぐに土手と平行にライン取りしていたのに、途中、いつの間にか左手にあった土手が右手にあったそうです。さて、どこでどうなったのか?学生は、必死だったようで、5人が5人とも気がつかなかったそうです。

ラインセンサスでやったのですが、調査エリアを一往復すると、薮扱きでヘロヘロになってしまいます。川岸に出て、涼しい川風に当たると、元気が回復してきます。カヤ原の上は35℃、中は32℃、川岸に出ると34℃でした。でも、川岸って、風が通っている分、体感温度も低くなり、視覚的にも涼しく感じます。


川って、偉大~!


猛暑日の中、2時間ほど頑張ってもらいました。アシナガバチの巣の10cm横を歩いていたりして、見ているほうがヒヤヒヤしましたが、おかげで、2つのエリアで15個の巣を見つけて、計測ができました。


今回は、最初に、1つ巣を見つけて、みんなに実物を見せ、営巣の状態を理解してもらってからの調査をしました。おかげで、『3匹の子豚』に出てくる長男が作ったような、カヤネズミのオスの巣も発見してもらえました。昨年は、写真を見せただけで、調査してもらったので、発見できなかった班が出たので、反省して、調査の準備を改良しました。

オカヤマのフィールドノート-カヤネズミの調査2009

調査終了後、学生たちは、『つかりた~い!』とか『泳いでいいですか~?』とか言いながら、百間川の冷たい水に脚をつけて、クールダウンをしていました。

やっぱり、学生って若いですね。回復の早いこと早いこと。こちら、ヘタヘタになっているのに、キャーキャー、ワイワイとはしゃいでいましたネ。



「生態学って、体力がいるんですね。」って、男子学生が突然に言いました。


「なんにでも体力は要るけど、ことさら外の仕事は体力がいるな~。最後は、精神力かも知れんけど。」っと、うそぶいた。


演習も、来週が最後の時間です。春から夏の岡山を堪能してもらえたかどうか、1つ1つデータをたどっていく3時間になります。みんな、記録見て、思い出してくれるかな~?