交心空間

◇ 希有な脚本家の創作模様 ◇


テーマ:

 フォーク村時代は修も上京願望があり、本気でプロになることを考えていた。
見切りをつけて広島を捨てていくのではなく、広島で身につけた力を東京で試
し、それを基盤に活動できたらと考えていたのだ。それも今となっては儚い思
い出であり、今の若者たちの「広島はどうでもいい」というつれない考えに、
修の淋しさは募るばかりだ。
 美音の宣言も気になる修は、同じ気持ちのバンド連中に聞いてみる。それは
考えるまでもないこと、当然だと言う。やはりそうなのか。彼らにとって仲間
とは、親友とは、広島とは、音楽とは、何なのか? 確かに友達や友情や故郷
や夢はそれなりに感じるが、それぞれが個別に存在し、互いにリンクして相乗
効果を高めるものではない。
 そんな折、バンドのメンバーの一人(敏和)の母親が飛び込んで来る。敏和
は、上京のために親の金に手をつけたのだ。敏和は借りただけと言い張るが、
母親は納得しない。敏和は、これまで親も子も関係ないと勝手ばかりをしてき
た。それが、自分の都合のいいときだけ「親子」を持ち出す。若者の、自由と
自分勝手を履き違えた矛盾と、そんな親の無関心を感じる修だった。


                             《つづく》


*----------* ポイント解説 *----------*


1.「プロへの夢」と「広島への思い」について、様々な立場の人の考えを掘
  り起こします。
2.このとき、何の動きもなく話すだけでは『トークショー』になります。日
  常生活やそれぞれの活動、同窓会への動きの中で伝えるようにします。つ
  まり「○○しながら※※の話題を進展させる」という、二本立て(並行)
  の流れを組むことで、ドラマにメリハリをつけます。こういったやりとり
  は、日常ではしばしばあります。ドラマに取り込むと際立った組み立てと
  いえます。
3.敏和の一件が浮上することで、夢に向かう者にとって「家族(親子)のあ
  り方」にもスポットを当てます。

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