交心空間

◇ 希有な脚本家の創作模様 ◇


テーマ:

 朝。倉橋島の県道を一台の軽ワゴン車が走る。運転しているのは俊之だ。後
部座席で電話してきた老婆の静子と不仲の老人・敬三がお互いそっぽを向いて
いる。静子が、俊之の隣に座れなかった不満を敬三にぶつける。俊之は、仲良
くしてもらいたいと、二人を一緒に座らせたのだが、案の定この二人、口を開
けばいがみ合いをはじめる。ところが、交通機関の少なさや期待はずれの老人
介護に対する先行きの不安など、行政についての不満は一致する。仲が良いの
か悪いのか、そんな二人の会話に適当に相づちをうったり、話が途切れると無
理に場を盛り上げようとする俊之がいる。
 呉市の総合病院に到着して、敬三が降りる。俊之に「いつもすまないね」と
二千円を払う。ワゴン車は静子を乗せたまま発車する。静子もまた、俊之には
感謝している。そう、俊之は白タクの運転手なのだ。


                             《つづく》


プロット『迷走ドライバー』(前回までの話)

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

坂本 博さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。