7月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3346ページ
ナイス数:229ナイス

評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」
亡くなってもう10年たつんだなあ。コラムニストとしてスジの通った生き方をしていたのが良くわかる傑作ノンフィクション。ナンシー関のコラムに関係者インタビュー、消しゴム版画と構成も良い。「心に一人のナンシーを」その通り!★★★☆
読了日:07月08日 著者:横田 増生
鍵のない夢を見る鍵のない夢を見る
女性が主人公のダークな5つの短編。読後感が良くない作品ばかりなんだけど、非常に読ませる短編集です。今まで読んだ辻村作品の中でも上位クラスだと思います。直木賞も納得です(他の候補作品は読んでないですが・・・)全ての短編が面白いですが、特に「芹葉大学の夢と殺人」は良かった。ラスト「君本家の誘拐」も面白いですが、金原ひとみの『マザーズ』とつい比較してしまいました。★★★★
読了日:07月10日 著者:辻村 深月
希望の地図希望の地図
小説の体裁をとった震災後のルポルタージュ。作者の分身であろうノンフィクションライターといじめにあっている中学生の目を通して希望をもって生きる人々を描写している。そして希望の裏には絶望もあるという言葉が重い。中学生の成長の物語でもあり、重松清らしい良い本だと思う。★★★☆
読了日:07月14日 著者:重松 清
湿地湿地
題名のような暗く陰鬱な雰囲気が非常にうまく出ており警察小説としてかなり面白いです。主人公の刑事の私生活も含め続編又は前作を是非翻訳してもらいたいと思う傑作小説です。長さ、読みやすさとも申し分なし。★★★★
読了日:07月20日 著者:アーナルデュル・インドリダソン
魔性の子 十二国記 (新潮文庫)魔性の子 十二国記 (新潮文庫)
十二国記シリーズ読み始めました。非常に気になっていたシリーズなのですがこの度、新装版刊行がスタートした機会に読み始めましたが、これは面白い。この作品はファンタジーというより非常に悲しみに満ちたホラーとして面白かったです。すべてが解明されない展開が今後のシリーズにどう反映されているのか楽しみです。★★★★
読了日:07月22日 著者:小野 不由美
光
正に道尾秀介による日本版スタンドバイミー!自分の小学校時代を思い出さずにはいられない秀作。物語全体に溢れる優しさが非常に心地よく、ラストのやられた感も含め凄く好きな作品です。★★★☆
読了日:07月25日 著者:道尾秀介
清須会議清須会議
面白いといえば面白いんだけど、何か内容が薄いような。良い小説を読んだと言う感じがあまりしない作品でした。モノローグで全体が進むんだけど余り効果的だとは思わなかったし、表紙ほど遊んでる感じは無かったな。期待していた作品なんだけど。映画は多分観に行くんだけどね。★★☆
読了日:07月25日 著者:三谷 幸喜
苦役列車 (新潮文庫)苦役列車 (新潮文庫)
主人公のダメ男振りが最高で独特の癖のある文体も自分好み。又主人公と同い年で横溝正史好きなのも好感度大。★★★☆
読了日:07月29日 著者:西村 賢太
トッカン the 3rd: おばけなんてないさトッカン the 3rd: おばけなんてないさ
シリーズ3作目ですが、相変わらずの面白さでした。前作でグー子と鏡教官の関係に恋愛要素が出てきそうな感じで、続編がそうなったら嫌だなと思っていたのですが、今回はその要素がおさえられていて非常に良かった。続編も新署長が赴任してきそうで、楽しみです。★★★☆
読了日:07月29日 著者:高殿 円
読むのが怖い!Z―日本一わがままなブックガイド読むのが怖い!Z―日本一わがままなブックガイド
すすめる大森望に「分からない」を連発する北上次郎!最高に面白い書評漫談。噛み合わない二人の趣味趣向の本満載ですが、これを読むと読みたくなる本がたくさん出てくる本読み必読のブックガイド。★★★☆
読了日:07月31日 著者:北上 次郎,大森 望

2012年7月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
今年も早いもので半年を過ぎました

そこで
とりあえずこの半年間で
映画館で観た映画をリストアップしてみました

1月
哀しき獣  ★★★★☆
ヒミズ  ★★★★☆
ロボジー  ★★★
ALWAYS 三丁目の夕日'64  ★★★
ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬  ★★
DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る  ★★★★
麒麟の翼 ?劇場版・新参者  ★★★

2月
ペントハウス  ★★★
荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE  ★★★
ドラゴン・タトゥーの女  ★★★★★  
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い  ★★★
おとなのけんか  ★★★★☆
アンダーワールド 覚醒  ★★★

3月
50/50  ★★★★☆
ヒューゴの不思議な発明  ★★★☆
戦火の馬  ★★★★
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム  ★★★
スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 3D  ★★★
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙  ★★★
ヘルプ ?心がつなぐストーリー  ★★★☆
アーティスト  ★★★☆
宇宙人ポール  ★★★★★
エイリアン
キャリー
荒野の七人
荒野の用心棒

4月
ジョン・カーター  ★★★☆
バトルシップ  ★★★
Black & White/ブラック & ホワイト  ★★★☆
ももへの手紙  ★★★
タイタンの逆襲 ★★★
HOME 愛しの座敷わらし  ★★★
わが母の記  ★★★☆
テルマエ・ロマエ  ★★★
風と共に去りぬ

5月
宇宙兄弟  ★★★
幸せの教室  ★★★
貞子3D  ★★
ポテチ  ★★★★
ファミリー・ツリー  ★★★★
ダーク・シャドウ  ★★★☆
メン・イン・ブラック3  ★★★
J・エドガー  ★★★☆

6月
外事警察 その男に騙されるな  ★★★★
幸せへのキセキ  ★★★★
愛と誠  ★★★☆
ダーティ・ハリー
この空の花ー長岡花火物語  ★★★★
ドライヴ  ★★★★★


*評価ナシは午前十時の映画祭です


上半期のベスト5を選んでみました



(洋画)

1.ドラゴン・タトゥーの女
$ぎゃー君の映画と本と音楽をこよなく愛する日々

2.ドライヴ
$ぎゃー君の映画と本と音楽をこよなく愛する日々

3.宇宙人ポール
$ぎゃー君の映画と本と音楽をこよなく愛する日々

4.哀しき獣

$ぎゃー君の映画と本と音楽をこよなく愛する日々
5.50/50


$ぎゃー君の映画と本と音楽をこよなく愛する日々






『ドライヴ』はめちゃくちゃ面白い映画でした
演出、音楽、出演者すべてが最高
説明を極力排除した演出、台詞が素晴らしい
オープニング10分間の逃走シーンは鳥肌ものの素晴らしさ
エレベーター内のキスシーン&バイオレンスシーンが最高です
『宇宙人ポール』は昨年の映画ですが、今年になってこちらでやっと公開
期待通りの面白さでした
「ET」
「未知との遭遇」等
スピルバーグ愛に満ちたすばらしいロードムービー
(スピルバーグ本人の声での出演あり)
SFに関するネタが沢山出てくるので詳しければもっと楽しめたと思います
そういう面でパンフレットの町山智浩さんの解説が詳しくて参考になりました
『哀しき獣』非常に濃厚な男汁満載の韓国映画
傑作「チェイサー」ナ・ホンジン監督による
ハードバイオンスムービー
後半のカーチェイスから怒涛の殺戮場面は素晴らしすぎる
ふたりの主人公が最高です
キム・ユンソク
「チェイサー」  デリヘル経営者
「哀しき獣」   犬商人 大量虐殺マシーン!
ハ・ジョンウ
「チェイサー」  連続殺人鬼!!
「哀しき獣」   元タクシー運転手(チェイサーとは別人のやさぐれ顔!)
観るのに体力のいる映画です


(邦画)

1.ヒミズ
$ぎゃー君の映画と本と音楽をこよなく愛する日々

2.外事警察 その男に騙されるな
$ぎゃー君の映画と本と音楽をこよなく愛する日々

3.ポテチ
$ぎゃー君の映画と本と音楽をこよなく愛する日々

4.DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る
$ぎゃー君の映画と本と音楽をこよなく愛する日々

5.この空の花ー長岡花火物語

$ぎゃー君の映画と本と音楽をこよなく愛する日々



邦画は圧党的に『ヒミズ』が素晴らしかった
園子温は今一番頼りになる映画監督です
パワフルな韓国映画に対抗できるのはこの人と北野武のみ!!!
『外事警察』は想像以上の面白さでした。説明的な台詞や、描写の無い演出が素晴らしいです
渡部篤郎を筆頭に役者陣が良い味出してます
『ポテチ』上映時間1時間の小品ですが問題なしに楽しめましたね。
濱田岳君がやはり良い。大森南朋の黒澤も最高です!
中村監督が役者で出ていて非常にオイシイ役でしたね。
『この空の花』は映像、演出が大林映画総決算!
70歳過ぎてこういう映画を撮る大林監督のパワーは素晴らしい。
2時間40分あっという間です。体験する映画とはこういう映画を言うんだろうな



思ったより映画が観に行けてないな
出来るだけ安く観ようとサービスデーやポイントを利用しているので
行く日が限られてしまうからなー



2012年後半は頑張ってもっと良い映画を観たいものです!

今の段階で観たい映画は

『ダークナイトライジング』
『アメイジングスパイダーマン』
『アベンジャーズ』
の三大アメコミ映画
リドリースコット監督エイリアン前日譚『プロメテウス』
自分の中では既に今年のベスト候補『サニー 永遠の仲間たち』

沢尻エリカ主演!『ヘルタースケルター』
北野武『アウトレイジ ビヨンド』
西川美和『夢売るふたり』
園子温『希望の国』

等々


さて何本観れるかな。
年間100本は超えたいなあ~~~
6月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:5346ページ
ナイス数:219ナイス

誰がための刃 レゾンデートル誰がための刃 レゾンデートル
ライトなハードボイルド小説。リーダビリティがあり600ページを超えるボリュームも苦もなく読める。しかし作家の方がドクターだからといって、専門用語が多発するのは如何なものか。★★☆
読了日:06月01日 著者:知念 実希人
エスエス
読了日:06月03日 著者:鈴木 光司
TAMAFLE BOOK 『ザ・シネマハスラー』TAMAFLE BOOK 『ザ・シネマハスラー』
再読!『ウィークエンドシャッフル』のポッドキャストを今年になって聞き初め、「シネマハスラー」のコーナーの面白さを再確認。改めて本を一気に読んでみた。映画好きにはたまらない良書。映画の良い、悪いを初心者でも分かりやすく解説しておりラジオとは違った面白さがあります。ラジオにしろ本書にしろ、宇多丸さんが映画が大好きでしょうがないというのが伝わり気持ち良い!早く続編でないかな~!この本秘宝系の読者は特にオススメです♪★★★★★
読了日:06月09日 著者:宇多丸
別冊映画秘宝 衝撃の世界映画事件史 (洋泉社MOOK)別冊映画秘宝 衝撃の世界映画事件史 (洋泉社MOOK)
『エドウッドと最低映画の世界』の頃のにおいがする読みごたえのある本です。初期の別冊宝島の様な表紙と噂の真相の様な本文デザインも最高!ゆっくり味わいながら読ませていただきました。特に後半部が良いなあ。是非とも続編を希望致します。★★★★★
読了日:06月19日 著者:洋泉社
別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判
作者自身の感情がモロに出ているのが何とも言い難い。もう少し冷静に書けないものか(笑)。良質のノンフィクションとは言いにくいものの、読み物としては面白いです。★★★
読了日:06月24日 著者:佐野 眞一
アイ・コレクター (ハヤカワ・ミステリ 1858)アイ・コレクター (ハヤカワ・ミステリ 1858)
エピローグ405頁から始まり1頁で終わる構成に興味津々でした。結果期待したほどでは無かったんですけど最後までグイグイ読ませる力はあると思います。続編に期待してます!★★★☆
読了日:06月24日 著者:セバスチャン・フィツェック
ホーンズ 角 (小学館文庫)ホーンズ 角 (小学館文庫)
大満足の面白さでした。それぞれの章が上質な中編を読んでいるような完成度。700ページを越える長編ですが、一気読み確実。ホラーでありながら、切なくそして泣ける今年ベスト級のエンターテイメント小説。★★★★☆
読了日:06月24日 著者:ジョー ヒル
マイクロワールド (上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)マイクロワールド (上) (ハヤカワ・ノヴェルズ)
マイクロサイズになった大学院生達のジャングルでのサバイバル!典型的な悪役や、仲間内でのトラブルなど分かりやすい展開だけど、面白いわ。読みやすい文章で一気に読ませる。下巻も楽しみ!★★★☆
読了日:06月26日 著者:マイクル クライトン,リチャード プレストン
謎解き超常現象3謎解き超常現象3
と学会関係の本といい、こういう本はつい読んでしまいます。好きなんだよなあ~。★★☆
読了日:06月27日 著者:ASIOS
仁義なき日本沈没: 東宝VS.東映の戦後サバイバル (新潮新書)仁義なき日本沈没: 東宝VS.東映の戦後サバイバル (新潮新書)
戦後からの東宝、東映の経営面からの歴史が非常に面白い!新書レベルではなくもっと書き込んでも良いぐらいの内容の濃さ!とりあえず仁義なきと日本沈没は見直したいな。★★★★
読了日:06月27日 著者:春日 太一
ラバー・ソウルラバー・ソウル
エッ!これが純愛小説なのか!と思いながら読んでいたんですが、全ての要素が反転するラストにやられました。久しぶり鳥肌がたった。某作品に近いテーマですが、全く無問題。ビートルズの曲の使い方や証言で進む展開など精密な構成が素晴らしい。今年ベスト級の本格ミステリ―でしょう。ミステリーが好きな人は絶対読むべきですよ。オススメです!★★★★★
読了日:06月28日 著者:井上 夢人
夜の国のクーパー夜の国のクーパー
ファンタジーという衣装を着た本格ミステリ―の傑作。終盤に現れる世界の出現に上手いなあ~と感動。テーマは深く重いのにいつもの伊坂節で気持ち良く読めるのは流石です。猫のトムが良いよなあ。(やっぱりトムとジェリーから?)伊坂幸太郎久しぶりの長編小説。堪能させていただきました。★★★★
読了日:06月29日 著者:伊坂 幸太郎
本格ミステリ鑑賞術 (キイ・ライブラリー)本格ミステリ鑑賞術 (キイ・ライブラリー)
面白いです。本格ミステリをネタバレ無しで薦めるのはなかなか難しいと思います。この本はちょうど良いさじ加減でネタバレ紹介しているので、この作品を読んでみたいと思わせる上質のガイドブックだと思います。★★★☆
読了日:06月30日 著者:福井 健太
二十五の瞳二十五の瞳
今一番面白く信用できる作家の最新作。虚実入り交じったストーリーが最高でした。特に第2章の映画ネタはよかった。黒澤映画の題名があちこちに散りばめられて最高。4つの時代にまたがる二十四の瞳の舞台である小豆島における今回の震災や原子力問題を含めながらの恋愛小説で、読み応えがあり非常に面白かった。★★★★
読了日:06月30日 著者:樋口 毅宏

2012年6月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
5月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:6014ページ
ナイス数:248ナイス

トネイロ会の非殺人事件トネイロ会の非殺人事件
なかなかの面白さでした。3作品の中ではユーモアのある『くばり神の記』が一番好きです!★★★
読了日:05月01日 著者:小川 一水
PKPK
SF モード全開の伊坂節!3つの短編それぞれ味があり、微妙にリンクしているのも最高でした。それぞれの短編を期間を開けて読んだので、次は一気に読んで物語の繋がりを再度味わいたいと思います。3作の中では「超人」が一番好きですね。又読んだ後に装丁の素晴らしさに感動しました。さて次は長編『光の国のクーパー』です。楽しみです。★★★★
読了日:05月04日 著者:伊坂 幸太郎
オカルト  現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノオカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ
超常現象を肯定的でもなく懐疑的でもなく素直に正面からぶつかって取材しており読みごたえのある、非常に面白いルポルタージュです。伊坂幸太郎の帯も納得。僕は担当編集者とのやりとりが結構ツボでした。★★★★
読了日:05月06日 著者:森 達也
21世紀SF1000 (ハヤカワ文庫JA)21世紀SF1000 (ハヤカワ文庫JA)
こういうガイド本は、読んでるあいだが楽しくてしょうがない。そして気がついたらAmazonでポチッと読みたい本を押してしまうという恐ろしさ。最低でもいずれは★4までの本は読んでみたいと思っとります。読みたい本が増える良い本です。★★★★★
読了日:05月06日 著者:大森 望
真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)真鍮の評決 リンカーン弁護士 (上) (講談社文庫)
マイクルコナリー何と初読み!評判通りの面白さです。二大キャラクター揃い踏み。下巻が楽しみです♪★★★☆
読了日:05月09日 著者:マイクル・コナリー
呪われた町 (上) (集英社文庫)呪われた町 (上) (集英社文庫)
流石キング、上巻の町の人々を描写する力は初期の頃からもスゴいね。下巻が楽しみです!★★★☆
読了日:05月10日 著者:スティーヴン・キング
或るろくでなしの死或るろくでなしの死
今年読んだ本で最高の本の一冊。ブラックな展開と笑いが紙一重になっているいつもの平山節が素晴らしい。後味の悪さいつもの事ながら、胸にグッとくる話もあり大満足な本でした。さて次は『シエスターズ』なのか?★★★★★
読了日:05月14日 著者:平山 夢明
映画になった戦慄の実話 Vol.2 ー真相は、そうだったのか!映画になった戦慄の実話 Vol.2 ー真相は、そうだったのか!
いわゆるコンビニ本なのに写真が豊富で読みごたえあり!★★★☆
読了日:05月20日 著者:鉄人ノンフィクション編集部
闇の伴走者: 醍醐真司の猟奇事件ファイル闇の伴走者: 醍醐真司の猟奇事件ファイル
元漫画編集者であり、浦沢直樹のブレインでもある作者らしい作品。漫画業界の裏話的内容や探偵のキャラクター設定や、二転三転する結末など十分な面白さではある。続編があるのかな?漫画で読んでも面白いような気がするのは、私だけではあるまい(笑)★★★
読了日:05月22日 著者:長崎 尚志
天才 勝新太郎 (文春新書)天才 勝新太郎 (文春新書)
俳優、監督としての凄さもさることながら、人間としての圧倒的パワーを感じさせる1冊。座頭市にたいする思いや、影武者降板の流れなど読み応えがあり、非常に面白い本でした。★★★★
読了日:05月23日 著者:春日 太一
冷血 (新潮文庫)冷血 (新潮文庫)
ノンフィクションを読んだというよりも、1つの上質な小説を読んだという充実感で一杯です。被害者の物語でもあり、加害者の物語でもあり、1つの町の物語でもあります。最後の死刑に至るまでの圧倒的迫力に感動致しました。非常に読みやすい新訳も良し。『復讐するは我にあり』宮部みゆき『理由』等の小説の原点であり、必読の本だと思います。★★★★★
読了日:05月25日 著者:トルーマン カポーティ
エスエス
リングシリーズの最新作。映画の公開に合わせたのでしょうか、もう少し書きこんで貰いたい内容でした。貞子の絡みもさらっと流してる感じで、このシリーズを読んでないと楽しみが半減する内容です。映画の原作じゃないのかな~主人公2人が同じだけで映画『貞子3D』と全く違う話でした。しかし映画より遥かに面白いです。映画が酷すぎるんですけどね!★★☆
読了日:05月25日 著者:鈴木 光司
真鍮の評決 リンカーン弁護士 (下) (講談社文庫)真鍮の評決 リンカーン弁護士 (下) (講談社文庫)
裁判のシーンはさすがに盛り上るね。面白かったよ。ボッシュが良いかたちで脇を支えており一気読みでした。ボッシュシリーズを早く読まんとなあー。その前に『リンカーン弁護士』だね。映画も観たいです!
読了日:05月25日 著者:マイクル・コナリー
ハリウッド・バビロンⅡハリウッド・バビロンⅡ
ハリウッドの暗黒史第2弾。今回も内容の濃さに圧倒。有名場ブラック・ダリアのしたい写真からハリウッド俳優、関係者の自殺にまつわる100ページを越える章など読み応えありすぎです。柳下さんの解説、こちらも読みごたえありの脚註等完璧!映画好き必読の名著です。★★★★★
読了日:05月26日 著者:ケネス・アンガー
呪われた町 (下) (集英社文庫)呪われた町 (下) (集英社文庫)
1つの町が崩壊していくさまは、このあとの『ザスタンド』『アンダーザドーム』にも引き継がれていきますね。この二作を読んだと後にこの作品を読んだので、贅沢だとは思うけどこの倍の長さで読んでみたかった気もします。★★★☆
読了日:05月27日 著者:スティーヴン・キング
太陽は動かない太陽は動かない
なかなかの面白さでスピード菅にあふれ一気読み。キャラクターも魅力的だし、二転三転する話も良い。ただキャラクターにしろストーリーにしろもっと掘り下げていれば傑作になっていたように思う。惜しい作品です。続編がもしかしてあるのかな。★★★☆
読了日:05月27日 著者:吉田 修一

2012年5月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
4月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:5412ページ
ナイス数:269ナイス

定本 百鬼夜行 陰定本 百鬼夜行 陰
百鬼夜行シリーズのスピンオフ作品で、ずいぶん前に出ていた作品ですが、何故か読んでなかった!今回新作『陽』が出たため一緒に購入読んでみた。面白い! 一つの作品が60ページ程の短編だが読みごたえがあり、本編より薄気味悪い読後感が最高でした。又本シリーズを読みたくなることうけあいの作品集。『陽』も楽しみ。
読了日:04月07日 著者:京極 夏彦
ルーズヴェルト・ゲームルーズヴェルト・ゲーム
相変わらずの面白さ。400ページをあっという間に読んでしまいます。会社にある野球部のリストラに伴う存続問題や会社の合併問題等抱える問題は山積みながら会社一丸となって課題にチャレンジする姿は予定調和といえどもやはり感動します。読むと元気が出る小説ですよ。★★★★
読了日:04月08日 著者:池井戸 潤
史記 武帝紀〈7〉史記 武帝紀〈7〉
立場、国は違えど男たちの生きざまに感動いたしました。良い終り方だったな。北方中国史は最高です!続編があれば是非読んでみたい。★★★★☆
読了日:04月08日 著者:北方 謙三
衣更月家の一族 (ミステリー・リーグ)衣更月家の一族 (ミステリー・リーグ)
バラバラに思える三つの家族の殺人がラストに 衣更月の一族としては収縮する構成に脱帽。『鬼畜の家』 といい今濃厚な本格を書かせたら最高の作家だと思います。榊原探偵ものとして是非シリーズ化していただきたい。★★★★
読了日:04月09日 著者:深木 章子
映画秘宝EX 映画の必修科目02 激辛韓流映画100映画秘宝EX 映画の必修科目02 激辛韓流映画100
読了日:04月09日 著者:
晴天の迷いクジラ晴天の迷いクジラ
295ページの中に物語の面白さがぎゅっと詰まっている、読んでるときは読み終わるのが勿体無い至福の時間を過ごせる素晴らしい本でした。主人公たる3人の物語は辛いものではあるけれど、最終章のクジラとの出会いによって3人のそれぞれの物語が1つになり希望すら見えるラストに感動。前作も素晴らしかったが今作は更に素晴らしく、今年のベスト間違いなしの傑作小説ですよ。★★★★★
読了日:04月09日 著者:窪 美澄
ジェントルマンジェントルマン
切ない愛の物語を濃密に描く、山田詠美らしい作品。ラストは想像できる展開だが、そこに至るまでの人間描写が素晴らしい。短いながらも濃密な読書時間を過ごせる傑作。★★★★
読了日:04月18日 著者:山田 詠美
ナミヤ雑貨店の奇蹟ナミヤ雑貨店の奇蹟
SF(少し不思議)系の作品ですね。短編ですが、全ての作品がリンクしており最終的には一つの長編を読み終えた感動をおぼえる作品です。強引な要素も結構あるんだけど最近の東野作品では上位の出来だと思います。暖かい気持ちになれる良い小説です。★★★☆
読了日:04月18日 著者:東野 圭吾
Kitano par Kitano 北野武による「たけし」Kitano par Kitano 北野武による「たけし」
幼少期から浅草時代、漫才、映画TVについて、絵を描くこと、音楽、政治、死生観に至るまで映画「アウトレイジ」撮影前時点での北野武集大成的インタビュー。非常に読みごたえがあり、たけしファンならずとも一人の芸人の生きざまとして、読むべき価値がある本。インタビュアーが表に出てない構成も良し。(渋谷陽一とかたまにうざく感じるときがある)★★★★
読了日:04月18日 著者:北野武,ミシェル・テマン
三匹のおっさん ふたたび三匹のおっさん ふたたび
『図書館戦争』シリーズの次に好きな作品。相変わらずキャラクターが立っていて非常に読みやすく、面白い。爽快感溢れるストーリーが心地好いです。いつもの恋愛要素はありますが、然り気無い感じで物語に組み込まれているので、今回の作品は好印象!年齢問わず楽しめる作品ですよ。続編当然希望致します!長編も読んでみたいかな。★★★☆
読了日:04月22日 著者:有川 浩
聴くシネマ×観るロック聴くシネマ×観るロック
題名の通り映画とその映画に使われたロックのガイド本。もう興味のある映画と音楽だらけで凄く面白かった。こういう本が悩ましいのは観たい映画と聴きたいアルバムが増えること。嗚呼!時間とお金がほしい。★★★★
読了日:04月22日 著者:長谷川 町蔵
パラダイス・ロストパラダイス・ロスト
シリーズ3作目だが、質の高い短編で相変わらずの面白さでした。結城中佐が完全に裏に回ってるんだけど効果的な登場を毎回するので余計に存在感が出ているように思います。今後のシリーズの展開に期待大です。★★★★
読了日:04月23日 著者:柳 広司
ハリウッド・バビロン Ⅰハリウッド・バビロン Ⅰ
伝説の本待望の復刊!ハリウッド創世記から1950年代までの暗黒史。セックス、、ドラック、死にまみれた映画黄金時代。アカデミー賞をとったトーキー映画『アーティスト』がタイムリーな今こそ読むべき名著。図版多数、索引も非常に充実しており映画ファンならずとも満足出来る一冊!★★★★★
読了日:04月27日 著者:ケネス・アンガー
ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1
これは面白いシリーズが始まった!まだプロローグ的な内容で、個々のキャラクターが立っているので、今後の展開が非常に楽しみです。長期シリーズになると良いな。★★★☆
読了日:04月28日 著者:本多 孝好
悲惨すぎる家なき子の死悲惨すぎる家なき子の死
怒りの文学。ここまで自分に正直な作家も珍しい。素晴らしすぎる。久しぶりの小説ですが、もっと読みたい!★★★★
読了日:04月29日 著者:中原 昌也
キャリー (新潮文庫)キャリー (新潮文庫)
スティーブンキングのデビュー作。やっと読んだ。なかなか読むきっかけがつかめなかった作品!今年になって午前十時の映画祭で映画を観て読みたくなり中古で購入。映画も傑作ですが、原作はさらに素晴らしい、ホラー小説と云うより青春小説として秀逸。物語との間にキャリー事件の記事を挟み込む構成が効いている。来年のリメイク映画も楽しみです。★★★★☆
読了日:04月29日 著者:スティーヴン・キング

2012年4月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター