福岡市はまさに国家戦略特区の当事者ですので一言。
ものすごいスピードで技術が進化し、社会のニーズが変わる中で、現状にそぐわない規制が多数存在しています。
そうした中、これまで地方自治体が各省庁に直接要望しても全く相手にされていなかった規制緩和が、国家戦略特区に指定されてからは「立場の弱い地方」に変わって「国のトップダウン」で主導して頂けるようになり、次々に実現できるようになりました。
例えば福岡市の場合、博多駅近くは土地を探すのが困難で30年以上も新設の保育所がありませんでしたが、特区で公園内に保育所を設置することが可能となり、この春から子ども達の声が響いています。またスタートアップに力を入れている福岡市では、海外の優れた起業家が日本で創業をしやすくする「スタートアップビザ」や創業初期の企業を税制面から支援する「スタートアップ法人減税」などをパッケージ化して100社以上が新しく起業しました。また、これまで決して破れなかった航空法の高さ規制の緩和を勝ち取り、税金ではなく規制緩和で民間にメリットを作ることでこの10年間で30棟ものビルを生まれ変わらせる「天神ビッグバン」プロジェクトが動き出しました。
前例や慣習を重んじる文化の役人にとって、これまで正しいものとして運用していた法規制を変えていくことは自己否定するようなもので、これを自治体が単独で規制緩和を要望しても簡単に通るものではありません。また規制に守られて市場に新しいライバルを入れたくない存在いわゆる既得権が、岩盤をより強固にしています。
だからこそ時代に合わなくなった規制や、岩盤と化している規制に「政治主導でスピード感を持って」穴を開け、その成果を速やかに全国に広げていくという国家戦略特区の意義はとても大きいと思うのです。
駒崎さんの記事をシェアします。駒崎さんは子ども施策を前に進めるために特区を活用してどんどん規制を突破しています。どうぞご覧ください。
https://news.yahoo.co.jp/byline/komazakihiroki/20170606-00071771/

福岡市長高島宗一郎