昨日、中国のスクミリンゴガイを食べて、広東住血吸虫症の患者が増えている記事を書いた。


 中国では、スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)を『福寿螺』と書くようだ。田螺と混同しているのだろうか?日本でも、タニシの仲間だと思っている人が多い。タニシは卵胎生で稚貝を生むが、スクミリンゴガイは、卵生でショッキングピンクの卵塊をいたるところへ産み付けている。

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スクミリンゴガイTV お隣の国、中国では、一般的に淡水性の巻貝を食用としているらしく、タニシをあしらった器にスクミリンゴガイを料理して盛り付けているところもあるようだ。北京では、その料理を食べて、70人ほどが広東住血線虫にやられたとのニュース が流れていた。関連のニュース もあったけど、患者が急増しているようですね。

 申し訳ないが、中国語がわからないため、ニュースで伝えられていることが正確に分かっていない。だから、このブログの記事の中では一番あやしい記事だと思。まあ、お隣の国のことだから、近く話題になるだろうと思うので記事にしました。


 1980年くらいから、アジア各地で養殖が盛んになった南米産のスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)だけど、いよいよ、中国では一般に食材として用いられるようになったのだろうか?

 寄生虫は、人間(最終宿主)に来るまでに、幼虫の時期に他の生き物(中間宿主)に寄生することがある。貝(中間宿主)の種類によって、寄生虫の種類も違うことが多い。食材の代替品として、スクミリンゴガイを用いると、とんでもないことになるという例がこれではないだろうか。住血線虫の中間宿主にならない貝をいままで食べていたんだろうけど、同じ料理法ではスクミリンゴガイにいる住血線虫の幼虫を殺すことはできないようだ。佃煮のようによく熱を加える料理法だとまず問題はないように思うが、さっとゆでたり、炒めたりというような料理方法では、熱による殺虫は難しい。少々の熱には耐えられるときがあるからだ。


 研究対象の貝だから、それなりの注意はしているが、ビビリ-のボクは、スクミリンゴガイだけでなく、淡水性の貝は何らかの寄生虫の中間宿主だったりするので、触った後にはよく手を洗うことに注意している。カタツムリなんかでも、やはり、中間宿主だったりするので、素手で触ったら、必ず手を洗うようにしている。この手の寄生虫は、触ったその手で食べ物を口に運ぶことによって、経口侵入するから、気をつけよう。


 余談だが、6年ほど前、スクミリンゴガイの佃煮を食べたことがある。タニシのようにダシが出てこないので、歯ごたえだけであった。


 調理法は、


 採集して、半月ほど井戸水で飼育する。エサはキャベツの葉など。

 軽く茹でて、殻から身を出す。

 内臓を取り除き、よく洗う。(一番、感染しやすい作業だ。)


 ここまでが下ごしらえ。

 この後、本格的に佃煮にする。よく煮ることだ


 幸いにもボクは大丈夫そうだけど、皆さんも大丈夫かどうかはわからないので、佃煮にして食べるときには自己責任でどうぞ



 なお、広東住血線虫症については国立感染症研究所国立感染症研究所(ここ) を参照してください。