こどものころ、横断歩道を渡るときは「右見て左見て、もう一度右を見まし
ょう」と教えられました。自動車学校の教習でも車を発進させるときはさらに
「後方確認も忘れずに」と言われます。
このように日常生活では「いろいろなところに意識を向けましょう」といわ
れ、習慣的にそれを実戦しているのに……。どうして「考える」ということに
なると「最初に閃いたことで突き進むか」不思議でなりません。創作において
も、当然最初の閃きに対して『正論、逆説、中間案……』を探り検討すべきで
す。そのうえで最終結論を出せばいいでしょう。