交心空間

◇ 希有な脚本家の創作模様 ◇


テーマ:

 NHK中四国ラジオドラマ脚本コンクールの審査員をさせてもらって14年に
なります。毎年いろいろな作品を読み……当然コンクールですから、優劣をつ
けて入選・佳作を決めてきました。もちろん審査員は私ひとりではありません
が、一員として作品の評価を見誤らないよう心がけています。


 ところで「審査」といえば、こんな逸話があります。


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シンガーソングライターの松山千春シングル「旅立ち」でデビュー(1977)
 ラジオで火のついた千春人気を支えた、一人のディレクター

                     【YAMAHA/おんがく日めくり】

(前略)…1975年に行われた“全国フォーク音楽祭”の北海道・帯広地区予選
会でのこと。コンテストを担当していたSTVラジオのディレクター竹田健二
氏は、長髪で線の細い青年の歌う、去って行く男を見送る切ない女の歌に心を
奪われました。青年は当時20歳の松山千春、歌は彼のオリジナル曲「旅立ち」
でした。竹田ディレクターが千春にかけた言葉は「ギターがひどいな…」とい
うものでした。もちろんそれは“歌が素晴らしいのに、もったいない”といっ
たニュアンスだったのですが、千春は逆に「俺はギターの品評会に来たんじゃ
ない。歌の批評をしてくれ!」と食ってかかったそうです。…(後略)
                   【YAMAHA/おんがく日めくりより】
               *--------------------------------------*


 歌と脚本の違いはありますが、「作品を評価する」という点では、この話は
『審査員の心得』を教えてくれるものです。はぐらかす批評をするようでは、
「審査員失格」といわれてもしかたありません。作者に対して(作品の)善し
悪しを明確に指摘、説明できるよう、(私自身)肝に銘じておきましょう。


 ちなみに……中四国ラジオドラマ脚本コンクールでは、応募者全員に結果を
通知するとともに、総評および入選・佳作への作品評を全審査員が、そして最
終選考に残った作品(10作品前後)には、いずれかの審査員の寸評を添えてい
ます。応募いただいたみなさんには、これにより各審査員が「どこに観点を置
き、どう評価(加点減点)したか」を知ってもらえるのではないでしょうか。


 ──創作活動の道しるべになれば幸いです。

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