サウンドトラック秘宝館

スコア盤を中心に紹介する、ちょっと(ちょっとじゃないかf^_^;))マニアックなサントラレビューです。


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THE DARJEELING LIMITED
監督:ウェス・アンダーソン        
音楽スーパーバイザー:ランドール・ポスター    
出演:オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマン、アンジェリカ・ヒューストン、アマラ・カラン、カミーラ・ラザフォード、ウォレス・ウォロダースキー、イルファン・カーン、ビル・マーレイ、ナタリー・ポートマン    
2007年 アメリカ映画  

 


おっさんのお気に入りウェス・アンダーソン監督のほのぼの系ドラマ・・・なのですが、
正直なところアンダーソン作品の中で一番苦手な1本。
大好きなインドのビジュアル、音楽が満載の作品なのですが、唐突な終わり方をはじめ、
笑っていいのかどうか、どうリアクションしてよいのか分からないシーンも多く、
主人公たちが現地の子供が川で溺れ死ぬところに遭遇したり、少なくともコメディではないでしょう、これ。
例によって、アンダーソン監督作品の常連、オーウェン・ウィルソン、ビル・マレー他が出ています。
ストーリーは、簡単に言うと、この監督の作品では多く取り上げられたきた「家族の絆」再生の物語。
3兄弟がインドに単身移住した母親に会いに列車でトコトコ揺れながら向かうというお話。
途中、いろんなエピソードが挿入されるのですが、癒し系というよりは脱力系です。
美術は相変わらず素晴らしく、兄弟が持ち歩くオシャレな旅行カバンはルイ・ヴィトンのデザイナー作だそうです。
劇場では、本編上映前にナタリー・ポートマン、ジェイソン・シュワルツマン主演の短編映画が上映されたのですが、
これまた微妙な出来の作品で、なんとも言えない感じでした 笑。


音楽は、スコア担当はおらず、音楽スーパーバイザーとしてランドール・ポスターが参加しています。
既成曲の寄せ集めなのですが、インドが舞台ということで、インド映画やインドを舞台にした英国映画のサントラから
音楽を持ってきて、上手いこと映像にマッチさせていて、
さならが本作のための書き下ろしのような錯覚に陥ります。
とにかく選曲が絶妙で、インド音楽好きなおっさんは思わず「う~ん、素晴らしい」と唸ってしまいました。
冒頭のシーンに流れるシタールがリードを取るスリリングな曲なんか、どっから持ってきたのかと感心させられます。
この曲、かなりカッコいい。
その他の曲も全編、シタール、タブラ、ハルモニウム、バンスリ等が満載で楽しませてくれます。
さながらインド料理店に入った時のような気分にさせてくれます。
さらに、キンクスやローリング・ストーンズといった英国ロックの名曲も効果的に挿入されています。
ストーリー的にははいささか疑問の残る作品ですが、ビジュアルと音楽は文句なしの傑作だと思います。

 

 

 

 

 

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SULLY
監督:クリント・イーストウッド    
音楽:クリスチャン・ジェイコブ、ティアニー・サットン・バンド    
出演:トム・ハンクス、アーロン・エッカート、ローラ・リニー、アンナ・ガン、オータム・リーサー、ホルト・マッキャラニー、マイク・オマリー、ジェイミー・シェリダン、ジェリー・フェレーラ、モリー・ヘイガン    
2016年 アメリカ映画

 

 

今や監督としても名匠という貫禄がすっかり定着している感じのあるクリント・イーストウッド。
毎回安定感のある演出で、ほとんどが地味な題材ながらどれを観ても面白い。
今回は、ニューヨークのハドソン川に旅客機が不時着し、乗客乗員全員が生還した奇跡の実話に基づいて、
その裏に隠された秘話を描いています。
ストーリーは、旅客機が空港を離陸した直後にバードストライクにより両エンジンが停止してしまいますが、
機長の的確で冷静な判断により機はハドソン川に不時着し、乗客乗員全員が無事救出されます。
世間では機長をヒーローとして扱いますが、
事故調査委員会では、旅客機1機をダメにしていることから、果たして判断は適切であったのか、
空港に不時着する選択肢があったのではないかと、機長の責任を厳しく追及し始める・・・・というお話。
100分に満たない内容な上に、テンポよく話が進むのでさっくり観れます。
機長は事故調査委員会からネチネチと追及を受けますが、悲劇の機長という描き方ではなく
結末も含めてサラリとした印象を受けます。
トム・ハンクスも安定の演技。
実話を基にしているのでエンディングにサービスがあります。

 

 


音楽は、クリスチャン・ジェイコブとティアニー・サットン・バンド。
クリスチャン・ジェイコブもティアニー・サットンもジャズ畑のミュージシャンで、
ほとんどスコアを担当したことは無いのではないかと思われます。
全体的に繊細なピアノを基調とした静かで穏やかなスコアが中心で、
ジャジーで心地よい曲が並びます。
ヒーリングミュージックっぽい雰囲気もあり、女性コーラスが効果的に使われています。
サスペンスフルな場面でも、比較的抑え気味のスコアになっていて、全体のトーンを崩すことはありません。
エンディングに流れるのは、ティアニー・サットン・バンドが演奏するジャジーな主題歌。
イーストウッドとティアニー・サットンらとの共作となっています。
イーストウッドの作る曲って、イントロが異様に感傷的なのですぐ分かります。
おっさんは、この感傷的なイーストウッド節が実は苦手(^-^;
なんだか妙に気恥ずかしいメロディが耳について仕方ないのです。
(お好きな方すみません。単なる好き嫌いですので・・・・<m(__)m>)
でも、スコア全体としてはクールでサラリとした好スコアです。

 

 

 

 

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MONSIGNOR
監督:フランク・ペリー    
音楽:ジョン・ウィリアムズ    
出演:クリストファー・リーヴ、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、フェルナンド・レイ、ジェイソン・ミラー、ジョー・コーテス、アドルフォ・チェリ、トーマス・ミリアン、レオナルド・チミノ、ロバート・J・プロスキー、ジョー・スピネル    
1982年 アメリカ映画

 

 

「スーパーマン」を演じたクリストファー・リーヴが司祭役に挑戦した実話の映画化。
法王庁に勤める司祭によるスキャンダラスな話なので、
映画公開時にバチカンから上映差し止めの訴えを起こされたり、
日本公開が7年ぐらい遅れたり、いろいろ大変だったようです。
ストーリーは、法王庁の財務を任されている司祭が、
友人を介してマフィアのボスを紹介されたことから、
法王庁の財政立て直しのため、裏でマフィアとの取引を始めます。
財政学の知識を使い、順調に財政再建の方向性が見え、
法王庁での彼の評価も上がっていくことになりますが・・・・というお話。
脇を固めるメンバーが実はすごい。
トーマス・ミリアンまで出てるもんなあ。
監督は、「泳ぐ人」や「ドク・ホリデイ」のフランク・ベリー。
この監督の作品は本作が最後の日本公開作になりました。
その後作られた作品はすべて未公開になってます。

 

 

音楽は、ジョン・ウィリアムズ。
「スーパーマン」ことクリストファー・リーヴが司祭を演じても、
バックに流れるスコアはジョン・ウィリアムズということで違和感がありません(笑)
テーマ曲は、「ゴッドファーザー2」ばりのトランペットをフィーチャーしたサスペンス調のスコア。
劇伴も基本的にはテーマモチーフを膨らませたサスペンスフルな雰囲気のものになっていますが、
司祭が主人公なので荘厳なオルガンもに混成コーラスといった、普段のウィリアムズのスコアではあまり聴くことができない珍しい曲も入っています。
ちなみに、時折「スター・ウォーズ」シリーズや「インディ・ジョーンズ」シリーズでよく耳にするダイナミックなフレーズまで顔を出すので、これはパロディか?と思っていたら・・・・。
演奏はThe London Symphony Orchestraでした。
サスペンス作品にしては贅沢すぎるオケが起用されています。
サントラは、本国公開当時にLPが発売されましたが、CDの発売はかなり遅れて2007年。
米Intradaレーベルから3000枚限定で発売されました。
増曲なしでLPサイズの38分収録ですが、充実した内容です。
本邦公開も遅れ、内容も地味なのであまり知られていない作品ですが、
フルオケの聴きごたえのある堂々とした作品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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今日はイレギュラーですが、過去記事の再編集です。

 

ORCA
監督: マイケル・アンダーソン 
音楽: エンニオ・モリコーネ 
出演: リチャード・ハリス、シャーロット・ランプリング、ウィル・サンプソン、ボー・デレク、キーナン・ウィン、ロバート・キャラダイン
1977年 アメリカ/イタリア映画

 

 

 

世間では、二番煎じの王者イタリア映画界が作った「ジョーズ」の亜流という評価もありますが、
個人的には好きな作品です。

この映画のテーマは、パニックじゃなくて家族を殺されたシャチの人間に対する復讐劇です。
オルカとリチャード・ハリスは、「ジョーズ」というより、モビー・ディックとエイハブ船長という感じでした。

 

捕らえられ、船上で逆さづりにされた挙げ句、子供を流産してしまうシャチの雌のシーンがショッキングでした。
伴侶と子供を殺されたシャチの「オルカ」の復讐がここから始まります。

子供の頃、「ワイルド・ギース」ですっかりファンになってしまった故リチャード・ハリスが主演してます。
最近の映画ファンにはハリー・ポッターの校長先生といえば分かりやすいでしょうか。

 

 

音楽は、イタリアの巨匠エンニオ・モリコーネ。
テーマが愛と復讐なので、「ジョーズ」とは音楽の雰囲気も全然違います。

 

 

モリコーネが得意とする静かで美しいメロディが心を打ちます。
シャチが戯れる海のシーンのバックに流れて効果抜群でした。

このテーマ曲は、数あるモリコーネ作品の中でも屈指の出来だと思うのですが、
何故かモリコーネ作品を集めたオムニバス盤には収録されないことが多い。

これと「エスピオナージ」は70年代の傑作だと思うけどなあ。

公開当時、サントラLPは日本でしか発売されず、海外ではフランス盤のシングルが存在するだけだったように思います。

しかも、日本盤は東宝レコード(通称:Tamレーベル)からの発売だったので、東宝レコード倒産とともに早くから廃盤になってしまい、

僕が物心ついた頃には、手に入らなくなってました。

その後、イタリアでCDが発売されましたが、恐らくTAMレーベルのマスターを使っているのではないかと思われます。


 

・・・・・とここまでが過去記事。

今年の2月にフランスのMusic Boxレーベルから限定盤でCDが発売されました。

前回と同じマスターを使用し、たった500枚限定というのが残念でなりませんが、日本盤LPのラストに収録されていた主題歌"My Love, We Are One"が今回初収録されています。

歌っているのはキャロル・コナー。

ただ、音がなあ・・・・。

この主題歌、音がモノラルでブート並み。

どこから持ってきた音源なのかなあ。

謎です(^-^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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これはイタリア盤

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LA LA LAND
監督:デイミアン・チャゼル    
音楽:    ジャスティン・ハーウィッツ    
出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ジョン・レジェンド、ローズマリー・デウィット、ソノヤ・ミズノ、J・K・シモンズ、フィン・ウィットロック、ジェシカ・ロース    
2016年 アメリカ映画

 


ドラマーの立場で観ると抱腹絶倒だった「セッション」の監督デイミアン・チャゼルの新作ミュージカル。

うちのブログではお馴染みの某サントラレーベル名と同じタイトルなので、なんとなく親近感が沸いてしまいますが、ミュージカルが苦手なおっさんは、当然ながら未見です。
どうも本編の途中で何度もストーリーが中断して、歌って踊ってタップ踏んで、というミュージカル独特の構成がいまだに馴染めない(笑)。
でもこの映画、アカデミー賞たくさん取ってるので、いい映画なんだろうなあと思います。
だけどおっさんは観ない(笑)。
ストーリーは、女優を目指す女性と自分の店を持ってジャズピアノを披露したい男が、お互いの夢を追い求める中で恋に落ちる・・・・みたいな定番のお話のようです。
取り立てて目新しい素材では無いような気がするのですが、若い人には逆に新鮮で、おっさんやおばさんには古き良き時代のミュージカルの懐かしい香りもしそうなので受けているのでしょうか。
・・・・と、散々なことを書いてますが、あくまで好みの問題ですので、
作品自体はクオリティの高い、素晴らしいものなんだろうなあと思います(と言い訳)。

 


音楽は、ジャスティン・ハーウィッツ。
デイミアン・チャゼル監督の前作「セッション」でもスコアを担当しています。
監督の大学時代のクラスメイト?(2人ともChester Frenchの初期メンバーだったという噂も)だそうで、
サントラの仕事はほとんどない人ですが、
本作でいきなりアカデミー作曲賞を取ってしまっています。
この先、プレッシャーだろうなあ。
ミュージカル嫌いのおっさんが何で本作を紹介するのかというと、本作のスコアにその理由があったのでした。
本作のサントラは、歌がびっしり入った「歌曲盤」と「スコア盤」、そしてこの両方が入ったコンプリート仕様の「ダウンロード版」の3種類が出ているのですが、スコアがいい。
ジャズをベースにした心地よいスコアが収録されていて、BGMにも最適。
しっとりとしたピアノ曲や、劇伴らしい落ち着いた雰囲気のストリングスのスコアもあったりでかなりお気に入り。
歌曲盤の方は、豪華絢爛な雰囲気がどうも肌に合わない。
おっさんはスコア盤をおススメします。
なお、ダウンロード版は歌曲盤とスコア盤の曲以外に、
何故か80年代ヒッツのカバーなんかも入っています。
中でも特筆すべきは、A-HAの"Take on Me"のカバー。
これが素人のカラオケ並みに酷い。誰だ歌ってんのは?
ちなみに“City of Stars”という曲がアカデミー歌曲賞も取ってます。
なお、エマ・ストーンとライアン・ゴズリングの歌声をたっぷり堪能したい方は
迷わず歌曲盤を選択されることをおススメします。

 

 

 

 

 

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