交心空間

◇ 希有な脚本家の創作模様 ◇


テーマ:

 日本語として広辞苑に認知された「うざい」ですが、折しも先月完稿したド
ラマ『カレシは古稀』で使っています。主人公である17歳の少女が周囲の鬱陶
しさや煩わしさに反応して「うざ~い」と吐き捨てるシーンがあります。これ
に対して相手役は70歳の老人です。「うざったくはない。親として当然の権利
だ」と本来の言い方で返します。
 もしもここで老人が「うざくはない」と返したらどうでしょう。確かに言葉
としては成立しますが、果たしてその言い方がこの人物の個性に相応しいかで
す。「うざい」と略した形を使うのは主に若い年齢層です。反論として「うざ
くはない」では少女と同等のボキャブラリーか、少女の人格(個性)を受け継
いだようになり、その人物(老人)らしさが損なわれます。
 そのあとの「親として当然の権利だ」と諭す意味でも、老人の強固な個性は
保ちたいところです。したがって本来の形である「うざったい」を活用させて
表現しました。
 簡単に切り抜けるなら「そんなことを言うもんじゃない」でもいいでしょう。
しかし、より言葉(台詞)を追求すれば人物の年輪や人格を表現できるのです。


 ──汲み取ってもらえると嬉しいですね。

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