ウォーレン・バフェットに学ぶ!1分でわかる株式投資

世界一の投資家ウォーレン・バフェットの投資哲学、人生論、さらに経済や会計の知識がこのブログ一本で「あっ」と驚くほど簡単に習得できます!特にこれから米国株投資を始める初心者や投資入門者向けの情報が充実しています。


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IBMの売上高はどんどんと減っている!


東条雅彦です。

やはりバフェットのIBMへの投資判断は正しかったと私は思っています。

IBMは本当に不思議な会社です。

売上高と利益がどんどんと落ちているので、決算書をパッと見た感じだと、投資対象から外した方がいいのかなと思ってしまいがちです。

<IBM 業績(2011年~2016年)>
IBM 業績(2011年~2016年)

損益計算書の中で大切な情報は上の方に書いています。

企業が経済活動をする中で最も大切なのは売上高です。

売上高から様々な費用を差し引いていき、最終的に「純利益」を抽出できます。

売上高がなければ、そもそもなければ何も始まりません。

IBMはその最も大切な売上高を致命的に落としています。

<IBM 全体の売上高>
2011年:1069億ドル ⇒ 2016年:799億ドル(25%DOWN!)


直近6年で売上高を25%も落としているという事実から、多くのアナリストはIBMに対して「疑いの目」を向けています。

株主にとっては1株あたりの価値が最も大切!


投資家にとって最も期待するのは「株価の上昇」でしょう。

株価とは1株あたりの値段のことです。

証券取引所に上場している株式は毎日、売買されて、値段が変動しています。

では、この株価は企業全体の売上高と純利益等で決まるのか?と問われれば、答えはノーです。

なぜなら、株価はあくまで1株あたりの値段を示したものだから、売上高も純利益も1株あたりの金額で見ないと正しい投資判断に繋がりません。

IBMの業績を「1株あたり」というレンズで見ると、ちょっと違った見方ができます。

<IBM 1株あたりの業績(2011年~2016年)>
IBM 1株あたりの業績(2011年~2016年)

1株あたりの売上高をみると、なんと5%の下落で留まっています。

<IBM 1株あたりの売上高>
2011年:88.07ドル ⇒ 2016年:83.34ドル(5%DOWN!)


このことはIBMの自社株買いがとてつもない規模だということをよく表していると思います。

発行株式数の推移を確認すると、案の定、21.4%も減らしています。

<IBM 発行株式数>
2011年:12.1億株 ⇒ 2016年:9.5億株(21.4%DOWN!)


さらにIBMは配当金をどんどんと増やしています。

直近6年で約1.9倍に増えました。

<IBM 配当金>
2011年:2.9ドル ⇒ 2016年:5.5ドル(1.9倍!)


バフェットは2011年からIBMに投資し始めたので、今頃、大いに喜んでいることでしょう。

必要以上に株主還元に力を入れすぎているようにも見えますが、本当にピンチの会社であればさすがにここまでの規模で株主のために資金を割り当てられません。

IBMは「お金を生み出す力」が異様に高い企業であることは確かだと思います。
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