柔らかい心 | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。

木の芽がのびるのは やわらかいから 

かすかな風にも 竹がそよぐのは 竹がやわらかいから
セトモノとセトモノと ぶつかりッこすると すぐこわれちゃう
どっちか やわらかければ だいじょうぶ
やわらかいこころをもちましょう。by 相田みつを

 

「やわらかい心を忘れんといいお嫁さんになるんやで」

 

NHK連続テレビ小説「あさが来た」で、ヒロインのあさちゃんがお嫁に行く時に、お母さんがあさちゃんに言った言葉である。

 

最近、柔らかい心を忘れていたなあと気づく。体の硬い人は怪我をしやすい。だから柔軟体操に力を入れているが、一般的に、硬いものは、もろかったり、折れやすかったり、壊れやすかったりする。心とて同様。

 

一つのことにとらわれている人は心が硬い、という。いろいろな考え方ができる柔軟性が必要だ。

 

私は、常に柳のようでありたいと思う。芯とはりを持ちながら、しなやかに。強い風が吹いたら流されて揺れてしまってもいい。けれど、風がやんだらすぐに立ち直る。そんな「しなやかな強さ」が美しい。


柔らかい心には感受性がある。だから、小さな幸せでも感じられる。柔らかさには、そう、しなやかさがある。だからちょっとしたことも軽く受け流せるのだ。柔らかい心には受容性がある。人も、自分も受け入れ、人とぶつからない。柔らかい心には成長性がある。だから、人生をいい経験として成長していける。

 

柔らかさは、愛であり、人を癒すものであり、強さでもある。

柔らかい心を忘れないように。

 

 

https://ameblo.jp/sofiamilano/entry-11980053708.html