サウンドトラック秘宝館

スコア盤を中心に紹介する、ちょっと(ちょっとじゃないかf^_^;))マニアックなサントラレビューです。


テーマ:

 

 

I Predatori di Atlantide
監督:ルッジェロ・デオダード
音楽:グイド&マウリッツィオ・デ・アンジェリス
主演・クリストファー・コネリー、アイヴァン・ラシモフ、ジオイア・スコーラ、ジョージ・ヒルトン、トニー・キング
1983年 イタリア映画



本日は、パチモン作品の中でも掟破りな本邦劇場未公開どころかビデオも未発売な1本をご紹介。
数ある亜流マッド・マックスものの中でも、強引な展開の数々にアメリカではカルトな人気まで出てしまったという作品。
米国では「RAIDERS OF ATLANTIS」というタイトルでビデオが出ています。
ストーリーは、マイアミ沖に沈没したロシアの原子力潜水艦を引き上げるための作業を進めているチームが、海底でアトランティス大陸らしきものを見つけます(笑)。原潜を引き上げようとしたところ、魚雷から放射能が漏れてアトランティス大陸に何等かの影響が出て、これが原因で大津波が発生、フロリダは壊滅的な被害を受けます。
生き残ったわずかな人々が生存の道を探りますが、どこから湧いて出てきたのかわからない暴走族のような一味に追われることになる・・・というお話。
現代劇にむりやりマッド・マックス的展開をこじつけて、二匹目のドジョウを狙った商魂のたくましさは称賛に値します。
一応、暴走族のような連中との闘いの中で銃撃戦が展開されるのですが、アクションがお粗末。
隣で手榴弾が爆発しているのに、ジャンプして無傷とか、
仲間の背後に回り込んだ暴走族に対して後ろから至近距離でマシンガンをぶっ放したり
(普通仲間も巻き添えになる距離感なのに仲間は無事)、まあ滅茶苦茶です。
津波のシーンも相当なものです。
ミニチュアが丸わかりな上に、津波がショボい。昭和の特撮テレビシリーズレベルです。
監督は、ロジャー・フランクリンことルッジェロ・デオダード先生。
カニバル系残虐ホラーで鍛えたゴア描写はここでも健在で、オートバイに乗った悪党がピアノ線で首ちょんぱされるシーンなど抜かりがありません。

 

 


音楽は、グイド&マウリッツィオ・デ・アンジェリス兄弟。
主題歌は、アンジェリス兄弟の変名、オリヴァー・オニオンズが演奏する軽快な主題歌。
アース・ウィンド&ファイヤーすら彷彿とさせる(させないか笑)ディスコ調の歌で、
プログレ風味のシンセのリフが気持ちよさを倍増させます。
途中の展開の部分でオルガンが入ってくるので、突然イタリアン・ホラーのような感じになります。
この主題歌は12インチバージョンでの発売なので、リズム的にはノリノリです。
ちなみにサントラは、この12インチシングルしかなく、B面は主題歌のインスト・バージョンという手の抜き様です。
スコア盤はLPすら発売されていません。
イタリアのサントラレーベルがどっかの倉庫からセッションマスターを見つけてくれることを期待します。
例によって、パチモン映画は上映国によって様々なタイトルが付けられていて、
12インチシングルはドイツ盤なので「BLACK INFERNO」というタイトルになっています。

 

 

 

ランキング参加中です みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^) よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪   ↓ にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ
にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(4)  |  リブログ(0)

テーマ:

 

 

 

SHARK ROSSO NELL'OCEANO
監督:ランベルト・バーヴァ    
音楽:ファビオ・フリッツィ    
出演:マイケル・ソプキー、ヴァレンティナ・モニア、ジョン・ガルコ、ウィリアム・バーガー、アイリス・ピーネイドウ    
1984年 イタリア映画

連休で時間に余裕があると何故かパチモンの比率が上がるサウンドトラック秘宝館。
今夜もパチモン・ジョーズの1本をご紹介。

ストーリーは、ある海岸で謎の海洋生物による犠牲者が続発したことから、海洋学者をはじめとするチームが
真相究明のため調査に乗り出します。
実は海洋生物の正体は、海洋の利権独占を企む一味により遺伝子操作で生み出された怪物だった・・・・というお話。
まあ、どうせ皆さん観ないでしょうから、正体明かしちゃいますが、
サメとタコを掛け合わせてイルカの脳みそくっつけた生物が犯人です。
しかし、こんなとんでもないカス映画ですが、後にアメリカでまさかのリメイクがなされています。
「シャークトパス」(2010年)というテレビムービーですが、この後、シリーズっぽいのまで製作されています。
この映画、そんなに面白くないのに、実はパチモン映画界では名の知れたベテランが結集して作られています。
後のリメイクもそのせいか(ウソか 笑。)
監督のジョン・オールド・Jrは、マリオ・バーヴァを父にもつランベルト・バーヴァ、
原案のルイス・コーツとマーティン・ドルマンは「スタークラッシュ」のルイジ・コッツィと「ドクター・モリスの島フィッシュマン」のセルジオ・マルチーノ、
音楽のアントニー・バリーモアは「サンゲリア」のファビオ・フリッツィという具合です。
さらに製作はミーノ・ロイだし、脚本は数々のパチモン・アクションを手掛けたダルダーノ・サケッティとジャンフランコ・クレリチ、撮影もパチモンにはお馴染みのジャンカルロ・フェランドだったり、ほんと超豪華です
(と思っているのは僕だけか)。

なお、DVDタイトルは、「ジョーズ・アタック2」となってます。

 


音楽は、ファビオ・フリッツィ。
ルチオ・フルチ監督のホラー作品のスコアでお馴染みの人です。
ビクシオ=フリッツィ=テンペラの3人名義(フランコ・ビクシオ、ファビオ・ヒリッツィ、ヴィンス・テンペラ)でスコアを担当することもありますが、今回は単独名義です。
全編に渡って、シンセでチャッチャッと作った感のある安っぽい音のスコアなのですが、
この人、ソングライティングセンスがいいので、モチーフがメロディアスで聴きやすい。
プログレ寄りですが明確なメロを持っているので、耳にス~っと入ってきます。
本作のテーマ曲は和やかな雰囲気のシンセチューン。
ジョーズのような不気味な曲とは対照的です。
「テンタクルズ」ほど陽気ではありませんが、パニック映画としては意外なスコアです。
元々、サントラは発売されていませんでしたが、発掘音源がめでたく伊BEATレーベルからCD化されました。
昨年11月の発売ですが、限定500枚なのでファビオ・フリッツィ・ファンの方はお早めにどうぞ。

 

 

ランキング参加中です みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^) よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪   ↓ にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ
にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

 

 

 

LUCA IL CONTRABBANDIERE
監督:ルチオ・フルチ    
音楽:ファビオ・フリッツィ    
出演:ファビオ・テスティ、マルセル・ボズフィ、イヴァナ・モンティ、ダニエル・デュブリノ
1980年 イタリア映画


「野獣暁に死す」ではありません。
松田優作主演の同名映画でもありません。
紛らわしいビデオタイトルが付けられた、本邦劇場未公開のパチモン・マカロニ・アクション。
イタリアン・ゴア・ホラーの帝王、ルチオ・フルチ監督が珍しくギャングものを手掛けています。
一見すると、パチモンフィルムノワールかパチモンゴッドファーザーという趣ですが、
「当時のヒット作にあやかって二匹目のドジョウを狙う」というパチモンの定石からは外れるタイミングで製作されています。
もしかして、これはギャングもの映画に対するパロディか?
ストーリーは、麻薬密売組織と密輸業者の間のトラブルを発端として、兄を殺された弟が組織を相手に復讐を始めますが、組織内に裏切者がいたことから事態は思わぬ方向に進展し、遂には組織内の一大抗争にまで発展する・・・・というお話。
さすがフルチ監督、アクション映画なのにホラー顔負けな残酷描写を盛り込んで、
終始暗い映像も相まって観るものをイヤ~な気分にさせてくれます。
女性の顔をバーナーで焼いて殺したり、女性を暴行するシーンも容赦がありません。
この作品は、女性と一緒に観るのは避けた方がよろしいかと思います。
結末もイタリアン・ゴア・ホラー・キングらしく、完全なハッピーエンドでは終わりません。
何とも言えない余韻を残す終わり方をします。



音楽は、フルチ監督とはコンビの長いファビオ・フリッツィ。
テーマ曲は、プログレとフュージョンを掛け合わせたようなライトなインスト。
フュージョン系のフレットレスベースのプレイが耳にとても心地よい。
このベースはスコア全編に渡って大活躍します。
もしかして、演奏しているのはゴブリンのファビオ・ピニャッテリか?
スコアの他に、ファビオ・フリッツィが手掛けた歌モノも入ってます。
バナナラマのようにも聴こえる女の子のユニゾンボーカルによるディスコチューンです。
"You Are Not The Same"という歌で、この女の子たちCricketというユニットだそうです。
公開当時はこの歌が入ったシングル盤が発売されただけで、スコアは失われていたと思われていましたが、
2015年になってスコア音源が発掘されました。
商魂たくましいイタリア映画音楽界のこと、ちゃっかりBEATレーベルからCD化されました。
しかも、ちゃんとステレオ収録されているという、状態も良い。
発掘音源なので、公開時に発売されたシングル盤に収録されていた曲以外は、
すべてトラックにseq.○○という表記がされています。



 

ランキング参加中です みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^) よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪   ↓ にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ
にほんブログ村

 

 

 

Ost: Contraband Ost: Contraband
 
Amazon

 

 

 

 

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

 

 

ROBOWAR
監督:ヴィンセント・ドーン    
音楽:アル・フェスタ    
出演:レブ・ブラウン、キャサリン・ヒックランド、アレックス・マクブライド、ロマノ・プッポ、クライド・アンダーソン、アラン・コリンズ、マックス・ローレル    
1988年 イタリア映画

 


最近アップが減ったパチモンシリーズですが、久々に亜流SFアクションをご紹介。
今回の元ネタは「プレデター」(ちょっぴり「ロボコップ」も)です。
パクリというか、シーンによってはほぼコピーです。
ストーリーは、カンボジアかどっかの東南アジアの国で、ゲリラ制圧に開発したロボット兵器オメガワンが突然暴走、
無差別殺戮を開始したことから、これを阻止するためにコマンド部隊(待ってました!)が組織されて、
ジャングルに潜入します。
途中でゲリラに追われていた女性を保護し(おいおい、これも「プレデター」じゃん)、
オメガワンを追跡しますが、1人また1人と隊員が殺されていく・・・・というお話。
まあ、コマンド部隊のメンバーのキャラから、銃撃シーンから、オメガワンの視点から見たジャングルとか、
臆面もなく「プレデター」をパクッてます。
銃撃シーンや爆破シーンもショボいことこの上ない。
最もひどいのは、オメガワンの造形。
「ハイテクで武装した不死身のファイターに立ち向かう命知らずのソルジャー!」ってビデオパッケージに書いてあるけど、
ハイテクで武装って、これ仮面ライダーのボディにフルフェイスのヘルメットかぶっただけみたいな格好じゃん。
ひどすぎます。

こんな作品ですが、実は日本で劇場公開されています。

ビンセント・ドーン監督が同年に製作した「サイゴン野獣刑事」と同時上映という形でたたき売りのように上映されたようです。



音楽は、アル・フェスタ。
「サスペリア2000」で監督、脚本、音楽を担当した器用な人です。
こんな作品なので、さすがにサントラは発売されていません。
スコアは、シンセスコアで予算がかかっていないのは明白です。
サントラが出ていないので、あんまり書くことが無いのですが、
劇中、ロックが使用されているので、その情報などを紹介すると、
主題歌扱いされているのが、Raffが演奏する”I Trust”という曲。
バンド名からして、L.A.メタルの人気バンドだったRattをパクっているのではないかという疑念も。
演奏と曲のクオリティは残念ながらRattとは似ても似つかぬ普通のロックです。
ギターソロでこれ見よがしに単調なライトハンド奏法を披露するギターもいただけない。
もう1曲は、Shoutというバンドの”Break It Up”という曲。
これもハードロック系ですが、特筆すべきものはありません。
まあ、散々なことを書きましたが、本編がこのような代物なので仕方ないかなという感じです。
この作品の楽しみ方の一つとして、本家「プレデター」と交互に観てパクリシーンが何箇所あるか探すというのがあります。

お時間に余裕のある方は是非。(お前がやれって?)

 


 

ランキング参加中です みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^) よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪   ↓ にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ
にほんブログ村

 

 

 

サイバーロボ [VHS] サイバーロボ [VHS]
15,012円
Amazon

 

 

いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

テーマ:

 


THUNDER 3
監督:ファブリッツィオ・デ・アンジェリス    
音楽:フランチェスコ・デ・マージ    
出演:マーク・グレゴリー、ジョン・フィリップ・ロー、ホルスト・ショーエン、ウェルナー・ポチャス、イングリッド・ローレンス
1988年 イタリア映画


パチモンランボーの「サンダー」シリーズも本国で人気が出たのか、ついに3作目に突入です。
前作「怒りのサンダー/逆襲のバーニング・ファイア」から実に3年振り、満を持しての登場です 笑。
監督は、ラリー・ラドマンことファブリッツィオ・デ・アンジェリス。
お、この名前、あのアンジェリス兄弟に関係があるのかな?
まあ、あったところであんまり関係なんですが・・・・笑。
ストーリーは、インディアンのサンダーが、サヴァイヴァル・ゲームと称して野生馬を虐殺する白人グループをとがめたところ、逆にグループからリンチを受け、トレーラーハウスも銃撃された挙句、奥さんを連れ去られてしまいます。
怒り狂ったサンダーはゲームに参加した連中に復讐を開始する・・・・というお話。
悪党に散々な目に遭わされ、奥さん拉致され、復讐に向かうという設定・・・マカロニ・ウェスタンの頃と何ら変わっていないのが微笑ましい。
何年たっても筋書きは同じなんだなあ、イタリアン・アクション。
保安官役でジョン・フィリップ・ローが出ています。

 


音楽は、フランチェスコ・デ・マージ。
シリーズ3作目のスコアも、「ランボー」(というよりベイジル・ポールドゥリス風)にマカロニ・ウェスタンを掛け合わせたようなインチキ臭いスコア。
テーマ曲は、「ジャンジャカ、ジャンジャカ」いうリズムがミリタリーな雰囲気を醸し出していますが、
ホーンが奏でるメロが哀愁を帯びた日本の時代劇っぽかったりするでのデジャヴ感が半端ない。
劇伴では、現代劇ということで安易に当時流行りのデジタル・シンセでベースライン作っちゃって、ダサいったらありゃしない(いいぞ~!)。
そうかと思えば、マカロニ・ウェスタンとしか思えない60年代なスコアもあったりで、
なかなか掴みどころがありません。
かような作品ですが、本国ではちゃんとサントラCDが出ています。
劇中こんなもん出てくるのか?と疑念を抱かせる身も蓋もないイラストジャケが、
cdを手に取った者の購買意欲をそぎ落とします。
しかし、このスコア、聴き込むうちに何となくまともに聴こえてくるから不思議です。
デ・マージさん、ファブリッツィオ・デ・アンジェリス監督とは相性が良いのか、「コブラ・ミッション」や「マンハンター/暴虐の銃弾 MAD DOG」などでもコンビを組んでいます。

 

 

 

ランキング参加中です みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^) よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪   ↓ にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ にほんブログ村

 

 

 

Thunder 3 Thunder 3
 
Amazon

 

 

 

 

いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。