交心空間

◇ 希有な脚本家の創作模様 ◇


テーマ:

 現在、ラジオドラマ脚本コンクールの審査中で最終選考に残った作品を読ん
でいます……。私が作品を読むときのポイントを説明しましょう。


1.作品全体を捉えて、「作者がその作品で何を言いたいか」というテーマを
  踏まえて読みます。
  (1) テーマに沿ったエピソードを中心にドラマが組み立てられているか。
  (2) テーマに纏わる伏線が構築されているか。
  (3) クライマックスへの助走路に惹き付け要素があるか。
  (4) クライマックスは物足りているか、あるいは饒舌になっていないか。
  (5) テーマを理解できる作品か。


2.人物像に着眼します。ドラマを生かすも殺すも人物であることから、登場
  人物(何はともあれ主人公)が奥深く魅力的に描かれているかを見ます。
  (1) 人物像とエピソードと照らし合わせ、テーマを物語るのに相応しいか。
  (2) 人物が作者本位のストーリーのために動かされてないか。
  (3) 人物の行動や台詞に納得できるか。(個性に似合ったものか)
  (4) 人物の葛藤はあるか、それは満ち足りているか。
  (5) ありきたり(平凡)の中に、どれだけの特異性、意外性があるか。つ
    まり、平凡の連なりだけではドラマとはいえない。
  (6) 人物を通して描いたドラマに共感できるか。


3.細かいところとして、台詞ひとつひとつやSE(効果音)の使い方までチ
  ェックします。
  (1) 台詞の論理は展開しているか。
  (2) 台詞の意図はどこに向いているか、(何をいわんとする台詞か)
  (3) キレや魅力のある台詞は存在するか。
  (4) グダグダと説明っぽかったり、挨拶ばかりで退屈しないか。
  (5) 書かれているSEはラジオドラマに適切か。(音で表現できるか)
  (6) ドラマの内容によっては、SEをイメージ的あるいは幻想的に駆使し
    ているか。


 基本的な審査ポイントは以上ですが、これに『斬新さ』が加われば文句なく
好印象といえます……。「審査(読むとき)のポイント」として話しましたが、
逆に捉えれば『創作(書くとき)の注意点』になります。心得ておくと秀作に
繋がるでしょう。

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