なぜか遅れていたキンモクセイが、香り始めた。


 毎年、10月に入ると、キャンパスを包み込み、後期が始まったことを香りで教えられていた。

ここ30年くらいの秋の香水だ。


 しかし、変動している気候を知らせているか、10月を一週間過ぎても、そよとも香ることはなかった。


 この連休の暑いくらいの天気で、やっとこさ、白い小さなつぼみも、火曜日には黄色く大きくなった。

 

 今日、水曜日の朝、もう開きそうなくらいまで大きくなったつぼみからは、先に香りが漂っていた。


 職場のまわりは、2週間ほど遅いが、秋が来た。


 香りの秋だ。


 このあと、がやってくる。

 

 

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 昨日、お月見のために、ススキ、ハギなどを採集しに、近くの山へ車を走らせた。

 

 しかし、残念なことに、ハギは花が終わり、実がついていた。


 ススキは、ちょうど良い、銀の穂が出ていた。

 

 ヌスビトハギでも、気にしなければ、ハギの花もあったけど、


 やっぱり・・・・・ネ。 名前がよくないよネ。

 

 山道を、キョロキョロしながら、車で走っていたら、


 サツマイモが枝にぶら下がっていたように見えたので、車を止めて、確認しに行った。

 

 少し高い枝だったが、ぶら下がっていた。 アケビの実だった。

 

 

 背伸びして、枝を引き寄せて、ツルを切って・・・・

 

 
オカヤマのフィールドノート-ミツバアケビの実

 

 

 アケビの仲間のミツバアケビの実だった。葉の作りは3葉で、縁が浅い大きな波状になっているのが、ミツバアケビの特徴だ。アケビは、5葉で、縁はでこぼこしていない。

 

 実が開いているが、開いたばかりだろうか、果肉には虫がいなかった。控えめな甘さで、上品な和菓子を思わせる。紫色の皮は、条に切り、油いためするとおかずになる。中は、スプーンですくって食べ、黒い大きな種は吐き出す。タネをかじると、苦いので、せっかくのアケビの甘さが台無しとなる。

 最近は、アメリカからの大きなアケビが、果物コーナーに並んでいる。

 

 やはり、山で見つけて採ると、何かしらうれしく、また、おいしい。 毎年、庭先で花までは楽しんでいるが、実を結んだところを見たことがなく、夢の果物の一つだ。

 

 お月さんから、ご褒美をいただいた気がする。

 

 

 


 クマツヅラ科にムラサキシキブ属がある。


 ムラサキシキブ

 コムラサキ

 ヤブムラサキ

 

 いずれも、紫色の小さな実をつける。

 

 


オカヤマのフィールドノート-ヤブムラサキの紫

 

 

 画像は、コムラサキだ。


 花のムラサキを撮りたいのだが、なかなか、難しい。といっても、技術的ではなく、開花時期に撮影を忘れるだけなのだ。


 この美しいむらさき色を、感性のままに撮影できたら・・・ どれほどすばらしいだろう。

 

 まだまだ、官能的なむらさき色は、カメラに収められない。