スクール・ダイバーシティ@成蹊高校

成蹊高校生徒会の一パートとして活動しています。

あらゆる多様性に気づく繊細さ、
すべての多様性を受け止める寛容さ、

疎外や差別とは対極にあるこんな価値観を
少しでも広く共有したいと思って活動しています。


テーマ:
  夢中で何かを作ってるときに、自分が男だとか女だとか考えてますか?―イベント当日は、こんなことを感じながら、かつ、いろいろな“らしさ”についてあらためて考えたいと思います。

 ということで迎えたイベント「編み物でもダイバーシティ?!」、大盛況でした。こう言っても「編み物で?」と思われる方のほうが多いと思いますが、これほど「だまされたと思ってやってみなよ」的なおもしろさはそうそうないと思うんですけど、本当に。これは文章でどう伝えればちょっとまだ考えあぐねてるところなのですが、とにかく、当日の講師でかつイベントの発案者でもある横山起也さんはもちろん、イベントに協力していただいたみなさん、本当にありがとうございます。参加者の皆さんと編み物体験・トークライブを通じて特別な時間を共有することができたと思います。

 内容詳細は機会をあらためてということにして、ここでは、当日のレジュメのダイジェストをとりあえず挙げておくにとどめたいと思います。今回は、とにかく協力していただいたみなさんにお礼を。

 会場のテーブルに築かれたいくつもの毛糸玉の山やずらりと並んだ編み物針はたいへん心強かったし、温かなものを感じました。本当にありがとうございます。
 きれいで質のいい毛糸をたくさん提供してくださったパピー(株式会社 ダイドーインターナショナル)さん、お世話になりました。その質感は初心者たちにまた編んでみたいとか、また触れてみたいと感じさせるものだったと思います。http://www.puppyarn.com/
針で協力してくださったのはチューリップ株式会社さんです。初挑戦組のほとんどは、あんなにたくさんの種類があるということも知らなかったと思います。あのたくさんの針のバリエーションをジェンダーのバリエーションにつなげていくのがわたしたちのイベントなんだろうという思いになることができました。http://www.tulip-japan.com/

 そして、横山さんと横山さんのNPO法人 LIFE KNITのみなさん、ありがとうございました。手編みに潜在するジェンダーレスなベクトルはわたしたちの活動にとってなじみ深いものですが、それを新たなフィールドで楽しく考えることができたのは今後の活動にとっても大きかったと思います。また、編み物という営みを通じての被災者支援の話もたいへん興味深いものでした。なんで被災地で編み物?単純なモダニズムでは絶対に思いつかない発想が手編みの空間から生まれたことが偶然ではないことも何となく見えてきたような気がしできました。また何かいっしょにやれることがあればと思っています。http://lifeknit.com/

 以下、当日のレジュメダイジェストです。トークライブの中身についてはあらためて。

「編み物でもダイバーシティ?!」トークライブ 160528sat@成蹊高校 
                       横山起也×スクール・ダイバーシティ
1.編み物やってみた「わたし」

2.例えば筆箱は男/女?―モノ・モノづくりのジェンダー

3.「編み物」のジェンダー
①生田斗真がトランスジェンダー役で桐谷健太の恋人になるかもという映画のタイトルは「彼らが本気で編むときは、」 (2017年2月公開予定)。
②ジェンダーレスを主張する人が思わず使ってしまう例も。「…男性だって、繊細な編み物をする人だっています…」
③山崎明子『近代日本の「手芸」とジェンダー』(世織書房2005)というかなりピンポイントな本があって、それを読みましたっていう人のコメント。
「私も先日読み終えたばかりです。フェミとかジェンダーの人だと周りに思われているので手芸が好きというと意外な顔をされ、さらに何故か褒められると微妙な心持になったりする…」https://amimono.g.hatena.ne.jp/ishidayuko/20080309/p1

4.ポストモダンとしての「編み物」
①横山さんの「編み物文化史論」
古典ーモダンーポストモダンと編み物の現在
*効率、スピード、量ではない「コト消費」へ―物語、あいまいさ、おもしろさ、温かさ
*押忍!手芸部『押忍!手芸部―日本一男前な手芸本』(2006)
「一つ、余計なことは考えない。一つ、完成図やデザイン画を描かない。一つ、型紙を作らない。ミシンはマシンと呼べ!!!不器用上等!考えるより縫え!」
「7人の男前手芸部員からなる「押忍! 手芸部」(amazonより)
*編み物男子のパロディ「ニセの雑誌」。編み物男子たちが面白がってやってます。http://pain-au-sourire.jp/?p=4812
*スマイルニット男子部について
「スマイルニット倶楽部は東日本大震災の被災地と被災地外の方々を糸でつなげるボランティア活動を行っている編み物グループです。その後、ボランティアには参加していたけれど、自身は編めなかった男たちが2012年に課外活動として「ニット男子部」をつくり、2人で部活動を開始。『男が編めば世界が変わる』 We can change! We can knit! を合言葉に、日本全国に編み物をする男性を増やし、ニット界におけるジェンダーフリー社会の形成!を目指しています。」https://www.facebook.com/KnitGuys/
②日傘と編み物
*日傘の歴史、日傘男子、ジェンダーレス
*ロビンソン・クルーソーは日傘男子http://parasolumbrella.web.fc2.com/

5.まとめ―モダンの終焉、手編みの「始まり」


 最後になりますが、成蹊中高家庭科関係のみなさん、ありがとうございました。そもそも横山さんを紹介してくれたは家庭科の先生だし、編み物体験の指導にあたってくれたのも家庭科の先生と家庭部卒業生のみなさんでした。おかげさまで、編み物体験参加者全員が何か作品と呼べそうなモノを作り上げることができました(たぶん)。家庭科の協力なしにはあり得ないイベントでした。ありがとうございます。
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