小さな街から-スラムドッグ$ミリオネア



インドの人気テレビ番組『クイズ$ミリオネア』に出演し、あと一問で最高金額2000万ルピーというところまで勝ち抜いたジャマール(デヴ・パテル)は、収録直後に警察に逮捕されてしまいます。

今まで、医者や弁護士でもここまでの正解はありえなかったのに、スラム育ちの無学な少年にわかるわけがない。「一体、どんな不正をしたんだ?」と尋問をするうちに、彼がなぜ答えを知り、番組に出ることになったのか、だんだんと明らかになっていくのでした。


ダニー・ボイルって、万人受けする監督では絶対にないですよね。

以前、友人に『トレインスポッティング』を勧めたら、後で「観なきゃ良かったよ~。」って言われたし(ごめんなさい…)、最近はゾンビ映画とか、B級ホラー路線に走ってたみたいだし。


だから、アカデミー賞にノミネートされただけでも驚いたのに、最多受賞作になるなんてビックリ。

でも、タイトルからして何だか面白そうだし、かなり楽しみにしてました。


うん。すっごく良かった♪


一問一問進むごとに語られる、その答えを知る理由となった悲痛な経験が、お得意の疾走感とポップな映像を前面に、毒気はエッセンス程度で、軽やかに描かれていました。


なんか、展開が都合よすぎ。

っていうか、ミリオネアの問題って、あそこまで額が上がると、もっと難しくなるんじゃない?

インドのスラム街が、欧米人の思うエキゾチックなステレオタイプになってて、お洒落すぎ。

途中から兄弟の日常会話まで英語に変わったけど、いつどうやって覚えたのよ。


みたいな、突っ込みどころもあるかもしれないけど。


たくましく生きてる子供たちの、生命力溢れる笑顔が本当に良いんです。

で。


人生に無駄な経験なんて一つもない。

やっぱり最後は愛だよね。愛♪

希望を持ち続けて、諦めなければ絶対に思いは通じる!


って気分になり、本場インド映画風なダンスが流れるエンドロールを見ながら、100年に一度の不況とやらに負けちゃいらんね~、って爽快な気分に浸れました。

アカデミー賞総なめの理由は、きっとこのポジティブパワーですね。


ちょっと不満だったのは、予告やCMで流れていたティンティンズが、本編で使われていなかったことかな。(笑)

勿論、それがなくても、相変わらず音楽のセンスは抜群です。

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