ピコレーザーを導入しました。

今回導入したのは、シネロン・キャンデラ社のピコウェイというレーザーで、1064、785、532nmの3波長のレーザー光を発信できる最新のピコレーザーです。
ピコレーザーとは、ピコ秒という従来のQスイッチレーザーの1000分の1のパルス幅を
実現した画期的なレーザーです。

Qスイッチレーザーは1990年代に開発され、当時の皮膚の色素疾患治療に革命的な進歩をもたらしました。その後徐々に改良、モデルチェンジが行われ、当院では開院以来QスイッチルビーレーザーとQスイッチルヤグレーザーをそれぞれ3世代使い続けてきました。
そしてここにきて、まさに約20数年ぶりにピコレーザーという新時代のレーザーがやっと登場したのです。

従来のQスイッチレーザーがナノ秒(1億分の1秒)単位のパルス幅に対し、ピコレーザーは、その1000分の1の短い時間しかレーザーによる熱破壊が行らないため一瞬のうちにターゲットの細胞にダメージを与えることが可能です。

まだ登場して間がないレーザーのため、実際の臨床効果が全て明らかになっているわけではありませんが、様々な色素性疾患に確実に良い結果を出すことができるレーザーです。

ただ、ピコレーザーは、誰が使っても、何に使用してもよいというわけではなく、Qスイッチレーザーをはじめとするレーザー治療の知識と経験がしっかりとある医師が使用して初めて良い治療効果が得られる機械です。

現在のところ、タトゥー(刺青)に対しては素晴らしい効果があることが実証されていますので、この分野から治療を開始しています。今後どんな色素性疾患に効果があるかしっかりと検証して、良い結果が確実に得られるものから徐々に治療の幅を広げていきたいと思います。

AD