小さな街から-アマルフィ


クリスマス直前で大賑わいのイタリアに赴任したばかりの外交官、黒田康作(織田裕二)。

職場の日本大使館は、外務大臣の訪問を間近に控え、てんやわんやでした。

そんな中、日本人観光客の矢上紗江子(天海祐希)の最愛の娘が失踪してしまい、黒田は成り行きで娘の父親のふりをしてしまい、事件に巻き込まれていきます。


オールスターなキャストから、懐かしのトレンディドラマ@イタリア版っぽくもありつつ、ローマの街を疾走するシーンはちょっと『天使と悪魔』を思い出したり、フジテレビ開局50周年記念にふさわしい、とにかく派手でボリューミーな映画でした。


なにやらスケールでかそうなストーリーが、気がついたらしぼみ気味なところはちょっと残念だったけど、そこはキャストとイタリアのパワーでカバーしてます。

ぶっちゃけ、舞台がイタリアってだけで、ある程度の強引さが許されちゃう、みたいな。(笑)


そしてキャスト。

織田さんってあんまり好きじゃなかったんだけど、さすが、すごいオーラありますね。

ほとんど一人勝ちって感じ。


予告観た時は、青島刑事そのまんまかと思ったけど、今回の黒田は、ニコリともしない硬派なキャラ。

意外とこういうのもお似合いで、個人的には今までで一番カッコよかったです。

これもシリーズ化するのかな?


遠いイタリアの地の話なのに、なぜか日本人の内輪話なわけですが、名も知らぬイタリアンな脇役も良かったです。

いかにもな警部とか(キャプテン翼って、イタリアでも人気あるの?)、陰があるトリリンガルの(?)女の子とか。

勿論、サラ・ブライトマンも圧倒的な存在感でしたね。


そしてやっぱり、アマルフィの光景が良いですね~。

個人的に、アマルフィというと、七里ガ浜の人気レストラン、アマルフィイ・デラセーラ(眺めがよくて美味しい♪)を連想するのですが、確かに雰囲気似てるなぁ、って思いました。

いや、海とか街並みとか、全然あんなにキレイじゃないんだけど、そこは地元ゆえの身贔屓ってことで。。。


ともあれ、いいなぁイタリア!!な気分になる映画です。

でも、スリと誘拐には気をつけないとね。