2014-15 New model Ski 感想

テーマ:
●前置き●
スキー板の感想は、人によって大きく違います。
スキル、筋力、体重、滑り方、フィーリングの好み
これらの違いによって、ある人にとっては良い板が、ある人にとっては使えない板いう評価になったりします。
ですので、スキー板の感想は参考程度に留めておいてください。
そして自分で試乗会に参加して体感する事をお勧めします。


試乗会感想
日時:2/21-22
会場:ユートピアサイオト
バーンコンディション:硬→ザク
なるべく同じ感じのコンディションで滑るようには留意し、評価もコンディションの違いを考慮して考えています。
それでもやはりコンディションの違いによる評価の変化は生じてしまいます。

・OGASAKA TRIUN SL(GRプレート)
競技用
硬い。ガツーンとエッジが入ります。
SLだなーという板なので、ズレズレやキレキレは誰でも出来るけど、ズラしを使ったターンの微調整はパワーとスキルを必要とします。
安定性も高く、スタンダートかつクオリティの高いSL板です。
低速でのコントロールが難しいので、ゲレンデ使いならプレートのランクを下げる方が良いです。

・OGASAKA TC-SZ(GRプレート)
基礎小回り
大人気だったTC-SXがそろそろ寿命の時期ですので、大きめの需要が入ると思います。
このモデルと、更に次のシーズンの小回りモデルがたくさん売れると予想しています。
なのでゲレンデで目立つには、ショップオリジナルカラーを選ぶ必要があるかもしれません。

TC-SXとの比較ですが、しっとりしています。
ターンの始動がちょっと遅いかも?
これは試乗した板がGRプレートだったことも影響していそうです。
全体的にはバランスの良い板に仕上がってます。

・ROSSIGNOL HERO FIS SL
競技用
キレ良くレスポンスも良いです。
安定性は並な印象かな。でもSL板に過剰な安定性は無意味とも言えるよね。
この板の一番の問題は、デザインがダサいことです。
レンタルスキーにしか見えません。
白黒ベースのモデルはカッコイイのに、どうしてこんなことに・・・

・ROSSIGNOL Demo beta
基礎用
しっとりしてて、エッジも良い食い付きです。
ズレも容易ですけど、どちらかといえばキレる板かな。

・FISCHER WORLDCUP SC PRO RT4
競技用?これはトップモデルじゃなかったような記憶が。
ビンディングの差だけだったかも。
FISCHERのラインナップをよく覚えてないので怪しいですけど。
キレが良い板です。
ただ、試乗した板がPisteチューンじゃなかったのかな?
ワクシングが悪く、ソールの滑りが少し悪くて残念。
安定性はTRIUNが上かな。
昨シーズンに感じたFISCHERの爆発的な推進力をあまり感じなかったのは、私の滑り方が変わったせいかもしれない。
そのあたりの確認を怠っていたことを後悔しています。

・VOLKL RACETIGER SL WC
競技用
キレ良く軽快です。今回の中で一番キレました。
VOLKLの板全般に言えますけど、板が軽い割りにレスポンスが強いのでパワーが必要になります。
体重が軽いと振り回されがちです。
白人をメインターゲットとしてる設計なんだろうなーと感じます。
そうゆう意味で人を選ぶ板です。
もし使いこなせるなら一番良い板だと思います。

・VOLKL PLATINUM GD SPEEDWALL
基礎大回り
ロッカーではないので、ロッカーに慣れているとターン始動が少し遅めに感じます。
キレがよく、どっしりと安定した板です。
気持ち良く大回りできます。

・VOLKL PLATINUM CD SPEEDWALL
基礎大回り
ロッカーになってサイドカーブが強くなったGDという感じ。
どっしりとしつつも、回し易い板です。
ただ、中途半端感があり大回りならGDの方が良いかなぁと感じました。
オールラウンドとしてチョイスするならCDが良いと思います。

・ATOMIC BLUESTAR DOUBLEDECK 3.0 LX
基礎大回り
何だかんだで相変わらず大注目なDemoXから続くシリーズです。
今年はプレートを一新したそうです。
板に「RACE ROCKER」と書かれてますけど、RACEと同じタイプのROCKERを使ってますよって事じゃないかなと思います。
この板はどう考えても基礎用です。
新型プレートの影響か、操作がすごい軽いです。軽すぎます。びっくりしました。
セカンドモデルとか若干ファットなオールラウンドモデルみたいな軽さです。
あれ?間違えてセカンドモデル選んだ?と不安になりました。

DemoX以上に、扱いやすさを感じました。
なのに、安定性はズバ抜けてます。飛ばしても安心。
試乗した板が短めだったこともあり、小回りも楽チンでした。
昨シーズンはチューン不足のせいか、微妙に感じましたけど、やはり良い物です。

・ATOMIC BLUESTAR DOUBLEDECK 3.0 SX
基礎小回り
上記の小回りモデルです。
基本的なフィーリングは同じです。
そしてこれは曲がります。正直なところ曲がりすぎます。
LXもDemoXから受け継いでいる特有のオートマチック感がありますけど、SXは輪をかけてオートマチックに感じます。
初期DemoXみたいな強制的にRが固定される感覚までは無いですし、ズレもコントロール出来ますけど、
カービング大回りをしてると「はよ曲がれや」という板の意思を強く感じます。
小回りは軽快に出来てご機嫌です。小回り専用機です。
オールラウンドにってことならLXの方が向いてます。

LXにも言える事ですけど、自力で十分な安定性を発揮できる人は、この板を選ぶ必要は無いかと思います。
高い安定性によってギリギリだった滑りに余裕ができて、結果としてうまく滑れる。
それがこの板の強みだと思います。
逆に言えばこの板だと上手く滑れると感じる人は、上達の余地が残ってるとも言えます。

・ATOMIC BLUESTAR FW ARC
基礎小回り
製品ラインの立ち位置としては、3rdモデルくらい?
LXやSXがトップで、その下にLCとSCがあって、別ラインとしてFWやTIシリーズがあります。
中級向けモデルかな。
とても足が楽な板でした。
高速カービングには不安感がありますけど、中級レベルで使うには良いと思います。

・Elan SLX
競技用
いつも通りでした。
キレつつも安定した板です。
SL板としては扱いやすさが際立っています。
キレはVOLKLの方が良いです。
SLなのに扱いやすく、ズレも出しやすいため、基礎スキーに向いてます。
カービング重視しつつも基礎スキーの板が欲しいという人なら、SLXはアリです。

・Elan SL
競技用
SLXのセカンドモデルです。
ただ、SLXとそこまでの差は感じませんでした。
セカンドモデルとはいえ競技用。基礎トップモデルよりはキレます。
コブなどの不整地も視野にいれた基礎スキー用カービング板ならSLXよりこちらかもしれません。

・DYNASTAR CR70 DEMO
基礎
これに試乗する前、ずっとSLを試していたせいか、異様にズレを感じました。
とはいえこれはSLに慣れたせいなので、思い返せばキレのある板だったと思います。
このへんの感覚の矯正は難しいところです。
1本試すたびに基準となる板で滑り直していたら時間が足りないですし。
キレつつ安定した滑りが出来ます。
ズレからキレにシームレスに切りかえる滑りに向いた板だと思います。

・Salomon X Race
基礎小回り
X Raceとか書いてますけど基礎用です。
DemoとEquipが廃止・統合されてから、Salomonのラインナップは分かりにくいです。
あとスキー板に限った話じゃないですけど、名前にXってついてると「エックス」なのか「クロス」なのか、読み方に悩みます。
ふりがなください。
軽快でバランスの良い板です。
取り回しが楽で、足が疲れにくい印象です。
ただ何ていうのかな、デザインがフリースタイル用って感じだよねこれ。
基礎用ならもうちょっと鋭いデザインの方が良いんじゃないかなぁ。



おすすむ
競技:VOLKL RACETIGER SL WC
基礎:ATOMIC BLUESTAR 3.0 LX
オールラウンド系やファット系は試してないのでお勧め無しです。
あえて今回の板からオールラウンド系を選ぶなら、Salomon X Raceでしょうか。


ATOMICとVOLKLが大人気でした。
どちらもなかなか借りる事が出来ず、VOLKLは種類が多かった事もあり、試したい板の半分しか試乗できませんでした。
そして今更ながらHEADとBLIZZARDに試乗するのを忘れてました。
まー何故か私はHEADのiシリーズと相性が悪いので別に良いのですけど。(負け惜しみ)
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