傘がない(井上陽水)
テーマ:創作概念 井上陽水さんの歌に『傘がない』がありますが、この歌詞は実に論理的に展
開し、なおかつ人物の葛藤に迫り、それなりの着地点に到達しています。つま
り、ドラマに必要な要素を多分に含んだ歌なのです。
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♪ 傘がない 作詞・作曲 井上陽水 ♪
都会では自殺する若者が増えている … 世相を伝える :時代背景
今朝きた新聞の片隅に書いていた … その中に人物がいる :人物登場
だけども問題は今日の雨 傘がない … 人物の問題がある :状況設定
行かなくちゃ 君に会いに行かなくちゃ … 人物の意思がある :目的提起
君の町に行かなくちゃ 雨に濡れ … それには弊害がある :問題勃発
冷たい雨が今日は心にしみる … 弊害から生じる心境 :クライマックス
君のこと以外は考えられなくなる … 乗り越えようとする :葛藤
それはいいことだろう … それを悟る姿がある :着地点
テレビでは我が国の将来の問題を
誰かが深刻な顔をしてしゃべってる
だけども問題は今日の雨 傘がない
行かなくちゃ 君に会いに行かなくちゃ
君の家に行かなくちゃ 雨に濡れ
冷たい雨が僕の目の中に降る
君のこと以外は何も見えなくなる
それはいいことだろう
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この歌が、そこまで考えて創られたものかどうかは知るよしもありません。
おそらく陽水さんの「感性が生んだ世界」の一言に尽きるのでしょうが、ドラ
マを「論理の積み重ねと意外性の交差。そしてそれは計算された芸術」と捉え
る私には、「創作の考え方」を語るに相応しい歌といえます。









1 ■はじめまして
陽水氏の「傘がない」は非常に多くの感性を導き出してくれます。純愛だったり、社会問題、はたまたそれらをひっくるめた皮肉ともとれますね。。