リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
テーマ:movie
1974年のニクソン大統領暗殺未遂事件を基にしたドラマ。 といっても、政治的な反動テロリストが起こした事件ではなく、家庭にも仕事にも失敗して希望を失ったひとりの男の物語です。 恐ろしいほど繊細で生きることに不器用な男の、やり場のない鬱積した感情。 それが妄想となって狂気に変わる様がどこまでも切なく、痛々しく描かれています。 残念ながら、好みの別れてしまう映画でしょう。しかし、すばらしいのはショーン・ペン。 この映画はまさに彼の独壇場。 先日見た『ザ・インタープリター』では、「彼でなければ演じられない!」役ではなかっただけに、物足りなさを感じていた (どころか、「そんな役、引き受けんなよー」ぐらいの気持ちがあった) んだけど、今作でその私の鬱憤は完全に解消されました。 全身から漂わせる悲壮感が彼ならではのもので、なんとも言えません。
あと、製作陣に、『サイドウェイ』、『アバウト・シュミット』 のアレキサンダー・ペイン監督、『天国の口、終わりの楽園』 のアルフォンソ・キュアロン監督、そしてレオナルド・ディカプリオといった錚々たるメンバーが名を連ね、この作品を後押し。
監督はこれが長編映画デビューとなるニルス・ミュラー。 褪せ気味で乾いた感じの映像と地味なカメラ・ワークが、映画全体を空虚感で包むだけでなく、美しくさえ見せることに成功していると思う。 ショーン・ペンが放つ狂気を、単なる狂気で終わらせない、その力。 今後に期待。
公開は6月、テアトルタイムズスクエア、シネセゾン渋谷ほかにて
『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』公式HP












私が最も苦手とするジャンル、それはホラー。 でも、ジェイソンやフレディなんかはビビりながらも時折笑える場面があるから何とか見れるし、後に引きずらないのでOK。 あと、グロいのも許容範囲(というか、寧ろ得意)なので、血が吹き出たり、内臓ベローンなんていう描写や、痛たたた・・・なシーンも直視できるタイプ。 じゃあ、何が苦手かって? それは、畳の臭いがしそうな、湿度の高いアジアン・ホラー。 これだけは何があっても頑なに拒否ります。
『シュリ』の助監督、ペク・ウナクが手がける哀愁アクション(どんなジャンルだよ!)です。 なるほど。 気合の入った暴走気味のアクションシーンなんかを見てると、納得。 テイストはよく似てます。
ただ、気になってしょうがないのは、こういう映画にツキモノである「女」の存在。 ヒーローである警察官に恋心を抱く女性が登場するんだけど、こういう女性って、往々にしてヒーローの言うことを聞かないのである。 だから、「動くなって言われたのに動いてんじゃねーよっ!」とか「あー!余計なことを・・・」と、こんな風にイライラ。 世の殿方は、こういうオナゴの方が放っておけない感じがしてがかわいいもんなの!? 訊かせてくれよ、プリーズ。
最近、仕事で知り合った映画監督、井口昇さんの自伝的エッセイです。 彼の作品を見たことがある人なら (って、そんな人少ないだろうけど・・・)、その内容を簡単に想像できることでしょう。 でも、彼のことをあまり知らない、その他大勢の方のために、少しばかりのヒントとして、彼が撮った作品のタイトルを。
