あなたは、サッカーが上手くなるには、
「両足とも使えるように、練習をしないといけない」と思っていませんか?

日本のジュニアサッカーでは、特に「両足」で練習することに神経質になっています。

もしかすると、あなたも、これが当たり前のことと思っていたかもしれません。

でも、これって、本当に重要なことなのでしょうか?

サッカー初心者の子どもたちが、よく練習している方法ですが、
2タッチでボールを「右・左・右・左」とコントロールする練習があります。

両足をパタパタさせながら、ボールタッチを覚える方法です。

実際に、多くのチームが取り入れている練習ですし、
あなたも同じように教えているかもしれません。

でも、このドリブルって、試合で使うことありますか?

「相手を素早くかわすために必要だ!」
「ボールタッチの感覚をしっかり覚えよう!」

と教えられ、練習しますが、実際、ほとんど出番はありませんよね。

プロの試合では、まず使われることはありませんし、ジュニアサッカーでも同じです。

試合で使うことのないボールタッチやコントロールをいくら覚えても、
それは、実戦的な練習とは言えませんよね。

サッカーの本場、ブラジルでは、
子どもたちに基礎を教えるとき、両足の練習をさせることはありません。

これはまだ、ほとんどの方が知らないことですが、
ブラジルだけでなく、世界のトップを育てる環境では、当たり前のことなのです。

なぜなら、上手くなるため、そして、試合で勝つためには不要な技術だからです。

そのため、多くの時間を割き、どれだけこのドリブルを練習しても、
試合でその技術を活かすことも、練習の成果を実感することもできません。

実は、このような「試合に繋がらない練習」は、至るところで見られます。

これら「練習の矛盾」を解消し、合理的な方法で上達しようという考え方が、
これからご紹介する、シンプルな「上達のルール」です。

元Jリーガー越智隼人のサッカー上達法
では、子どもたちを非常識なスピードで、ぐんぐん上達させる、
その具体的な方法をご紹介しましょう…