林縁部(りんえんぶ)って、林の端のところで、具体的には、林と道路が接しているところや林と草原(くさはら)が接しているところなどである。


 タンポポを探しながら、車を走らせていると、山の中などで谷筋に車道を通しているところなどで、この林縁部に出会う。この時期は、直径5センチメートルくらいの白い花を見かける。一つ見かけると、点在しながら数メートルの帯状になり道路に平行にいくつも咲いているところが多い。

 


オカヤマのフィールドノート-イチリンソウ02

 

 日陰でも白が鮮やかで、すぐに目にとまる。近づいてよく見ると、花びらの中央から元に掛かけて、少し紫が入っている。一つの茎に1つの花をつけるので、イチリンソウという。ほかに、一つの茎に2本の花茎を付けるニリンソウ、3本の花茎をつけるサンリンソウがある。

 ユキワリイチゲやセツブンソウなどと同じ仲間で、キンポウゲ科だ。

 


オカヤマのフィールドノート-イチリンソウ01

 

 数株ずつ点在して生えている。絨毯のように一面に生えている群落を見たことはないが、あるときれいだろうなぁ~。

 

 タンポポ調べのオマケだけど、ホタルカズラやキケマンなども観察できるので、楽しいです。

 

 


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 10年位前に、押し葉標本を作ったときに、科名を調べて、驚いた。


 サルトリイバラって、ユリ科の中に入っていた。でも、花の作りが、なんとなく違う気がした。


 最近、サルトリイバラ科ができているようだ。分類も、まだまだ流動的だなぁ。


サルトリイバラの花

 サルトリイバラの花は、この時期。赤い丸い実をつけた状態で、秋に生け花やリースに使われる。春に咲いて、秋に実が赤く熟す。実は、昨年、花の時期を知り、驚いた。


 サルトリイバラの葉を、柏餅の柏葉の代わりに使っているところがある。高校までは使われているところを見たことがなかったが、岡山では使われているので、驚いたことがある。


 サルトリイバラには、よく驚かされる。

 


 この時期、アブラナ科の植物がたくさん花を咲かせている。小さい花では、ナズナ、タネツケバナ、セイヨウカラシナ、イヌガラシなどがある。ダイコンやハクサイ、コマツナ、キャベツなどもトウが立って花を咲かせている畑がある。

 これら、アブラナ科の花は、花びらが4枚で、十文字に咲く。それゆえ、十字架植物と呼ばれる。


さて、そんなアブラナ科の植物に、ひと際、ムラサキの鮮やかな花をつける植物がある。下の画像の花だけど、群生すると美しい。ハナダイコンと呼ばれている。他には、諸葛采(しょかつさい)、ムラサキハナナなどとも呼ばれている。


ハナダイコン

 

 「ハナダイコンにしては色が薄いな~」と思う群生を見かける。近寄ってみると、下のような花だ。こちらは、ダイコンが畑から逃げ出して、野生化(野良化かもしれない?)したモノで、ハマダイコンと呼ばれている。ハナダイコンに比べると、花びらの先端部分だけに紫色がのっている。

 

ハマダイコン


 ハナダイコンとハマダイコンにダイコンも寄せて、紫から白へのグラデーションのある花壇ができるように思う。アクセントには、セイヨウカラシナの黄色だろうか?