交心空間

◇ 希有な脚本家の創作模様 ◇


テーマ:

 何とか一恵を励ましたいと考えるが、修に出来るのは歌うことくらいである。
しかし病院の猛反対で、それもできないとは……。すっかり落ち込んだ修を家
族やマスター、音楽仲間が「やるだけやったんだから、気持ちは伝わったさ」
と慰める。それでも修は諦めきれないでいる。
 手術前日の午後、修は病室の見える路上で歌っていた。ゲリラ行為に集まる
人々。駆けつけた警官の厳重注意。それでも必死に歌い続ける修がいる。外か
ら聞こえる修の歌に耳を傾ける一恵。そして、その熱意が通じたのか、主治医
が病院側を説得してくれ、静かな歌に限って病院の中庭で歌わせてもらうこと
になる。近くなった修の歌声を、一恵は心を落ち着けて聴いている。とってお
きのバラードを一恵のために歌う修がいる。


 翌日、手術室へ向かう一恵に、修が昨日演奏したときに使ったピックを渡す。
一恵に嬉しさと手術に立ち向かう勇気が一層強まる。修に感謝の言葉もない弥
生と光司。弥生が光司をちょっと後ろを向かせる。そして、修の頬に「ありが
とう」とキスをする。
 有頂天で家に戻った修は、やけにお客に愛想が良かったり、ウキウキしなが
ら配達に行く。このところ元気のなかった修に調子の良さが戻り、家族もまた
いつもの、父親をないがしろにする家族に戻っていく。
 一恵の手術も無事終わり、切り取った癌細胞の検査の結果、再発の可能性は
少ないとのこと。手術の成功を喜び、ライブも乗り乗りの修がいる。マスター
も、若い頃のバイタリティ溢れた修を思い出したと笑みを浮かべる。


                             《つづく》


*----------* ポイント解説 *----------*


1.設定した弊害に落胆する修と、彼を励まそうとする周囲から、人々の繋が
  りや優しさを伝えます。
2.このドラマは中年層が主人公ですが、若かったころの無鉄砲な面をだすこ
  とで青春時代を彷彿させます。
3.ひとつの問題提起「懐かしいファン・一恵の闘病」に着地点(手術成功)
  を設け、展開を一段落させます。その後の展開(第9節)で弥生が引き金
  になるエピソードがあるので、弥生が修にキスをプレゼントすることで前
  面に浮上させておきます。中年主体の展開に若者も絡めるという意図もあ
  ります。
4.調子のいい親父に戻った修で、第1セクション(1節~4節)を締め括り
  ます。

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