「儲け」のためにできること

日々お客様の「儲け」のための事例やスキームをご紹介します。


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親がビルを持っていて、その一部を子供がお店を開いている。

なんてことのない、世の中に普通にあることです。

 今回の話は、お母さんが持っているビルでパスタ屋を個人事業主として経営しているAさんの話です。

 

 まず、お店の経営は?と言うと、周りに似たようなお店が増えたりして、売上は減少傾向にあります。

幸いなことに借金がないため、家族が生活できる分だけ利益が残ればいいです。

 

 で、試算表を見ると…


 

単月営業利益が105千円!

とても厳しいです…

 

 そして写真の上の方を見ると、【地代家賃 231,481円】というのがあります。

実はお店をやっている部分の家賃をお母さんに払っているのです。

もちろん、ビルはお母さんの持ち物なので、家賃を払うのはごく一般的な話です。

 と言いつつ、お金が足りない時には払わないこともあります。

 

親子だから出来ることで、本来それをしてしまうと滞納となり、ゆくゆく大変なこととなります。

 

 なら、タダで借りたらどうか?

 

 まず、Aさんの方は単純に経費が減るので、利益が年間約277万円増えます。

 これによって、所得税が約18万円増えます。

 しかし、お母さんの払う所得税は同じように減ります。

 

 実はこれを考えたのは、理由がありました。

お母さんが入院してしまったからです。

 お母さんは後期高齢者医療保険に加入しているので通常は1割負担となります。

しかし、家賃収入がそれなりにあるので、負担割合が3割になってしまっていました。

入院時の3割と1割の負担の違いは、自己負担限度額(以下の表)の違いまで出てきます。

 

 

 お母さんへの家賃支払いをせずタダで借りれば、入院費の上限が【現役並み所得者】の区分から【一般】になります。これによって、入院費が大きく変わってきます。

 

 このメリットは大きい!と思いましたが、デメリットもありました。

お母さんが亡くなった時です。

 

 亡くなると、お母さんからビルを相続します。

通常、家賃を払って建物を借りている場合には、借りている人にも権利(借家権)が発生します。

ビルの価値から借りている人の権利を引いて、相続税を計算します。

 

しかし、タダで借りている場合には、借りている人に権利は発生しません。

つまり、ビルの価値から権利を引かずに、相続税を計算します。

 

 これをその場で、手書きして説明しました。

 

 

 事前にビルや敷地の価値を調べていたので、税金額まで話すことができました。

 

メリット・デメリットを検討し、当初の目的だった医療費を抑制するために家賃の減額をすることにしました。

 また、これがきっかけで、お母さんの確定申告もご依頼いただくこととなりました。

 

 一つの収入が様々なところに影響します。

 何に重点を置くかによりますが、解決する方法は必ず見つかるはずです。

担当:堺 友樹

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タイトル:中小企業会計啓発・普及セミナー

      「儲け」のためにできること ~「儲かる」ために見るべき数字~

場  所:ウエスタ川越

参加費 :無料

開催日 :2017年8月2日(水)

時  間:受付開始   14:00~

      セミナー開始 14:30~16:30

 

ぜひご参加ください!

 

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