2005-10-27 20:38:54

本のカバーを外すという行為

テーマ:日記と雑記

片道1時間半の通学の殆どはJRと地下鉄に乗っているのだけれど、図書館で借りた本以外でカバーをつけずに読んでいる人は、めったに見ない。

逆に、某国立大学に通っていると思われる学生が、洋書を難しい顔で読んでいたりする。

そうじゃないという人も多くいるのを加味しても、そこに恥と見栄が垣間見えるのは間違いないのです。たぶん。


以前、伊集院静の「乳房」を図書館で借りて、通学中(もちろん満員の電車)で読んでいたら、前に座っている若い女の子2人+男の子がこっちをちらちら伺いつつこそこそ・・・。そりゃ朝っぱらから堂々と「乳房」!なんて見せられたら動揺します誰でも。


読んでいる本を知られるということは、その時考えていることが知られてしまうということ。高校時代から「何読んでるの?」と訊かれることは数え切れないくらいあったけれど、きかれるたびにドキっとしてしまう。

「乳房」を見せられたあの3人は、さぞかしあたしを変な人だと思った事でしょう。


人がたくさんいる所で、自分の内面を垂れ流しにするのは、よくない。だからカバーをつけたまま読む。

けれどたまには外してみても、面白い。

それは赤の他人との奇妙な、意外性を持った交流であり、誰にも咎められない羞恥プレイだ。

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2005-10-25 09:53:29

ホテル・アイリス 小川洋子

テーマ:小説

タイトルだけは知っていたものの、文庫になっていたんですね。知らなかった~と思って購入して読んでみたら…一度読んだことがあった模様。多分1日あたりに読む本の数がピークのときに読んだのだと思われます。殆ど忘れていたので楽しく読めました。


翻訳でこういうエロティックなものを書き慣れてるのかしら?嫌味にも邪魔にも、変に病的にもならずにうまく調和していて、彼女独特の静かな世界がさらに際立っていました。私の中の小川洋子作品ランキングのかなり上位にくいこみそう。

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2005-10-22 19:17:05

「美人」へのレッスン 斉藤薫

テーマ:エッセイ・ノンフィクション

通学に使う駅にオープンしたコンビニで100円で売ってたので思わず購入(笑)

斉藤薫の本を一度読んでみたかったんですよね。


この人は偉そうだし自己主張も強いけど、言っているのはすべて現実的なこと、「そういうことよくある!」と思ってしまうこと。そこでいかに美しくなるか、という手段も考え方も、現実的だ。

そんなに変わったことを言ってるわけじゃないし、大人の女性なら何も言わずともわかっていることかもしれない。

この人自身はこの本で述べられている「美人」ではない。もしそうならこんなこんな文章は書かない。

でもこういうことを主張する人がいてこそ、世の女性たちは向上していくんだと思う。

人が、女性が向上するには、こうなりたいという像や、尊敬する誰かが必要。斉藤薫は、「こうなりたい」という像へのヒントを示してくれる。

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2005-10-20 00:03:38

LOVERS

テーマ:小説

ずっと前から気になっていたもの。

川上弘美と江國香織が読みたくて駅の本屋で購入。

(一緒に「薬指の標本」の文庫版も購入。素敵なカバーの文庫本しか買わないことにしているのだけれど、これはとっても素敵。フランスで映画化されるみたい。映画化の情報が描いてあるオビもまた良いのです。)


心にいい感じのさざ波をおくってくれる本でした。今のあたしにとってはハズレなし、かな。

アンソロジーだと内容のバランスがどこかしら気になるところなんだけれど、これはなかなか良かった。作家の順番も王道で読みやすかったし。


しかしながらシリーズの「FRIENS」は読んでみて良くないと買わないだろうなぁ。

LOVERS、という響きのよさに負けてるしなぁ。

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