交心空間

◇ 希有な脚本家の創作模様 ◇


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 記事『空白行も枚数のうち』(2010年11月9日)に、TOMAKOさんから次のよ
うなコメントをいただきました。


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はじめまして いつも拝見させていただいております!
オーディオドラマの書き方を書いた本で、一般に入手しやすい本は、数冊しか
なく、私の持ってる現役脚本家の方の書かれた本には、このように書きましょ
う・・・とかかれております。
それと、某シナリオの学校でも、そう教えてると思います。
だから、やたらと枚数を食うのですが、現役の先生がそう書いておられてるの
で、そういうルールなのだと思って、皆さん書いてるのではないでしょうか?
                          (TOMAKOさんより)
注意力散漫時代 【TOMAKOさんのブログ】
               *--------------------------------------*


 補足説明したいので、記事として書きます……。


交心空間 徒然雑記-ラジオドラマの台本

    ラジオドラマの台本
  (画像クリックで拡大表示)


 ラジオドラマの制作用台本を見開きでスキャンしたものです。作者が書いた
原稿を、放送局の担当者が制作用台本の形式に入力し、印刷して製本します。
台本は文字の大きさにもよりますが、1行が30~35字で1ページが10行~15行
程度で作ります。
 これを見ると台詞と台詞も行間があり、また台詞とSE(効果音)ではさら
に1行分の行間があります。これは、役者や制作関係者(ディレクター・音声
など)が、変更点とか演出内容などを書き込むためです。それからラジオドラ
マの収録は、(テレビと違って台詞を覚える必要がないので)役者が台本を手
にして台詞をしゃべります。そのため「見やすい」というのも大事なことにな
ります。
 台本形式のイメージがあるから「行間をとるよう」に教えているのかな……。


 依頼で書く場合は、どの番組か、あるいは放送時間を聞きますから、脚本家
が枚数を心得ているはずです。たとえばFMシアターの50分枠だと、私は四百
字詰め原稿用紙で50~60枚を目安に書きます。もちろん記事『空白行も枚数の
うち』で紹介した【例2】の形式です。当然、展開(台詞)のテンポやSEの
程度によっては、それ以上の枚数を書くこともあります。
 ちなみに『ミッドナイト・プラン』(1996年放送)は、男女の二人芝居で機
関銃のような台詞劇なので……70枚書きました。台本にして 100ページでした。
ラジオドラマとしては希でしょう。それでもカットされた台詞は少なく、放送
枠の50分で収まりましたよ。(笑)


 NHKでのラジオドラマ脚本コンクールで、中四国(広島局・松山局の共催)
の募集では「四百字詰め原稿用紙で45~50枚」とありますが、他局(東京・大
阪・名古屋など)では「55枚程度」「55~60枚」となっています。妥当な枚数
でしょう。
 募集要項として枚数指定はありますが、「台詞とSEの間に空白行を入れる」
などの詳細までは書かれていません。「空白行の有無にかかわらず脚本形式に
則っていれば問題ない」というのが私の見解です。ただし場面転換など展開上
「間」をとりたいときは、その意味合いで1行空けるのがいいでしょう。


 心配なときはシナリオ学校の先生に聞いてみるのもいいでしょう。質問は生
徒の特権ですし、それに答えるのが先生の義務だと……私は思います。

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