家と職場の中間点あたりにあるマイフィールドの一つ、百間川の上流部だ。タンスイカイメンは、ここから1kmほど下流にいる。

 ここは、二の荒手と呼ばれるところで、洪水時に旭川から流れ込んでくる水の勢いを弱めるための堰が設けられている。作られたのは、今から400年ほど前だけどね。何回も崩れては積み直していたようだけど、技術が継承されないのか、次第に崩れやすく積まれている感じがする。


 さて、それはおいといて・・・


 この時期、このあたりは、一面にクズがはびこる。セイタカアワダチソウ、ブタクサ、オギなどの上をツルがはって、押さえつけてしまう。オオタチヤナギやマルバヤナギ、センダンの上にもはっていく。

 クズが上を覆うと、のっぺりとした感じになる。遠目には、平坦な土地のように見えることになるので、よくだまされる。もう少しすると、ところどころに黄色いスポットができる。ネナシカズラが、クズに寄生するのだ。このあたりのネナシカズラは、在来のネナシカズラと帰化のアメリカネナシカズラが生えている。

 


オカヤマのフィールドノート-百間川二の荒手

 

 月曜日の朝、ちょうど二の荒手の越流部分を草刈りしていた。見る見るうちに、クズ群落から二の荒手が現れてくる。素早い。有人自走式の草刈り機かと思っていたら、作業員さんが、機械から離れて立っている。

 


オカヤマのフィールドノート-ラジコン草刈り機

 

 望遠にして覗くと、ラジコンの草刈機だった。作業員さんの手には、リモコンの操作器があった。見ていると、機械は前後左右、自由自在だ。キャタピラだから、超旋回ができるだろうと思うけど・・・


 タミヤのRCカーと別の魅力があるな~。


 「敵に渡すな 大事なリモコン」と言うフレーズを口ずさんでしまった。


 敵って、だれ?っという質問はなし!

 

 

 

 


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 5月下旬から6月の上旬にかけて、百間川の一番自然豊かな水域が干上がった。旭川から水を導入しているサイフォンと砂溜を浚渫するために止水したからだ。川で行事をしていた地元の人が、河川事務所に通報して、多少なりとも、水を引いたのだが、折からの快晴続きに干上がり、30cmを超えるような大きな魚50匹以上、小さな魚は、4桁になるくらい空へ昇った。別に龍に成ったわけではない。

 新聞に記事も載り、騒ぎにもなった。


 6月20日に水棲動物の調査をする予定だったが、旭川の水位低下で、またしても干上がりそうになり、調査どころではなく、導水対策に追われて延期されていた。

 

 7月4日、朝10時頃から調査が始まった。下流から上流へ、タモ網によるガサガサ、投網、前夜からの仕掛けの回収などを行い、調査区間を4つに分けて、魚、貝類、甲殻類、昆虫などの種類数と個体数を調査した。もちろん、河川事務所の調査なので、アセスメント調査のプロが行っている。アマチュアは岸辺から見学しています。

 


オカヤマのフィールドノート-サカナの調査01

 

 3人が水に入って、採集しています。岸では、調査区間毎に採集された動物が入っているバケツを運ぶ人が数人います。テキパキと淡々と作業をこなしています。無駄なしです。

 


オカヤマのフィールドノート-サカナの調査02

 

 取材のために、新聞社2社、放送局1社が来ていました。ウェダースーツを着て、川に入っての取材風景もありました。


 前日に北部で雨が降ったためか、川の水は少し濁っていましたが、魚影は追いかけられました。

 


オカヤマのフィールドノート-サカナの調査03

 

 12時頃に全ての調査区間の採集物が集まり、区間ごと、採集方法ごとに動物を同定と形態計測を行っていました。結構、気温が上がったので、バケツに保冷材を漬け、エアレーションを行っての計測でした。採集物が死ぬといけないので、時間との勝負をしていました。

 


オカヤマのフィールドノート-サカナの調査04

 

 ある区間の仕掛けで取れた動物です。 ドンコ、フナの仲間、アメリカザリガニ、スジエビ、カワニナ、ハグロトンボのヤゴが掛かっていました。


 全体的には、20種類以上200匹以上採集できていたそうです。


 今年の秋、来年の春に同じような調査をして、種類数、個体数、サイズの変化を比較してみないと、今回の渇水事故のインパクトは分かりませんが、大きなサイズの魚と小さなサイズの魚が見られたので、植生がダメージを受けていなければ、居ついてくれそうな感じがします。水棲動物の生態系が崩れているので、どうなるのかは分かりません。川の緩衝力に任せるのみだと思います。人があれこれと放流しては、川の回復能力が計れません。

 

 ボクは、この川のポテンシャルを信じたいです。

 

 

 

 放送では4日の夕方のニュースで流され、新聞では5日の朝刊に掲載されていました。

 

 

 

 今年は、長く夏日が続いていたが、一気に冷え込んだため、ここ最近見ることができなかった紅葉を見ることができます。

 


紅葉081118

 

 昨年の紅葉は、黄色く紅葉しました(こちら )が、今年は紅色に紅葉する葉があります。


 例年、紅葉する前に、枯れて葉を落としてしまうため、見ることができなかったヤマザクラやソメイヨシノの葉が赤く色づいて、美しいです。

 夕日に映えると、より一層美しさが増すのですが、見る見るうちに暗くなるので、物悲しさを伴います。


 これもまた、四季の表情が豊かな日本の趣でしょうか。