LA FOLIE DES GRANDEURS
監督: ジェラール・ウーリー
音楽: ミシェル・ポルナレフ
出演: ルイ・ド・フュネス、イヴ・モンタン、アルベルト・デ・メンドーサ、ガブリエル・ティンティ
1973年 フランス映画



平日の過去記事アーカイブシリーズ ルイ・ド・フュネスつながり・・・

 


 

「大頭脳」や「大進撃」等のコメディで知られるジェラール・ウーリー監督の抱腹絶倒コメディ。
といっても、サントラは有名な割にビデオも現在廃版で、未だに観たことがありません。

 ビデオ化にあたっては、「ビッグ・スクランブル/やっぱりパリから出られない」なんて変なタイトルに変えられていたので、ビデオ化されていても見逃したのかも知れません。

「ニューヨーク・パリ大冒険」のフランスの喜劇王?ルイ・ド・フィネスとイブ・モンタンという贅沢なコンビが目を引きます。

中世ヨーロッパを舞台に大臣と従者が繰り広げるスラップスティック・コメディのようです。

 



 音楽は、ミシェル・ポルナレフ。

この作品は音楽の方が有名で、マカロニ・ウェスタン風のカッコいいテーマ曲がよくFMで流れてました。
ミシェル・ポルナレフは、シャンソンというよりフレンチ・ポップ界の貴公子(当時の)で、奇抜なファッションが有名でした。

歌手が作ったサントラですが、意外にも大半がインストで、歌モノといえばイブ・モンタンが歌う曲くらいです。

さらに、このインストが素晴らしい出来で、

前述のテーマ曲は、マカロニ・ウェスタンにも使えそうな、疾走感あふれるカッコいい曲。

モリコーネ風のエコーたっぷりなエレキ・ギターがメロディを奏で、バックに派手なオーケストラが鳴りまくります。

他にもタンゴ風あり、シャンソン風あり、フラメンコ風ありでバリエーション豊かな内容です。

CD化にあたっては、リマスターが施され、3曲のボーナストラックも加えて全17曲入りになっています。
現在では、日本盤が廃盤になっているので、現存するCDはフランス盤のみです。

映画を知らなくても、音楽だけで十分楽しめる作品になっています。
昔のサントラにはこういうアルバムが多かったんですよね~。





・・・と、ここまでが過去記事。

今では、ダウンロード版も発売されていて、結構手軽に音源を手に入れることが出来ちゃいます。

その昔、大阪に遊びに行くたびに、このサントラを探し歩いて、20年越しでやっと中古屋でLPを見つけて、嬉々として購入した時代が懐かしいなあ(ToT)