※この記事は2009年11月に書いたものです※
二重洗脳―依存症の謎を解く/磯村 毅
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摂食障害。もしかしたら、その実態は「障害」というよりも「依存症」と呼ばれるものなのではないか?

一昨日、本屋で偶然見つけて立ち読みしてみました。

ページに書かれている一語一語が、するすると心に吸収されていくのがわかりました。

タバコのニコチン、アルコール、薬物、ギャンブル・セックス・・・依存症はこれだけじゃない。携帯電話でも食べ物でも宗教でも仕事でも、人間に限らず生物の脳は簡単に依存の沼に落ちてしまう。

依存の本質とは、依存物質(たとえばニコチン、アルコール、砂糖など)によって強烈な快感が得られるからではなく、

依存物質の強烈な刺激によって脳の神経(快感物質であるドーパミンを受容する機構)が破壊され、快感・幸せを感じる力自体が弱ってしまっていることにあった!

行為を繰り返すほどに幸せを感じる度合が減っていき、普段の生活で得られる幸福すら感じられなくなり、それを埋めるために使用する依存物質の量と頻度が増えることで、さらに快感の受容体が破壊される・・・まさに究極の自滅ループ。

だが、人間は「気づく」ことができる。一度気づけば、二度と後退することはない。

本書で扱っているのは主にタバコへの依存についてですが、アルコール依存や買い物依存、そして摂食障害にも対応していると思います。

原因を探しただけでは、摂食障害は治らない。それは、「摂食障害の行為(=拒食・過食・過食嘔吐)」に体と心が依存してしまっているから。

敵の正体が見えた。過食と拒食の負のループに苦しむ私に、光を与えてくれた本。

全ての依存症、または「依存行為」に悩む人に読んで欲しい一冊。

***

ちなみに、この本を読み始めてまだ二日ですが、それ以来一度も過食に陥っていません。

過食衝動は変わらずありますが、上手くやり過ごせる方法が少しだけつかめたのかも。


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