交心空間

◇ 希有な脚本家の創作模様 ◇


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 記事「モノローグと台詞の違い」へ、水本爽涼さんからいただいたコメント
「☆追伸3☆」(2008年6月20日)に対する返信をここに書きます。


モノローグと台詞の違い (2008年2月17日)


『岸辺のアルバム』(山田太一作)
 水害(?)で家が流されるシーンがあったドラマですかね。八千草薫さんが
出演していた……好きな女優さんです。それから主題歌がジャニス・イアンじ
ゃなかったかな。♪ Will You Dance? アルバムを持っています。引っ張り出
して何十年かぶりに聴いています(懐かしい)……。ドラマとしては、家が流
れるシーンだけ覚えています。モノローグ(ナレーション)使用度まではまっ
たく記憶ありませんが……。


 まあ、たとえ誰の作品であれ、私はモノローグの多用に疑問を投げかけ異論
を唱えたいですね。


>感性は「それぞれ」ですから


 視聴者はそれでいいと思います。ところがしコンクールの審査では、何らか
の基準や観点で優劣を決める必要があります。その辺を理解してもらえたら幸
いです。



 このほか山田太一氏のドラマは、『男たちの旅路』(NHK)や『ふぞろい
の林檎たち』(TBS)をよく観ていました。単発ものでは細川俊之さんが主
演したほうの『終わりに見た街』が好きです。このほか「山田太一ドラマ」と
冠がつくと観るようにしていました。
 そんな中で一番印象に残っているのが、意外にもラジオドラマの『飛ぶ夢を
しばらく見ない』(NHK-FM)でしょうか……。


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『飛ぶ夢をしばらく見ない』あらすじ (goo映画より)

 雪の北陸線で列車事故が起った。入院中の田浦修司は、収容しきれない負傷
者をさばくため、一夜だけ他の患者との同室を頼まれる。それは骨折した女だ
った。真ん中につい立てを挟み、お互い顔が見えない二人は、ふとしたことか
ら言葉だけのセックスをしてしまうが、翌朝、看護婦がつい立てを払うと女は
なんと白髪の老女だった。退院後、田浦のもとに女から電話が入り、それを拒
否する田浦だったが、女は彼を待ち伏せていた。だが女は老婆ではなく、四十
ぐらいの中年の色気をたたえた魅力的な女だった。その女睦子と田浦はホテル
で一夜を過ごすが、翌朝彼女の姿はベッドになかった。三ヶ月後、突然睦子か
ら連絡が入り、再会する田浦だったが、睦子は至に若返っていた。どう見ても
二十代の女盛りで、恥らいながら生理が復活した告白する。そしてさらに激し
く愛し合う二人。しかし睦子は再び田浦の前から姿を消すのだった。田浦は狂
ったように睦子を追い求め、やっとの思いで彼女を捜し得た時、睦子は田浦に
自分の変身の秘密を告白する。そしてどんどん若返っていく睦子に、田浦は家
庭も会社も捨てて少女となった睦子と同棲をはじめる。しかし、その蜜月もあ
る男の警察への密告で崩壊していくのだった。逮捕された田浦は、妻にも法廷
にも今迄のことを釈明することができずそれによって全てを失ってしまう。そ
んな彼の前に今度は五歳くらいの幼女が現われる。田浦には彼女が睦子である
ことがすぐにわかった。しかし睦子にはもはや一刻の時間も残されていなかっ
た。やがて田浦に「どうか静かに別れて」と懇願する睦子は「たのしかった。
とてもいい日々だった」と感謝の言葉を残し、退け時の人波の中に消えてゆく
のだった。
               *--------------------------------------*


 この作品は小説で発刊され、ラジオドラマ化のあと映画化もされていますが、
イメージをふんだんに掻き立てる観点からいって、ラジオドラマ版が最高でし
ょう。ただこの作品もモノローグのような、独り言のような台詞がかなりあっ
たと記憶しています。それでも特異な設定とイメージの増幅性が上回っており、
好きな作品のひとつです。

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