ウォーレン・バフェットに学ぶ!1分でわかる株式投資

世界一の投資家ウォーレン・バフェットの投資哲学、人生論、さらに経済や会計の知識がこのブログ一本で「あっ」と驚くほど簡単に習得できます!特にこれから米国株投資を始める初心者や投資入門者向けの情報が充実しています。


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東条雅彦(とうじょうまさひこ)です。

株価チャートを眺めていて思うのは、メインフレーム全盛期の株価は意外な程、低いということです。

1978年には1株16ドルでした。

12年後の1989年には、1株30ドルです。

この1970年代から1980年代は、IBMの全盛の時代だったにも関わらず、株価は2倍になっただけです。

バフェットは「消費者独占型企業」に投資を行って、富を築きました。

もし「独占企業」という観点だけで言えば、今よりも1970年から1970年代の方が、IBMは独占企業だったと思われます。

しかしながら、この独占状態の時期にIBMに投資していても、結果的にあまり富を築けませんでした。

株式投資の世界は面白いものです。

独占企業であってもダメなのです。

急成長企業は、事業が伸びている分、お金を必要とします。

株式市場から資本を供給してもらうためにたくさんの増資をします。

そうすると、発行株式数が増えていきます。

私のよく使っている表現で「カルピスが薄くなる」というヤツです。

こうなれば、1株あたりの価値は落ちてきます。

IBMは巨人時代、確かに独占型企業でした。

それと同時に「急成長企業」だったので、発行株式数がどんどん増えていきました。

<バフェット銘柄の条件>
1)消費者独占企業である2)成長企業である。
3)発行株式数が増えていない。


というこの3拍子が揃っていなければいけません。

ウォーレン・バフェットがIBMに投資を開始したのは、2011年11月です。

201111です。「1」が4つも続くので覚えやすいですね。

バフェットは当時、次のように語っていました。

「他社のシステム部門を円滑に機能することを助ける会社であり、(共有する情報が集積されていくため)、IBMに依頼していた会社が他の会社に乗り換えるのは困難であり、このことに早く気がつくべきだった」
半ば、反省というか後悔にも似たようなコメントを発表したのです。

IBMは20世紀時代に急成長しました。

21世紀は安定成長していく企業になるでしょう。

安定成長時代には、3)の発行株式数が増えません。

急成長時代には、資本増強の必要性から発行部株式数は増えてしまいます。

21世紀に入って、IBMはようやく1)、2)、3)の全ての条件が揃った「バフェット銘柄」になったのです。

ここ1年の株価チャートを眺めていると、「IBM、大丈夫か?」と言いたくなる気持ちはわかります。

しかしながら、もっと長期で株価チャートを眺めていくとまったく違ったものが見えてきます。

<20世紀―急成長銘柄>


<21世紀―安定成長銘柄>


IBMは20世紀の急成長銘柄から21世紀に入って安定成長銘柄に切り替わりました。

そのため、21世紀に入ってからの方が、IBMの株価の調子がするぶる良いのです。

ここ直近の1年だけのチャートでは絶対に見えてこない視点だと思います。

今のこういう時期に「種蒔き」ができるかどうかが、投資家としての成否の分かれ道なのです。
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