交心空間

◇ 希有な脚本家の創作模様 ◇


テーマ:

 パソコンで文章を書いて漢字を適用する場合、変換される漢字にどれだけ信
頼をおいていますか。どんなに高性能な判定で変換されるとしても、それが書
き手の意図する語であるかは百パーセント確実とはいえません。たとえば「わ
かる」を変換すると「分かる」「判る」「解る」の三種類の漢字があります。
一般的には「分かる」が用いられますが、表現において「判明」を意味すると
きには「判る」を、「理解」には「解る」を使う場合があります。「彼の正体
が判る」「彼の話はよく解る」といったぐあいです。
 この他にも「みる/見る・観る・看る・診る」「きく/聞く・聴く・訊く」
「かく/書く・描く」「とる/取る・採る・捕る・盗る・撮る・録る・執る」
「はかる/計る・図る・測る・量る・謀る・諮る」「うまい/上手い・巧い・
旨い・美味い」などがあります。


【例】医者が患者を診ているあいだ、患者は医者を見ていた。


 診察する様子と見つめる状態が一読で伝わります。ところが「診ている」を
同じように「見ている」と書いて(変換して)は、お互いが見つめ合っている
ようです。意図がそこにないなら、明らかに『変換時の選択ミス』といえます。
また、ひらがな「医者が患者をみているあいだ、患者は医者をみていた」では、
その状況が一瞬つかめず「?」となりそうです。まだしも「医者/患者」の記
述があるので、読み手の想像に委ねることもできるでしょうが、「坂本」など
の固有名詞で「坂本がポチをみているあいだ、ポチは坂本をみていた」となる
と、さらに不明瞭になるでしょう。(犬と見つめ合ってどうするんじゃ……)


【補足】文章の意図が「見つめ合う」ところにあるなら、文法的には「坂本が
    ポチをみているあいだ、ポチも坂本をみていた」が正しいといえます。


 ──文章は、目で吸収して脳で理解し、心で感じて身体で反応するものです。


 日本語文章は『ひらがな』『カタカナ』『漢字』の三大分野を巧みに組み合
わせ、書き手の意思を正しくかつ魅力的に伝える世界です。他国にはない、素
晴らしい言語ではないでしょうか。
 そのうちの漢字をいかに使いこなすかで、文章内容を的確に表現できるので
す。もちろん、その漢字の読みや意味が広く認知されていることが前提になり
ます。難しい読みであれば、ルビ(ふりがな)をふるようにしましょう。また、
いくら漢字に強みがあるからといっても、一般的でない使い方は避けるように
するのが、見た目にも美しい文章を書くポイントといえます。

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