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2009-11-21 12:12:17

リアルな「保障」がわかる2冊

テーマ:書評
最近、読んだ本を2冊。

岩瀬大輔氏の「生命保険のカラクリ」
鈴木亘氏の「だまされないための年金・医療・介護入門―社会保障改革の正しい見方・考え方」

前者はインターネットによる生保販売を行う会社の
副社長である筆者が、自身の経験などをベースにしつつ、
これまでの生命保険業界の「リアル」な姿を白日の下に
さらしています。

後者は現在流布されている「社会保障改革」の俗説を
批判し、年金制度について「賦課方式」から「積立方式」への
移行と、医療、介護現場の人手不足解消の1つとして、
報酬の価格統制を止めることを提言しています。

どちらの本を読んで改めてわかるのは、
今まで、いかに国民あるいは消費者が、
「官僚」あるいは「護送船団」の社会の中で、
保障1つとっても、「思考停止」に陥っていた
ということ。

だからといって、これからは「自己責任」の時代
なので、自分の責任において、保障のあり方を
考えると言うのではなく、むしろ「自分たち」が
主導権を握りながら、保障のあり方に対して、
声を大にしていくことが必要だということです。

もちろん、「情報の非対称性」という言葉に
あるように、限界もあるかもしれない。

しかし、インターネットの導入により、
「フラット」な社会の構築が進んでいく中で、
我々の声が届きやすくなりつつあるし、
情報の入手もこれまで以上に容易になりつつ
あります。

「保障」を人任せではなく、
「主体的」に考える時代に来ている。
そんな思いをこの2冊を読んで感じました。












2009-11-19 17:39:11

いつ終わる?「反権力」「巨悪」神話

テーマ:政治
田英夫が亡くなって、上杉隆や藤井誠二が、
彼のキャスター時代のベトナム戦争報道で
自民党から圧力がかかって降板したという話をベースに、
彼の「反骨精神」を評価するようなコメントを、
ラジオでしていたのですが、
違和感をぬぐえませんでした。

宮武外骨以来の「反骨精神」の神話が
流布されているからなのかもしれませんが、
そもそも、上杉や藤井の世代が、いまだに「反骨」
とか言っている時点で劣化しています。

いまだに「反権力」がジャーナリストとか
言っているのが間違いです。

田英夫にしても、本当に「反骨精神」があるなら、
議員バッジをつけずに、在野で活動すべきでしょうに。
ネトウヨに指摘されるまでもなく、彼のバッジをつけて
からの活動は、「北朝鮮礼賛」と「自社さ野合政権」
の推進で、晩節を汚したに過ぎません。

だいたい世に言う、ジャーナリストの有様を見れば、
鳥越某のように「保険」のCM出たり、
同じくベトナム報道でいまだに「聖人」扱いの本多某
に至っては、某広告会社からの接待とか、トホホな状況です。


インターネットで世の中はフラットな状況が構築されつつあるのに、
いまだに「反権力」とか評価している時点でダメですね、
「ジャーナリズム崩壊」を書いているような人がね。

もちろん、ウェブにおけるこうした
ジャーナリズムの質をどう担保するか?
という問題は残るんですけど。

けさ一部マスコミが「スクープ」したと粋がっている、
水谷建設の件はちょい前の文春既出です。
文春によると、鳩山案件が調べてみたら、
あまりにも小物すぎ、照準を変えたそうです。

裁判では水谷絡みで、立証の柱の1つが否定され、検察もあせっているのでしょうか?
前福島県知事が控訴審で実質無罪になったから、
いまさら水谷氏のところに聴取しに行ったのかもしれません。

もちろん、献金は問題です。
ただ、検察頼みやジャーナリズム頼みで
事足れりというわけではないはずです。
検察のリークや捜査のあり方も問題です。

政治献金の問題は、もちろんすべて解決とは言いませんが、
ネットで個人献金だけに限れば透明度が高まる話だと
感じます。

何でかんでも、「検察」「ジャーナリズム」がしゃしゃり出て、
「悪」をつぶすってようなスタイルをいい加減脱却しないと、
政治も経済も窒息します。

最近では、「事業仕分け」が良い例です。
時代劇のように「勧善懲悪」のストーリーにはめ込もうとして、
物事の本質をわからなくしている気がしてなりません。

ネットによって、社会がフラットになり、
いま構造が変わりつつあります。
ジャーナリズム、検察ともども、
こういう「反権力」や「反骨」といった形で、
社会をゆがんだ方向に持っていくべきでは
ありません。

いつ「反権力」「巨悪」探しが終わるのかが、
社会の変革度を表す時かもしれません。


2009-11-18 00:57:08

エクイティ市場は活発なのだが・・・

テーマ:経済
今月に入ってから1部を中心にさまざまな
企業が公募増資や株式売出しに踏み切り、
まさに怒涛のエクイティファイナンスの活発化の
様相を呈してきています。

本業でこの状況に接している身としては、
このラッシュは、04年~06年頃を彷彿とさせます。
03年のりそな国有化で一息ついて、当時NECが
増資をはじめて、その後色々なところがやり始めた。
現在も金融危機が一応?一息ついて、
「自己資本」強化のもと、金融だけでなく、
電機、船舶、不動産と業種を問わず、
幅広くなっています。

当時はあのときはライブドアや楽天、不動産系の
デベとか、どちらかというと「新興」系の企業による
ファイナンスが活発だった印象があります。

ただ、今回は何か前向きな、というよりは
1部上場の企業が自己資本を厚くしなくては、
という意味合いから決議していて、
ちょっと後ろ向きな印象が強いんですよね。

グリーなど徐々に広がりつつあるものの、
当時と比べても、なんか弱い印象がある。
エクイティ市場は活発なんだが、
腑に落ちない。

うーん、やっぱり成長企業がないとなあ~
日本市場に投資する魅力なんてない。

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