交心空間

◇ 希有な脚本家の創作模様 ◇


テーマ:

「親でありながらも若者の気持ちを応援したい」と思い続けてきた修……。と
はいうものの、「せめて金は親に返せ」と敏和に詰め寄り、金が必要なら自分
(修)の酒屋でアルバイトするよう勧める。敏和は好みのバイトではないので
素直に納得しないが、これが公になってはこれからデビューしていくのにイメ
ージダウンだと感じる。それと、ファンに一生懸命さをアピールするには絶好
のシチュエーション。そんな目論みもあって、渋々バイトを承知する。
 話を聞いた道子は「バイトを雇う余裕などない」と不機嫌になる。道子に頭
の上がらない修は、「それなら自分が雇い、自分の代わりに働いてもら」と、
いつもになく我を張る。それもそのはずである。既にバイトをさせるつもりで、
敏和を呼んでいたのだ。表では、修の言いつけで敏和が、荷をミニバンに積み
込まされていた。道子は呆れ返り、「勝手にすれば」と言わんばかりに自分の
仕事に精を出す。
 敏和は一見真面目そうに働いているが、「バイトする暇があったら練習がし
たい」とブツブツツ言っている。ルックスや音楽では優れていても、まだまだ
大人になり切れない姿が見え隠れする。
 同年代で上京の夢をもつ敏和と美音は気が合うらしい。美音は、父親(修)
は「本当は反対したいのだ」と気づいている。高校を卒業するまでに両親を説
得するつもりだと話す。「逃げないこと、諦めないこと」と修に育てられた美
音……。ダメ親父だけに、たまにいいこと言ったり、いいことしたりするとジ
ンとくるときもある。ドライな(乾ききった)自分(若者)たちとは違って、
未だに生モノという印象を抱いている。父親というより、天然記念物と捉えて
いるようだ。
 修ならまだいいが、年下の美音に言われた敏和は面白くない。とはいうもの
の、いろいろな観点や価値観をもち、自分の可能性を見つけようとする美音に、
敏和は興味を惹かれる。


                             《つづく》


*----------* ポイント解説 *----------*


1.舞台を酒屋に移して、敏和のバイト話を軸に、修の日常(酒屋での仕事振
  り)や家族の様子を伝えます。
2.若者の思いや姿を見せながら、修のポリシーと対比します。修にはなく若
  者にあるもの、修にあって若者に欠けているものを探ります。
3.敏和と美音に接点をもたせ、惹かれる姿を匂わせます。

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