いくつか、岡山の国体についての情報を載せてきたが、どれも他人事だった。今回は、自分が行った国体に関連する作業についてだ。


 『日本のエーゲ海』と誰かに呼ばれているだろう牛窓でのお話。

 国体のための県外選手団が、職場近くの大学の臨海実験所に宿泊することになり、実験所をきれいにしていたそうなのだが、台風のため、二階の宿泊部屋が海水に洗われ、実験所敷地の植木は、塩害で枯れてしまい、さんたんたる状態だった。

 今日の昼から、その実験所の美化清掃があるとのことで、お手伝いに行った。


美化作業01


 いや~、すごかった。

玄関先で、茶褐色になった植木が出迎えてくれた。

なんじゃ~、こりゃ~?


 学生の頃に、

時々、お世話になった実験所が

見る影もない・・・。


 1時頃から5時頃まで、がんばりました。

すべてが片付いたわけではないけれど、

幾分はましでしょう程度にはなった。


 台風って、すごいね。


 ここに宿泊する県外選手たちには、ゆっくりとくつろいで、いい成績を残してもらって、いい思い出を持って帰ってほしいと思います。


 そうそう、夜の慰労会では、今日の午前中にあった学位記授与のお祝いもしていただきました。全くの私事なのに、みなさん、ありがとうございました。

AD

 赤い花の変異種として、白い花がある。


 「珍しいのか?」と尋ねられると、「それほどでも」と答えてしまって、がっかりさせることがある。動物のアルビノと比較しての話なので、植物のシロバナは、ボクにとっては珍しい感じがしない。出現頻度はどちらが高いのかは知らないが、ついつい動物をひいきしているのだと思う。


 さて、話は、赤い花の白い花だ。ややこしい言い方だが、「赤い花をつける植物にときどきみることができる白い花をつける個体のお話」ということだなのだが、最初に赤い花の話をして、それから白い花のお話をしようと思う。


キツネノマゴ01 赤い花にはアントシアンという色素が花びらの細胞中の液胞に含まれていて、この色素が赤い色をしていると赤い花、紫色をしていると紫の花、青い色をしていると青い花になる。ただし、この色素は酸性では赤い色となり、中性では紫色、アルカリ性では青色となる性質を もっているので、液胞のpHで、花の色が変わることになる。植物によって、花の色が違うのは、これが原因の一つだ。

 
 一方、白い花は、液胞内に白い色素を持っているのではなく、アントシアンが合成できないのだ。アントシアンを合成する酵素のうちいくつかがないためです。だから、ごく薄い黄色の色素(カロチン)によって彩られている。カロチンは赤い花にもあるけど、アントシアンの色が強くて黄色い色は分からない。アントシアンが合成できない植物の花びらは、薄黄色いはずなんだけど、白く見えるのは、花びらの表皮の下にある(海綿状組織の)細胞の隙間に空気が入り、光を乱反射しているからです。


 画像は、 キツネノマゴという植物で、以前に近くの森林公園にいったら、たまたま赤白並んで咲いていたので、撮ってきました。





 「人気blogランキング 」に参加中!

 今の職について、16年が過ぎた。学生の頃、柔らか生物ばかりを扱っていた。少しプー太郎をしていたが、社会復帰できないやつと思われ、更生の手を差し伸べていただき、今日に至る。堅い無機質な物事ばかりの仕事だが、更生のための面接で2つのことを条件に採用された。1つは資格取得、1つは学位取得だった。


理研01 特殊な作業のため、測定措置も特殊で、そのために技術研修があった。冬の寒い中、2週間の研修だった。その後、資格を取るために筆記試験に合格し、実技試験のために1週間の研修を同じところで受けた。今では、考えられないが、何もかも、技術計算は筆算だった。お情けたっぷりで、免状を頂いた。10年ほど前の暑い夏だった。


  その免状の更新研修が今年から義務付けられたため、近くまで研修を受けに来た。めまぐるしく改正される法律などを理解し、履行するために研修を受けるのだが、真摯に業務を遂行しているものだったら、受ける必要もないだろう程度のものだが、何か得るものがあるだろうと座学にいそしんだ。

 順調に研修も済んだら、帰りの「のぞみ」の発車時刻まで結構時間があったので、ふらふらと寄り道をしてみようと思った。


理研02 白山通りを三百人劇場で曲がって、喧騒から開放された路地へ入って・・・。


歩道が付いている!

高層マンションが建っている!

アジア留学生会館が改築されている!


 きょろきょろしながら、路地を歩いた。その姿は、挙動不審だっただろうなぁ~。


 懐かしい建物が見えてきた。・・・と思ったら、ありゃ?半分以上取り壊されていた。更地になっているところには、エノコログサ、ヨウシュヤマゴボウ、オオブタクサ、ススキなどが生えていた。


 結局、残っている建物と看板を撮影した。


 大学の改修で、昔の面影がなくなってしまったとき、精神的なふるさとがなくなったような感じがした。今回は、技術的なふるさとがなくなったような気がした。東京にふるさとのようなものができるとは思わなかったが、現実、目の前に思い出があり、それがなくなっていることに、将来は予想できないなぁと思った。


 明日、職場近くの大学院から、これまたお情けで、学位を頂くことになっている。採用されるときに約束した条件を満たすことができる。なんとなく、一区切り付いた感じを抱きつつ、でも、まだまだ社会復帰できそうにもない自分の体たらくを反省しつつ、「のぞみ」に揺られて帰岡する。




 「人気blogランキング 」に参加中!