2008-10-14 21:09:18

『ブロークン』

テーマ:映画・DVD[は行]
ブロークン
昨日は配給会社のリベロから、試写会のお誘いを受けて一ツ橋ホールに『ブロークン』の試写会に行ってきました。
仕事が若干押したので間に合うか心配だったけど、どうにか開映15分前くらいには会場到着。
祝日開催もよかったのか、結構入りはよかったみたいです。

********************

イギリス映画界の新鋭!世界的フォトグラファー、ショーン・エリスが「フローズン・タイム」の次に仕掛ける、美しきシンメトリー・サスペンス

ロンドンに暮らすX線技師のジーナ。彼女は父親の誕生日に、恋人のステファン、弟のダニエル、ダニエルの恋人ケイトと一緒に父親の家を訪問する。すると、楽しい宴の真っ最中に、大鏡が突然激しく割れ落ちる。5人は笑いながら「鏡が割れると7年間不幸が続く」という迷信を口に出すが、鏡が彼らにもたらした不幸は、その迷信以上のものだった―。
翌日、ジーナは職場からの帰り道、自分と同じ車を運転する<自分>とすれ違う。衝動的に車の後をつけて彼女のアパートに侵入すると、彼女は自分とまるっきり同じ部屋に暮らしていた。もう1人の<自分自身>が存在していることに困惑したジーナは、その帰路に不注意から交通事故に遭遇、一部の記憶をなくしてしまう。また、恋人のステファンに、<別人>のような違和感を覚えるようになる。カウンセラーと共に記憶を掘り下げていきながら、ジーナは再びもう1人の自分のアパートに呼び寄せられるが、そこには、衝撃の真実が隠されていた―。(From 映画チラシ)

********************

ブロークン シーン
予告を観てから、とっても観たかった作品だったので観る前の期待がちょっと高すぎたのかもしれない。
それでもイギリス映画の小品のミステリーとして楽しめたところはあったんですけど。
あとは、ちょっと大袈裟すぎる音には最後の方でしっくりいかないと感じる部分もあったけれど。こんなに音に頼らなくてはならない作品でもないだろうにと。

全編に漂う硬質な美しさとミステリアスさ、その雰囲気にマッチする鬱々としたロンドンの街並み。
ミステリーとしての雰囲気が存分に発揮された映画の前半は、音の演出を除けばとっても先の展開が楽しみになるものを感じたかな。
特に印象に残る赤のチェロキーと対向車の交通事故。あの車の大破のシーンはイメージとしてとても印象を残すシーンでもあったし、作品中に何度もリフレインされていたのもあるし。
粉々になったフロントガラスがスローで飛び散る様なんか、どこか重い感じを与える作品の中で儚さをも感じさせる素敵なシーンになっていたと思うし。

話の内容的にはもうひと捻りある映画だと思っていたので、ラストの展開はちょっと物足りない。鏡が割れるってことがそういう展開に続くんだねっていうことについては新鮮味は感じられず。どちらかというとそれを発端にして起こっていく出来事に対して、もっと物語が展開していった方が話の深みが出たような気がする。
あまりに説明不足のままで進んでいく展開は、その意図を理解できる要素を提示はしてくれないわけで。。。
作品中に登場する数々のキーワードは、ラストにつながるアイテムには確かになっていたけれど、消化不良気味かなーと。

主演のレナ・ヘディの美貌は、追いつめられる女性をすごく魅力的に昇華していて素敵だった。何を信じればいいのかわからない、一部欠落した記憶を探る中での漠然とした不安感がよく表現もされていた。
恋人役のメルヴィル・プポー、今回もちょっとクセのある役柄を引き受けたなーって印象。もうちょっと普通な役も観てみたいかな。
父親役のリチャード・ジェンキンスも安心して観ていられる、一家の長ぶりがよかったな。

絶対、交通事故の対向車に乗っていた人が物語のキーを握っていると思ってた自分の予想はまるっきり外れてしまってましたw。
あと、監督1作目の『フローズン・タイム』観てみようっと。

11月15日よりテアトルタイムズスクエアほかで全国ロードショー。

公式サイト
http://www.broken-movie.jp/
公式ブログ
http://ameblo.jp/broken-movie-blog/

監督:ショーン・エリス
出演:レナ・ヘディ、リチャード・ジェンキンス、ミシェル・ダンカン、メルヴィル・プポー、アシエル・ニューマン

フローズン・タイム

¥3,416
Amazon.co.jp


にほんブログ村 映画ブログへ
ブログランキングに参加中。応援クリックもお願いしまーす。

コメント

[コメント記入欄を表示]

1 ■おはようございます。

同じ試写でした♪

>ちょっと大袈裟すぎる音には・・・

私、小心者なのでかなりビビってしまいました 笑。
独特の音でしたよね。
映像は、ど~んよりした街並みの中で赤のチェロキーだけが目立ち、
それすら気味悪く感じてしまいました。

>あまりに説明不足のままで・・・

たしかに、もう少し説明があってもよかったですね!

2 ■☆michiさん

こんばんはー。
michiさんも同じ試写にいらしてたんですねー。
音はあの驚かす時だけ、あんなに大音量なのに、普段は割と静かな映画でしたよね。
そのギャップがあるもんだから、余計になんかしっくりこないのかもしれないです、自分は。
もうちょっと説明というか、必然性を持たせてほしかったなーって。そんな感じです。

コメント投稿

コメント記入欄を表示するには、下記のボタンを押してください。
※新しくブラウザが別ウィンドウで開きます。

一緒にプレゼントも贈ろう!

トラックバック

この記事のトラックバック Ping-URL :

http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/10151507347/aee62742

  • 1 ブログタイトル:cinema!cinema! ミーハー映画・DVDレビュー
  • 記事タイトル:『ブロークン』
  • 記事概要:昨日は配給会社のリベロから、試写会のお誘いを受けて一ツ橋ホールに『ブロークン』の試写会に行ってきました。仕事が若干押したので間に合うか心配だったけど、どうにか開映15分前くらいには会場到着。祝日開催もよかったのか、結構入りはよかったみたいです。**********...
  • 2 ブログタイトル:猫の毛玉 映画館
  • 記事タイトル:ブロークン
  • 記事概要:『ブロークン』 The Brøken 2008年・イギリス=フランス ファッション・フォトグラファーとして成功したショーン・エリスが監督・脚本した長...
  • 3 ブログタイトル:流れ流れて八丈島
  • 記事タイトル:試写会「ブロークン」
  • 記事概要:今日はせっかくの好天気な体育の日なのに、日中は家でゴロゴロしました。でも、たまにはこういう日も必要なのですそれでも、夕方からはいつものように試写会です。神保町の一ツ橋ホールで「ブロークン」を観ました。とてもイギリス的なシンメトリー・サスペンス。エドガー...
  • 4 ブログタイトル:★試写会中毒★
  • 記事タイトル:ブロークン
  • 記事概要:満 足 度:★★★★★★★    (★×10=満点)  監  督:ショーン・エリス キャスト:レナ・ヘディ       リチャード・ジェンキンス       ミシェル・ダンカン       メルヴィル・プポー       アシエル・ニューマン、他
  • 5 ブログタイトル:我想一個人映画美的女人blog
  • 記事タイトル:ブロークン/The Brøken
  • 記事概要:今年の2月公開になった『フローズン・タイム』の監督、ショーン・エリスの最新作{/kaminari/} 『フリーズン・タイム』が面白かったので、その監督が撮るミステリーチックなサスペンスってコトで ちょっと期待してました、来月の公開を前にちょっとだけ早く試写で鑑賞{/hikar
  • 6 ブログタイトル:象のロケット
  • 記事タイトル:ブロークン
  • 記事概要:ロンドンで暮らすジーナが、父の誕生日を家族や恋人と楽しく祝っていた最中、突然大鏡が激しく割れ落ちる。 「鏡が割れると7年間不幸が続く」という迷信を口に出すが、それ以上の不幸が彼らを襲う。 翌日ジーナは自分と同じ車を運転する、自分と瓜二つの女性とすれ違う。 
  • 7 ブログタイトル:映画通信シネマッシモ☆プロの映画ライターが贈る映画評
  • 記事タイトル:ブロークン
  • 記事概要:スタイリッシュなサスペンスで、構図の美しさが光る。パステル調だった「フローズン・タイム」とは全く異なり、全編暗い色調で不安を煽る作品だ。ジーナら5人は食事中に、突然大鏡が激しく割れ落ちる事態に遭遇。それ以来、不可解な出来事が起こり始め、一人ずつ命を落とし.
  • 8 ブログタイトル:CHAOS(カオス)
  • 記事タイトル:『ブロークン(The Broken)』
  • 記事概要:これ怖いです、ホント。 鏡割れ過ぎでしょ! 鏡の中とかやめましょうよ。。 鏡の中のジーナが違う動きをしたり、シャワーを浴びながら石鹸を拾ったら、自分がいたり・・超怖かった。。 ヒッチコックの『サイコ』とかデヴィッド・リンチっぽい感じのサイコ・スリ
  • 9 ブログタイトル:映画通の部屋
  • 記事タイトル:ブロークン
  • 記事概要:「ブロークン」 THE BROKEN/製作:2008年、イギリス=フランス 88
  • 10 ブログタイトル:It's a wonderful cinema
  • 記事タイトル:「ブロークン」
  • 記事概要: 2008年/イギリス、フランス  監督/ショーン・エリス  出演/レナ・ヘディ      メルヴィル・プポー  「フローズン・タイム」のショーン・エリス監督作品。今回も斬新な映像美を見せてくれるのかしら・・・と期待していたのですが、予想と大きく異なる作品
  • 11 ブログタイトル:〜青いそよ風が吹く街角〜
  • 記事タイトル:◆『ブロークン』◆
  • 記事概要:2008年:イギリス+フランス合作映画、ショーン・エリス監督&脚本、レナ・ヘディ、メルヴィル・プポー出演。
  • 12 ブログタイトル:レザボアCATs
  • 記事タイトル:163●ブロークン
  • 記事概要:最近、ホラー映画も、“ホラーという特別なもの”として、脇によけられるべきジャンルではなくなって来たような気がする。
  • 13 ブログタイトル:だらだら無気力ブログ
  • 記事タイトル:ブロークン
  • 記事概要:ロンドンで、もう一人の自分に遭遇したヒロインが体験する恐怖を描いた サスペンス。ロンドンで暮らすX線技師のジーナは、父親の誕生日に家族や恋人たちと 祝っているとき、部屋の大鏡が突然割れ落ちてしまう。 翌日、ジーナは病院からの帰り道に、自分と同じ車に乗る自分..
  • 14 ブログタイトル:空想俳人日記
  • 記事タイトル:ブロークン
  • 記事概要:鏡よ鏡 もうひとりの そこに自分  ファッション・フォトグラファーとして活躍するショーン・エリスが2004年に手掛けてその年のアカデミー賞にもノミネートされた短編作品を長編化した異色のロマンティック・ストーリー、それが「フローズン・タイム」。原題「CASHBACK
  • 15 ブログタイトル:映画鑑賞★日記・・・
  • 記事タイトル:ブロークン [DVD]
  • 記事概要:原題:THE BROKEN公開:2008/11/15製作国:イギリス/フランス PG-12上映時間:88分監督:ショーン・エリス出演:レナ・ヘディジーナ、リチャード・ジェンキンス、ミシェル・ダンカン、メルヴィル・プポー、アシエル・ニューマン鏡の中の世界は、もう一人の見知らぬ<自分>.
powered by Ameba by CyberAgent