JOHN CARPENTER'S THE WARD
監督: ジョン・カーペンター
音楽: マーク・キリアン
出演: アンバー・ハード、メイミー・ガマー、ダニエル・パナベイカー、ローラ=リー、リンジー・フォンセカ アイリス、ミカ・ブーレム
2010年 アメリカ映画



カーペンター監督、10年振りの新作。
9月に劇場公開されてたんですね。見逃した・・・・(+o+)
DVDが出るのを待ちます。
内容は、精神病院の監禁病棟を舞台にしたサスペンス・ホラーということで、
前作「ゴースト・オブ・マーズ」ほど(僕の好きな意味で)メチャクチャではないと思わますが、
久々の監督作品なのでかなり期待してしまいます。
ストーリーは、火災現場に居合わせた女性が放火犯人の容疑をかけられ逮捕され、
(何故か留置場や刑務所ではなく)精神病院の監禁病棟に収容され、そこで体験する恐怖を描く・・・・・というお話だそうです。
「ゴースト・・・」のような首チョンパ映画ではないと思いますが、
特殊メイクにはグレッグ・ニコテロの名前があったり、R15+指定だったりするところから、ちょっぴり期待してます。
でも、上映時間が短いなあ。89分って・・・・。



音楽は、「ツォツィ」等と担当したマーク・キリアン。
オルゴールの音色といかにもな感じの女性のハスキーなスキャット?をフィーチャーしたモチーフは、オカルティックなホラーの王道を行く路線。
劇伴に真っ当なストリングも入っていて、あれれ?普段のカーペンター作品とは違うぞ、という感じ。
サスペンス描写部分の劇伴は、さすがまともな作曲家によるものだけあって、
カーペンターならシンセでやっちゃうところ、
本格的なストリングスが入っていてしっかりしたスコアを聴かせます。
ただ、曲の途中でそこかしこに「ドカ~ン!!」と来るショッキングな音が入りますが、これはおっさんには心臓に悪い。
過去にもカーペンターの「パラダイム」のサントラで1発やられて、とっても驚いた経験があります(~_~;)
今回は、あちこちに入っていてかなり疲れます。
こんなスコアですが、個人的には、不器用ながらもカーペンターがせっせと自分で作ったいびつなスコアの方に愛着が沸くのは何故でしょう。
本格的な音楽教育を受けたことが無いと思しきカーペンターが作った「手作りスコア」を期待する向きには(僕を含めて)不満の残る内容かも知れません。
ソツなくまとまり過ぎているスコアなので、カーペンター作品という雰囲気があまり感じられないのがちょっと残念です。



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