スロウ・ボートのジャズ日誌

ジャズを聴き始めて早25年ほど。これまで集めてきた作品に改めて耳を傾け、レビューを書いていきたいと考えています。1人のファンとして、作品の歴史的な価値や話題性よりも、どれだけ「聴き応えがあるか」にこだわっていきます。




テーマ:


2015年が終わる前に、書いておきたいことがあるのを思い出しました。

優秀な「日本人ジャズマン」のことです。


これまで、仕事が忙しいうえに不規則で、思うようにジャズライブに

足を運ぶことができませんでした。

昨年、転勤で北海道から東京に戻ってきてからも、その不規則具合は変わらず。

たまにライブに足を運ぶ時は身体に相当ムチ打って・・・という感じだったのです。


ところが!ことしの配属変えで、予定がかなり読める仕事になりました。

この仕事は「1年限定」と言い渡されているので、この生活も来年初夏ぐらいまで。

となれば、ジャズライブに行かないわけにはいきません。


詳しく日付をメモっていないのですが、かなり精力的に出かけたと思います。

敬称を略して挙げていくと・・・


福田重男(p)トリオ、ジェルミー・スタイグ(fl)と片倉真由子(p)トリオ、辛島文雄(p)トリオ、

渋谷毅(p)のエッセンシャル・エリントン、早坂紗知(as)のTReS、山中千尋(p)トリオ、

松島啓之(tp)カルテット、渡辺貞夫(as)クインテット、ノーマ・ウィンストン(vo)のトリオ、

イベントでは東京JAZZ・・・。

変わったところでは東京外国語大学大学院教授でジャズトランペッターでもある

伊勢崎賢治カルテットというのもありました。


若干、行き過ぎの気もしますが、あと半年ぐらいのことだと考えれば許されるでしょう(?)。

多くのライブに同行させられた私のパートナーが楽しんだかは分かりませんが・・・。


それはさておき、驚いたのは日本人プレーヤーのレベルの高さです。

私は日本ジャズの熱烈な聴き手ではないと思っていますが、

実際に生の演奏に触れると、「ここまですごかったのか!」と驚くことが多かったのです。


確かにパワーでは外国人に及ばないところがありますが、

歌心や繊細な表現ではかなりのレベルに達しています。

国が違えば風土や生き方を反映した表現になるのは当然ですから、

どんどん「日本人ジャズ」を追求していけばいいのではないでしょうか。


前置きが長くなりましたが、ことし最も印象に残ったライブの一つが

ピアニストの福居良さんによるものでした。

札幌在住の福居さんですが、10月にツアーで東京に来てくれました。

12日は水道橋で、翌13日には新宿ミノトール2でライブを行っています。

私は新宿のライブに出かけました。


メンバーは福居良(p)、粟谷巧(b)、江藤良人(ds)、

ゲストにレイモンド・マクモーリン(ts)という顔ぶれでした。


演奏は2セットで、いずれも最初はトリオ中心、後半はカルテットでという編成です。

福居さんはバド・パウエルやバリー・ハリス、それにセロニアス・モンクなどから

影響を受けており、正統的なビ・バップとブルージーなスタイルを持っています。


最初を飾ったナンバーは「Be My Love」。1950年代のバラードナンバーで、

福居さんが以前からよく取り上げている曲です。

1曲目というのは意外でしたが、ミドルテンポで美しいメロディとソロを

流れるように展開しました。


ファースト・セットのラストでは「Body and Soul」と「Speak Low」を演奏。

レイモンド・マクモーリンが加わっていたため「Speak Low」は

かなり激しい展開となり、テナーのハイトーンが連発されていました。


そんな激しさの余韻を残したセカンド・セットがどうなるかと思ったのですが、

最初は何とピアノ・ソロによるモンク・メドレー。

Ask Me Now~Pannonica~Epistrophy~Ruby,My Dear と続きました。

私はこの演奏に福居さんの円熟を感じました。

勢いだけで突っ走るのではなく、訥々と、しかしモンク・ナンバーらしい

ひねりを加えてピアノの世界に一気に聴き手を引き込んでしまったのです。


さらに福居さんのオリジナル「Mellow Dream」が披露されると、

古くから応援を続けているらしいお客さん(転勤で札幌にいたのでしょうか?)が

大きな拍手を送ります。

この勢いを受けて、カルテットによる「4月の思い出」「星影のステラ」が続き、

最後はブルース(曲名は分かりませんでした)で福居さんが泥臭いプレイに徹すると

会場はさらに盛り上がり、エンディングとなりました。


このライブが思い出深いものとなったのは、私が福居さんを知って10年ほどが経ち、

演奏に触れるだけで感慨があるということもあるでしょう。

しかし、それだけではなく、福居さんの演奏に臨む真摯な姿勢と

いい意味でお客を意識した展開力があることも大きいと思います。

演奏でお客が熱くなった時は駆け抜け、ちょっとクールダウンすべき時は

抑制がきいた音で勝負する・・・

そんな「大人の優しさ」が福居さんの音楽の魅力の一つだと気がついたのでした。


さて、ライブについてはここまでとして、久しぶりの福居さんの新作についても

書いてみたいと思います。

タイトルは「A Letter From Slowboat」。

なんと、1999年以来、16年ぶりとなる新作です。

福居さんが札幌で開いているライブハウス「スローボート」の

20周年を記念して制作されたもので、ここでもそのプレイは溌剌としています。


福居良(p)

粟谷巧(b)

竹村一哲(ds)


2015年1月、札幌・スローボートにて録音


①Sonora

ピアニスト、ハンプトン・ホーズが作曲したナンバー。

ライブと同様、冒頭にするにはちょっと意外な選曲です。

愁いのあるメロディに続き、福居さんのソロとなります。

このソロ、進んでいくにつれて哀愁のフレーズがどんどん出てきます。

それが単調にならず、次第に熱を秘めたものになっていき、引きつけられます。

思えば、「メロー・ドリーム」でも福居さんは切なさのあるフレーズに

巧みに「温度」を込める人でした。

この曲が最初に置かれたのは、

そんな福居さんの特質がよく現れているからかもしれません。


③Stella by Starlight

ライブでも演奏されていたおなじみのスタンダード。

まず、スローなピアノのみでメロディが提示されます。

これがしっとりとした音色で、聴き入ってしまいます。

続いてブラシに導かれるようにピアノ・ソロに入りますが、

これもペースは全く変えずにひたすらスロー。

この抑制に抑制を重ねたプレイが原曲の美しさをさらに際立たせています。

派手さをねらわなかったことが成功した演奏です。


⑧Be My Love

映画の劇中歌として1950年にミリオン・セラーとなった曲。

ライブの冒頭で演奏されたものです。

私は原曲を知らないのですが、華やかさと切なさを兼ね備えた

魅力的なメロディーだと思います。

ミドル・テンポのブラシに乗りながら、福居さんのソロが「歌って」います。

時にメロディの断片を入れて、素材を「転がす」ように料理して

そのまま自分の「歌」にしてしまう・・・

うまく表現できないのですが、その名人芸に酔わされてしまう演奏です。


福居さんをはじめ、多くの才能あるミュージシャンがいる日本。

もっとその実力が評価され、演奏の場が広がっていけばいいと思います。

私も微力ながら応援すべく、職場が変わってもうまく抜けて(?)

ライブに足を運ぶようにします。

AD
いいね!した人  |  コメント(1)

テーマ:


2015年がもうすぐ終わろうとしています。


「戦後70年」ということで、大きな「区切り」になるとされていた2015年。

おそらく、後世から「日本が再び戦争に舵を切った年」として記憶されることと思います。


それは安保法制が成立したから、という単純な理由によるものではありません。

この国で「責任を取る」ということが「無効化」したからです。


この1年、日本のリーダー・安倍首相は「責任」という言葉を連発しました。

主なものだけ以下に挙げてみましょう。


「日本人の命(を守る責務は)、すべからく国の最高責任者である私にある。 

 その責任を引き受けるのは当然だ」

(「イスラム国」に日本人2人が殺害されたことについて。2015年2月4日、衆院予算委員会)


「(安保法制は)批判に耐えながら説明し尽くしていく。その責任は私にある」

(安保法制成立後のBS日テレの番組で。2015年7月21日)


「唯一の戦争被爆国として、核兵器の不拡散と究極の廃絶を目指し、

 国際社会でその責任を果たしてまいります」

(首相記者会見、2015年8月14日)


「すべての責任は私が取る」

(慰安婦問題をめぐる日韓外相会談を岸田外相に指示して。2015年12月24日、毎日新聞より)


いかがでしょう。

どれも歯切れのいい言葉なのですが、振り返ってみると

これらのことに対して首相はほぼ「何も責任を取っていない」のではないでしょうか。


「イスラム国」に殺された人質に関して、政府としてどこまでのことができて

何ができなかったのか、責任が追及された形跡はありません。

5月に政府の「検証報告書」なるものが出ていますが、

そこには身柄の解放に向けた対応がほとんど書かれていないのです。

もちろん、首相自身が何か責を負ったという事実もありません。


安保法制については丁寧な説明など行われていませんし、

核に関しては核拡散防止条約に加盟していないインドに原発を輸出する

約束をしてしまいました。

ちなみにインドは核実験を実施したことがある国です。

慰安婦問題はこれからですが、たとえ決裂したとしても

首相自身が「責任」のために何かをすることはないでしょう。


「責任を取る」という言葉が全く意味を持たなくなり、

「とりあえず言っとく」程度の当座しのぎにしか使われなくなる・・・

これは本当に危機的な事態です。


先の戦争でも、日本は誰も責任を取らないままズルズルと流れに任せて

泥沼に入っていきました。

いまの状況が進めば進むほど、気がつくと誰も大切な決断に責任を負わずに

戦争が始まっていた、ということになりかねません。

世の中に不安が渦巻き、「一発の銃声」に誰もが過剰に反応しかねない時代です。

戦争は間違いなく迫っていると言えるでしょう。


しかし、絶望ばかりしてもいられません。

私は来年、個人としての「選択」を重ねていきたいと思っています。

参院選ではたとえ100%満足できる政党や候補ではなくても、

いまの無責任体制の流れに対抗してくれそうな勢力を応援する。

何か現状を変えられるヒントを与えてくれそうな情報を探す。

そして、共鳴してくれる人には働きかける・・・・


私一人で何かを変えられることはないでしょうが、

それぞれで何かをできるのが民主主義のいいところです。

手遅れにならないように一つ一つの「選択」を大切にしたいものです。


ここで「選択」がタイトルに掲げられているズート・シムズ(ts)の「チョイス」を聴いてみましょう。

タイトルの由来は、違うセッションから集められたトラックで構成されているからです。

LPでのA面が1954年12月14日、アメリカのサン・ディエゴで行われた

「カリフォルニア・コンサーツ」と同じ録音から選ばれたもの。

同じくB面にあたるセッションは1959年3月に行われたアニー・ロス(vo)の

「ア・ギャザー」から選ばれたものです。


もともとズートがリーダーではないセッションから「寄せ集められた」アルバムですが、

聴いてみると全く違和感がなく、むしろ「絶好調のズートをまとめてくれてありがとう!」と

言いたくなるほどの良い出来です。

ズートのファンであるプロデューサーが何としても世に出したいと企画したのでしょう。


メンバーが多いので主だったところをご紹介します。


Zoot Sims(ts)

Gerry Mulligan(bs,p)

Bobby Brookmeyer(tb)

Red Mitchell(b)

Larry Bunker(ds)

Russ Freeman(p)

Billy Bean(g)

Jim Hall(g)

Mel Lewis(ds)


1954年12月、1959年3月 録音


①I'll Remember April

おなじみのスタンダード「4月の思い出」です。

ボブ・ブルックマイヤーがピアノを務め、

ズートがワンホーン・カルテットで演奏しています。

このアルバム、ジャケット写真のズートの「熱さ」が印象的ですが、

まさにこのトラックを演奏しているときに撮影されたのではと思うほど

写真と演奏内容がぴったりです。

メロディ段階ではやや「溜め」がきいた語り口になっていますが、

ソロ・パートになるとそのフレーズはあふれんばかり。

しかも展開にまったく無理がなく、その自然さに驚くばかりです。

中盤に入ると、そこにやや荒々しさが加わり、

ジャケット写真の世界を思わせるようになります。

右に左に揺れるような感覚で次々に繰り出されるフレーズに身を任せるのみ。

お見事としか言いようのないプレイです。


⑤You're driving me crazy

カルテットにギターのビリー・ビーンが加わります。

ギターがリズムを刻むことで、ちょっと懐かしいスイング感が

全体を覆う演奏になっています。

ズートの余裕あるソロが聴けることに加え、

ラス・フリーマンの上品なピアノ・ソロがアクセントとなり

小粋なトラックに仕上がっています。


⑥Brushes

ドラムのメル・ルイスとラス・フリーマンが作ったブルース。

たぶん、セッションの間に適当に作った(?)ものだと思われるのですが、

タイトル通りルイスのブラシを全編で堪能できる贅沢なトラックになりました。

テンポがやや遅いため、最初のソロをとるズートはどっしりと構えています。

①では軽やかに荒々しさを出していましたが、ここでは唸るようなフレーズを連発し、

もう少しワイルドになっています。

メル・ルイスは3番目にソロを取り、その後ズートとの小節交換もやっていますが、

その達者さには驚きます。

決して派手ではないのですが、ブラシの積み重ねでよくここまで「歌う」プレイが

できるなあと感じ入ってしまうのです。

まさに名人芸です。


それぞれが役割を果たしているジャズを聴くと本当に楽しくなります。

2つの別セッションながら、ズートをはじめ全員が「きっちりやっている」ことが

このアルバムの統一感を生んでいるのでしょう。


後世の評価に耐えられるのは「出まかせ」ではないことを確認しておきたいと思います。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)

テーマ:


安全保障関連法案が今週にも参議院で採決されるかもしれません。


この法案の問題点は様々なところで指摘されていますので、

いまさら私が説明する必要はないでしょう。

ただ、この法案には底知れない「怖さ」があります。


それは、

「これができるなら、政府への歯止めは何もなくなってしまう」

ということではないでしょうか。


政府は憲法という規範を守ることで正統性を与えられているはずです。

しかし、安倍首相は「違憲」という指摘を完全に無視して突き進んでいます。

これが通るのであれば、もはや日本は法治国家ではなくなります。

そのとき、この国に何が起こるのか?

戦争をできる国になる以前に、権力の暴走が止まらない事態を怖れます。


そして、法治国家でなくなった暁には、国民に究極のモラルハザードが広がるでしょう。

最高権力者であれば、国民が抱く虚無感というものが

致命的に国の力を落としていくことに敏感になって欲しいものですが・・・・無理でしょうね。


いま、対抗する野党も弱く、法案の成立は止められないかもしれません。

そんな中で一つの希望となっているのが、全国で広がっているデモによる抗議活動です。

きょう、私は拡散し続けるこの動きへの関心を抑えられず、二つの運動を見てきました。

そこで感じたことを以下に記しておこうと思います。


まず向かったのは国会議事堂前でした。

大規模な抗議活動は14日(月)に予定されているということで、

昼過ぎの国会周辺は思っていたより落ち着いていました。


それでも国会正門前の通りを挟んでデモ隊がいて、正確には分かりませんが

200~300人は集まっていたのではないでしょうか。

安保法制反対のスピーチが話し手を代えて次々に行われていました。

しかし、正直に言うとそこでの「言葉」に私は少々違和感を覚えました。


このとき活動していた人の多くは労働組合関係者であったり、全学連の人だったり。

どちらかというと「伝統的な左」の人たちです。

彼らの話す言葉にもちろん「熱」はあるのですが、その中にあまり「私」がありませんでした。

「政府がやっていることはおかしい」という正論は聞こえてくるのですが、

それが自分にとってどんなことを意味するのかという言及は少なかった気がします。


言葉が刺さってこない。

そう感じた私は、新宿に移動することにしました。

駅の南口でも抗議活動が行われているとネットで知ったからです。


活動を行っていたのは「戦争をさせない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」でした。

ホームページを見ると、この会には作家・学者・アーティスト・ジャーナリストなどが

幅広く参加しています。

ただ、実際に現場にいて街頭スピーチをしていたのはごく一般の市民でした。

集まったのもネットつながりで、以前からの知り合いということでもないそうです。


こちらのスピーチは聞き応えがありました。

みなさん、「普通の人」だけに弁舌なめらかとは言えませんでしたが、

それぞれが自分なりに考えた末に行動していることが伝わってきました。


「自分の子どもを戦争に巻き込みたくない」という主婦、

「いまの公明党にがっかりして運動を始めた」という創価学会員・・・・

それぞれの主張すべてに納得したわけではありませんが、

彼らは「私はここに疑問を感じ、この現場に立つことにした」という伝え方をしており、

「私」=「主語」を明確に持っていました


こうした「個人が考え抜いた切迫した言葉」が多く放たれるとき、

周囲の人たちもハッとするのだと思います。

現に、南口では通りかかった人たちのうち少なからぬ人が署名に応じていました。

親子連れやお年寄りの割合が高いようでしたが、その中でも女性が多かったのは

言葉に対する感度があるからでしょうか。


ここで「自分の言葉」と「音」を放ったジャズを聴いてみたいと思います。

アビー・リンカーン(vo)のアルバム「ザッツ・ヒム!」。

冒頭を飾る「ストロング・マン」がとにかく見事です。

リンカーンの余裕ある歌いっぷりと、一流ミュージシャンによる抑制のきいた歌伴。

歌詞は一見、自分が愛する男を褒めたたえる平凡なものに思えますが、

秘められたメッセージがあります。


1957年10月28日、ニューヨークでの録音。


Abbey Lincoln(vo)

Sonny Rollins(ts)

Kenny Dorham(tp)

Wynton Kelly(p)

Paul Chambers(b)

Max Roach(ds)


①Strong Man

I'm in love with a strong man・・・という、文字にすると甘ったるくて恥ずかしいフレーズを

リンカーンはゆったり・伸び伸びと歌います。

その堂々とした様子は「姉御!」と呼びたくなるぐらい気っ風のいいものです。

歌詞が進むと「あの男はよく働き、筋肉は黒く輝き、髪の毛は縮れて・・・」

といった描写が続きます。

つまり、黒人の強さを誇る内容なのだということが分かるのです。

アビー・リンカーンはこのアルバムを制作する前年、

リンカーン大統領にちなんだ芸名を名乗るようになっていました。

人種問題に敏感だった彼女は歌詞に特別な思い入れがあったのでしょう。

しかし、妙に肩に力が入らずに歌を華やかで魅力的なものにしたところに

彼女の自信が垣間見えます。

そして、リンカーンと共に素晴らしいのがロリンズ!

間奏でのソロはリラックスしていながらズドンと迫ってくる力強さがあります。

反復的な要素がありながら、音数を絞り、ぐんぐん引き付ける。

これだけ確信に満ちた「言葉」と「音」が放たれたセッションは幸福な気分に

包まれていただろうと想像します。


アビー・リンカーンはこのアルバムでドラマーを務めているマックス・ローチと後に結婚、

1960年代には公民権運動の活動に参加しています。

自分たちが直面していた問題に真摯に向き合った歌手でした。


今回の安保法制問題で良かったことと言えば、「自分の言葉を持つ市民」を生んだことでしょう。
今後、「主語」を持つ切実な言葉の数々が

「安保法制後」の社会を民主的なものに引き戻す役割を担ってくれると私は信じたいです。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)

AD

Amebaおすすめキーワード

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

ランキング

  • 総合
  • 新登場
  • 急上昇
  • トレンド

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。