悪性脳腫瘍を患う母は今、有料住宅型老人ホームに入っています。

 
毎週末会いにいくのですが、今日はひどい風邪をひいている私はお休みして、夫にひとりで行ってもらいました。
 
夫がLINEのテレビ電話で、母と私をつないでくれました。私を見た瞬間、母の顔にぱっと笑顔が広がりました。咳の止まらない私に、大丈夫?のど飴なめてる?とカメラ越しに優しい言葉をかけてくれました。
 
たわいない話をしていると、部屋の片付けをしてくれていて背中の映る夫が、「お母さん、今日は何日?」と質問しました。えーっと?という顔をしていたので、私はだまって、カメラの前に3本指を立てました。母は「9月3日」と大きな声で答え、夫が「正解!」と相槌をうちました。
 
すると、母はカメラに向かって、ばれてないね、と言わんばかりににんまりと微笑みました。それは大好きな母の笑顔でした。
 
夫はさらに質問します。9月は英語で?、
母はすかさずSeptemberと答えました。
 
今日は会いに行けませんでしたが、カンニングの成功を喜ぶあの微笑みと、しっかりした発音のSeptemberに、元気であることを確認でき、ほっとしました。
 
来月は母の誕生月です。
どうかお誕生日も元気でお祝いできますように、お守りください。神様、仏様、ご先祖様、よろしくお願いします
★詳しい病気の経過と現状はこちらの記事をご覧ください★

にほんブログ村 ポチッいろんな方の闘病記があり、とても参考になります。母を含めて、同じ病気の方が一日でも長く健やかに生きられますように。そして、奇跡が起きて、脳腫瘍 膠芽腫(グリオブラストーマ)が完治しますように。


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