サウンドトラック秘宝館

スコア盤を中心に紹介する、ちょっと(ちょっとじゃないかf^_^;))マニアックなサントラレビューです。


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MR. KLEIN
監督:ジョセフ・ロージー    
音楽:エジスト・マッキ、ピエール・ポルト    
出演:アラン・ドロン、ジャンヌ・モロー、シュザンヌ・フロン、ミシェル・オーモン、マッシモ・ジロッティ、ピエール・ボイト、ミシェル・ロンダール    
1976年 フランス/イタリア映画

 


重厚な作風で知られるジョセフ・ロージー監督によるアラン・ドロンもの。
自分と同姓同名の男に興味を抱いたがために悲劇的な結末を迎えてしまう男の姿を重苦しい映像で描いています。
冒頭から観ていて辛いシーンが登場し、その重苦しい空気がそのままラストまで持続します。
サスペンスというよりもゴシックホラーな雰囲気すら持った作品です。
ストーリーは、第二次世界大戦下のパリで、ユダヤ人の弱みに付け込んでは絵画を安く買い叩く美術商の男が、
街に自分と同姓同名の男がいることを知ります。
美術商は、その男に興味を覚え、どんな男か知ろうとしますが、実はその男はユダヤ人であったことから、
美術商はユダヤ人狩りに巻き込まれていく・・・・というお話。
ミシェル・ロンダール演じる美術商の弁護士が良かれと思ってやったことが、
どんどん裏目に出て美術商は窮地に追い込まれていきます。
ラストの救いようの無さといったら・・・・。
ヘビーだけどラストまで目が離せない第一級作品だと思います(僕が言っても信憑性は無いか(笑))。

 

 

音楽は、エジスト・マッキとピエール・ポルト。
重厚な本編を音でなぞるような、不穏な空気を醸し出す無機質な室内楽というイメージのスコア。
結構ヘビーな内容です。
メイン・モチーフのようなものは皆無と言って良く、現代音楽調のスコアが重苦しさを増幅します。
ピアノも低音を利かせて重厚に響き、曲によってはオカルト・ホラーのようです。
ピエール・ポルトと言えば、ピエール・ポルト・オーケストラでのイージーリスニングな華麗なストリグスがまず最初に思い浮かぶのですが、このスコアの重さにはビックリです。
サントラは、公開時に本国でも日本でもLPが発売されています。
日本盤は、キングレコードのFML-ナンバーのやつだったなあ。
「遠すぎた橋」とナンバーが近かったはず(^-^;)。
その後、イタリアのCAMレーベルからCDも発売されています。
「Mr.レディMr.マダム」などもこのシリーズで発売されましたが、
このシリーズ、なぜかジャケに「Dolby Surround」って書いてありました。
どこがサラウンドだったんだろう。
それ用の再生装置で再生しないと効果が無かったのかなあ。
未だに謎です。

 

 

 

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A TIME TO DIE
監督:マット・シンバー    
音楽:エンニオ・モリコーネ    
出演:エドワード・アルバート、レックス・ハリソン、ロッド・テイラー、ラフ・ヴァロン、リン・ストック、ハーバート・ミッテンドーフ
1983年 アメリカ映画
    

「ハンドラ」のマット・シンバー監督によるサスペンス。
レックス・ハリソン、ロッド・テイラーという名優が出てるわりに本邦劇場未公開。
日本でのビデオタイトルは「タイム・トゥ・ダイ~地獄から帰った男~」となっていましたが、
テレビ放映時は、「マッド・ハンター」などというどっかのパチモンのようなタイトルをつけられていました。
製作は、チャールズ・リーという「ソルジャー・ターミネーター/特攻人間兵器」を監督した人(誰も知らないか)で、
原作は「ゴッドファーザー」のマリオ・プーゾで、音楽はエンニオ・モリコーネとくると
イタリア映画か?という疑問も湧きますが、どうもアメリカ映画のようです。
ストーリーは、第二次世界大戦下のドイツで諜報活動を行っていた男が、ナチスに捕らえられ、妻や友人を処刑され自らも銃撃されて瀕死の重傷を負います。一命を取り留めた男は、戦後ドイツに渡り、自分を捕らえ尋問した男たちに復讐を始めますが、男はアメリカのエージェントにマークされていて・・・・というお話。

 


音楽は、巨匠エンニオ・モリコーネ。
テーマ曲は、ピアノの力強いリフレインが印象的なマイナー・メロの佳曲。
劇伴は、アクの強いチェンバロのフレーズがマカロニ・ウェスタンのギターを思わせたり、
古典ホラーのようなヴァイオリンが出てきたり、モリコーネならではの美メロも出てきます。
本編の前半が第二次世界大戦を舞台にしているので、スネアドラムを生かしたミリタリー調のスコアも顔を出します。
自己主張の強いスコアが多く、いわゆるアンダースコアに徹したものはありません。
作品自体はあまり知られていないようですが、スコアは捨て曲無しのなかなかの力作です。
公開当時、CerberusレーベルからLPが発売され、2008年にBuy Soundtraxレーベルから限定1500枚でCDが発売されました。
CDは限定盤ですが、現在もAmazonで検索するとヒットするので、比較的入手しやすいようです。

 

 

 

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THUNDER 3
監督:ファブリッツィオ・デ・アンジェリス    
音楽:フランチェスコ・デ・マージ    
出演:マーク・グレゴリー、ジョン・フィリップ・ロー、ホルスト・ショーエン、ウェルナー・ポチャス、イングリッド・ローレンス
1988年 イタリア映画


パチモンランボーの「サンダー」シリーズも本国で人気が出たのか、ついに3作目に突入です。
前作「怒りのサンダー/逆襲のバーニング・ファイア」から実に3年振り、満を持しての登場です 笑。
監督は、ラリー・ラドマンことファブリッツィオ・デ・アンジェリス。
お、この名前、あのアンジェリス兄弟に関係があるのかな?
まあ、あったところであんまり関係なんですが・・・・笑。
ストーリーは、インディアンのサンダーが、サヴァイヴァル・ゲームと称して野生馬を虐殺する白人グループをとがめたところ、逆にグループからリンチを受け、トレーラーハウスも銃撃された挙句、奥さんを連れ去られてしまいます。
怒り狂ったサンダーはゲームに参加した連中に復讐を開始する・・・・というお話。
悪党に散々な目に遭わされ、奥さん拉致され、復讐に向かうという設定・・・マカロニ・ウェスタンの頃と何ら変わっていないのが微笑ましい。
何年たっても筋書きは同じなんだなあ、イタリアン・アクション。
保安官役でジョン・フィリップ・ローが出ています。

 


音楽は、フランチェスコ・デ・マージ。
シリーズ3作目のスコアも、「ランボー」(というよりベイジル・ポールドゥリス風)にマカロニ・ウェスタンを掛け合わせたようなインチキ臭いスコア。
テーマ曲は、「ジャンジャカ、ジャンジャカ」いうリズムがミリタリーな雰囲気を醸し出していますが、
ホーンが奏でるメロが哀愁を帯びた日本の時代劇っぽかったりするでのデジャヴ感が半端ない。
劇伴では、現代劇ということで安易に当時流行りのデジタル・シンセでベースライン作っちゃって、ダサいったらありゃしない(いいぞ~!)。
そうかと思えば、マカロニ・ウェスタンとしか思えない60年代なスコアもあったりで、
なかなか掴みどころがありません。
かような作品ですが、本国ではちゃんとサントラCDが出ています。
劇中こんなもん出てくるのか?と疑念を抱かせる身も蓋もないイラストジャケが、
cdを手に取った者の購買意欲をそぎ落とします。
しかし、このスコア、聴き込むうちに何となくまともに聴こえてくるから不思議です。
デ・マージさん、ファブリッツィオ・デ・アンジェリス監督とは相性が良いのか、「コブラ・ミッション」や「マンハンター/暴虐の銃弾 MAD DOG」などでもコンビを組んでいます。

 

 

 

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THE ODD COUPLE
監督:ジーン・サックス    
音楽:ニール・ヘフティ    
出演:ジャック・レモン、ウォルター・マッソー、ジョン・フィードラー、ハーバート・エデルマン、モニカ・エヴァンス、キャロル・シェリー    
1968年 アメリカ映画

 

 

ジャック・レモンとウォルター・マッソーという2大コメディアンの共演が楽しい軽めなコメディ。
どちらかというと抱腹絶倒型のコメディではなく、微笑ましいコメディという感じの作品。
原作と脚本を担当したのは、後に「名探偵登場」や「カリフォルニア・スイート」を手掛けるニール・サイモン。
ストーリーは、離婚を経験し悲しみに暮れる潔癖症の男が、ずぼらなバツイチの友人のところに転がり込んできます。
しかし、性格が正反対な2人はことある事にぶつかり、遂にはケンカ別れしてしまい・・・・・というお話。
潔癖症のジャック・レモンは病的で行き過ぎなところがあり、
ずぼらなウォルター・マッソーの方がまともに見えます 笑。
この2人の掛け合いが受けて、後にTVシリーズが製作されたほか、1998年には続編が製作されています。
続編の方はまだ観たことがありません。機会があれば是非観てみたいと思ってます。
ちなみに、1981年に製作された「新・おかしな二人/バディ・バディ」は、
この2人が主演しているものの、本作とは関連がなく別物のお話です。
なお、レモンとマッソーは「フロント・ページ」(1974)で再びコンビを組むことになります。

 

 

 

音楽は、ニール・ヘフティ。
この人のスコアはどれもライトでお洒落な雰囲気なので、イージーリスニング的な聴き方が出来ます。
本作もシャッフルのリズムの軽やかなメイン・タイトルがとても印象的です。
チェンバロがシャキシャキと3連のリズムを刻み、サックスやキーボードがメロを奏でます。
ボーカルバージョンは、Sammy Cahnの作詞です。
劇伴奏もメイン・タイトルのバリエーションを中心に構成されていて、アンダースコア的なものはありません。
公開当時に発売されたLPは再録音盤だったようで、余計にポップな仕上がりになっていました。
この盤がCD化されることはなかったのですが、
今月になって「裸足で散歩」とカップリングになったフィルム音源のサントラCDが発売されました。
本作からは11曲が収録されましたが、残念ながら「裸足で散歩」同様、モノラル音源でした。
両方ともかつてはLPが出ていたので、LP音源も収録してくれたら良かったのになあ・・・。
かつてラジオで聴いて慣れ親しんだのはLP音源なので、いずれLP音源も是非CD化して欲しいものです。

 

 

 

 

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INFERNO
監督:ロン・ハワード        
音楽:ハンス・ジマー    
出演:トム・ハンクス、フェリシティ・ジョーンズ、イルファン・カーン、オマール・シー、ベン・フォスター、シセ・バベット・クヌッセン、アナ・ウラル、ジョン・ドナヒュー、アイダ・ダーヴィッシュ    
2016年 アメリカ映画


ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演による大ヒットミステリーの第3弾。
ダン・ブラウンのベストセラーが原作で、「ダ・ヴィンチ・コード」、「天使と悪魔」の続編となります。
「天使と悪魔」から7年ぶりの続編ということで、待ってましたとばかり観始めたのですが、
どうも前2作と比べると雰囲気が違う。
冒頭からサスペンスフルな展開な上に、歴史ミステリーに記憶喪失モノが乗っかって、
さらにはバイオテロ計画まで重なるという、とても欲張りな設定なので、
このシリーズならでは「良さ」は半減したような印象でした。
とはいえ、普通のサスペンス作品として観れば手に汗握る素晴らしい作品だと思います。
ストーリーは、ラングドン教授がフィレンツェの病院で目を覚ますと、頭に怪我をしていて、直前までの記憶が失われています。担当と思しき女医さんを話しているうちに、警官の恰好をした女に銃撃されます。意識朦朧とする中、女医さんと一緒に逃げるラングドン教授ですが、ポケットの中から出てきたペンライトにダンテの地獄篇にまつわる絵の画像が仕込まれていて、その中に仕組まれた暗号を解き明かすうち、大富豪によるウィルスを使った人類滅亡計画が明らかになる・・・・というお話。
今回は、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のフェリシティ・ジョーンズがパートナー。
二転三転するストーリーに、一体誰が味方で誰が敵なのか分からなくなってきます 笑。

 

 


音楽は、シリーズを通してハンス・ジマーが担当。
この人、もうジャジャジャジャはやらないのかなあと思うくらい、
ジャジャジャジャからはすっかり卒業していて、良い傾向だと思います。
全体的にトーンを抑えたサスペンス・スコアで、品の良さが感じられます。
荘厳な雰囲気のスコアを始め、「チャッピー」路線のシンセサウンドや、パルス系のインダストリアルなスコアを聴くことができます。
サスペンスフルなシーンでは、70年代風のシーケンス・パターンが出てきて、
タンジェリン・ドリームやヴァンゲリスを彷彿とさせます。
このシーケンサー系スコアがスリリングでカッコいい。
サントラも70分収録で全17曲と、適度な長さに分割されていて聴きやすい。
派手さはありませんが、近年のハンス・ジマーのスコアはアンビエントな風合いのスコアが多く、結構気に入ってます。

 

 

 

 

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