ウォーレン・バフェットに学ぶ!1分でわかる株式投資

世界一の投資家ウォーレン・バフェットの投資哲学、人生論、さらに経済や会計の知識がこのブログ一本で「あっ」と驚くほど簡単に習得できます!特にこれから米国株投資を始める初心者や投資入門者向けの情報が充実しています。


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『バフェットからの手紙(2016年度版)』で強調されたパッシブ運用の優位性


東条雅彦です。

先月、バークシャーの株主宛ての書簡(通称、バフェットからの手紙)の中で、バフェットはパッシブ運用の優位性を主張しています。

前々からバフェットはパッシブ運用の方がアクティブ運用よりも有利であることは明らかだと言っていましたが、今回はそのことを特に強調しています。

実は今年の『バフェットからの手紙』には前振りがありました。

2007年のバークシャーの株主総会で、100万米ドルを賭ける勝負の挑戦者を募ったのです。

勝負の内容とはS&P500の10年間のパフォーマンスが、挑戦者が任意に選んだ5種類のヘッジファンドを手数料控除後ベースで上回ればバフェットの勝ち、下回ればバフェットの負けというものです。

この勝負に投資ファンドのプロテジェ・パートナーズ社が名乗りを上げました。

その結果がコチラです。

<S&P500 VS ヘッジファンド>
S&P500 VS ヘッジファンド
(出典)2016年度版バフェットからの手紙

ご覧の通り、プロテジェ・パートナーズ社が選んだファンド(A~E)はS&P500に連動するインデックスファンドに対して、ボロ負けしています。

勝負は10年間なので、正確にはあと1年、残っている状態ですが、ここから巻き返すのはほぼ不可能でしょう。

2008年の年初に、S&P500に連動するインデックスファンドに投じた100万ドルは85万4000ドルのリターンを叩き出しています。

一方、プロテジェ・パートナーズ社が選んだファンドの中で最も成績の良いファンドCでも、62万8000ドルのリターンしか生み出していません。

それ以外のファンドA、B、D、EはS&P500に到底、及びません。

このことは市場平均を超えるのがいかに難しいのかということをよく表しています。

もしかして、来年のバフェットからの手紙もこの話題になるかもしれません。

アクティブ運用ファンドの9割は相場に勝てない!


バフェットはアクティブ運用ファンドは手数料が高くてお金を無駄遣いしていると指摘しています。

S&P社の調査でも「アクティブ運用ファンドはダメだ」ということが明らかになっています。

9割が相場に勝てず、米アクティブ運用ファンド S&P調べ(2016/9/16-日本経済新聞)

アクティブ運用ファンドの9割が相場に勝てず――。S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズは15日、米国の投資信託の2016年上半期の株式ファンドの運用成績を発表し、こんな結果を明らかにした。大型株、中型株、小型株で運用するそれぞれのファンドの総収益率は、6月末までの1、5、10年間に9割のファンドがS&P500種株価指数、400種、600種の指数の総収益率を下回った。

6月末までの1年間に大型株のアクティブ運用ファンドは85%がS&P500種の総収益率を下回った。5年間では92%、10年間では85%のファンドが指数を下回った。同じような傾向が中型株、小型株のアクティブ運用ファンドでも明らかになった。

株式相場が比較的堅調な相場環境では、わざわざ高い運用手数料を払ってアクティブ運用のファンドに投資するよりも、手数料の低いインデックス・ファンドに投資すれば相場並みの収益を確保できる。

アクティブ運用ファンドの運用成績不振を受け、これらの株式投信からインデックス投信やインデックスに連動する上場投信(ETF)への資金流出が目立っている。アクティブ運用ファンドは、よほどの高い運用成績を確保できなければ投資家離れにつながるだけに、運用担当者にとって大きな試練になっている。

こういう情報を耳にする度に、インデックス投資以外の手法で資産を築くのはとても難しいことなんだと痛感します。

一方でウォーレン・バフェットは次のようにも発言しています。

ブリッジであれチェスであれ銘柄選別であれ、知恵の競争をしているときに、「考えるのは時間の無駄使いだ」と相手が教えられていることほど、有利な条件は考えられるだろうか?

ウォーレン・バフェット

三度の飯より株が好きだという人間にとっては、このバフェットの言葉は勇気づけられるでしょう。

しかし、インデックス投資以外の投資手法を採用する場合、厳しい道が待っていることに変わりはありません。
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