サウンドトラック秘宝館

スコア盤を中心に紹介する、ちょっと(ちょっとじゃないかf^_^;))マニアックなサントラレビューです。


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COMA
監督:マイケル・クライトン
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、マイケル・ダグラス、リチャード・ウィドマーク、リップ・トーン、ロイス・チャイルズ、エリザベス・アシュレイ、トム・セレック、エド・ハリス
1977年 アメリカ映画

マイケル・クライトンが脚本・監督を務めたメディカル・サスペンス。
病院を舞台に「昏睡」をテーマにした病院ぐるみの陰謀を描いています。
ストーリーは、大病院に勤務する女医が、親友をごく簡単な手術の失敗で失ってしまったことをきっかけに、
単身調査をしてみると、その病院では次々と健康な患者が手術中に昏睡状態に陥り脳死と判定されていることを突き止めます。
さらに、それらの患者はすべてある研究所に運ばれていることが分かり、背後に大きな陰謀が隠されていることに気づくが・・・というお話。
たくさんの患者が何本ものワイヤーで宙づりにされているシーンは、今観てもかなり異様な感じを受けます。
こういう演出がサスペンスをさらに盛り上げています。
今となってはそう目新しい題材でもありませんが、後半の盛り上げ方はなかなかのものです。
いつもなら映画を観ながらすぐ寝てしまう妻も、このDVDは最後まで起きて観ていました。
40年前の映画ですが、捨てたもんじゃないなと思いました。
マイケル・ダグラスもこの頃は、すごく若い。
さらに若き日のエド・ハリスとトム・セレックも出ています。



音楽は巨匠ジェリー・ゴールドスミス。
御大の70年代作品は一番乗りに乗っていた頃なので、どれをとってもハズレがありません。
本作も地味ながら、後半のサスペンスをスコアでグイグイ盛り上げる作風になっています。
ちなみに本作は、中盤までスコアがほとんどありません。
中盤、ヒロインたちが束の間の安らぎを覚えるシーンで、はじめてスコアらしいものが出てくるのですが、
その後のサスペンスフルな展開を、時に不安感を掻き立て、時に一気に畳みかけるようにスコアが鳴り響きます。
ピアノの低音を利かせたゴールドスミス印のサスペンススコアはホントカッコいい。
よく本作の中からコンピものに収録される「愛のテーマ」は、
70年代にゴールドスミスが手がけたSFモノの中でも「2300年未来への旅」と並ぶ美しいテーマだと思います。
テーマ曲のバリエーションにディスコ・アレンジのものがあるのは、この時代ならではですね 笑。
ディスコテーマは、どうしても時代を感じさせてしまいますが、これはこれでショボイなりにも味わいがあります。
サントラはこれまで3回CD化されていて、1回目がBay Citiesレーベルから単独で、
2回目が今は亡きChapterⅢレーベルから「2300年未来への旅」とのカップリングで、それぞれ発売されています。
そして3回目が、Film Score Monthlyのシルバー・エイジ・クラシック・シリーズからの発売となります。
これは、「殺しのカルテ」「ウェストワールド」「コーマ」の3作品を集めた2枚組で、
限定3000枚で発売されました。
全部マイケル・クライトンつながりの作品です。
本作からは、オリジナルLPより5曲多い全15曲42分が収録されています。


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THE ORGANIZATION
監督:ドン・メドフォード    
音楽:ギル・メレ    
出演:シドニー・ポワチエ、バーバラ・マクネア、シェリー・ノース、ジェラルド・S・オローリン、ラウル・ジュリア、フレッド・ベア
1972年 アメリカ映画


「夜の大捜査線」シリーズの第3弾。
今回もシドニー・ポワチエがヴァージル・ティッブス刑事を演じています。
共演者はあまり馴染みのない人ばかりで、辛うじて分かるのは「アダムス・ファミリー」のラウル・ジュリアくらいです。
ストーリーは、身内を麻薬で亡くし麻薬撲滅を誓う自警団の若者たちが、組織が隠していた麻薬を強奪して騒ぎを起こします。
ティッブス刑事が事件を担当することになりますが、自警団の真の目的を知った彼は、彼らに力を貸して共に組織を追い詰めていく・・・・というお話。
作品全体の雰囲気は、1作目とは様変わりしていてハードなポリス・アクションという趣になっています。
監督のドン・メドフォードの作品というと、「さらば荒野」ぐらいしか思い浮かばないなあ。
TVの仕事が多い人なんでしょうか。



音楽は、ギル・メレ。
この人は「アンドロメダ・・」の印象が強くて、前衛的な現代音楽ばかり書く人じゃないかという先入観があったのですが、「夜の大捜査線」シリーズ向けのジャジーなスコアも書けるんですね・・・・
と思ってたら、もともとジャズ畑のサックス奏者だったんですね。失礼しました(#^^#)。
ラロ・シフリンとジェリー・フィールディングを足して2で割ったようなスコアで、
前2作のクインシー・ジョーンズのスコアと比べても違和感なく、このシリーズの映像を盛り上げています。
メインのモチーフもあってメロディアスな部分もありますが、どちらかというとクールなジャズ・スコア。
劇伴の中には前衛的なトラックも入っていて、やっぱり「アンドロメダ・・・」の人だなあと思わせる瞬間もあります。
さらに、「続・夜の大捜査線」そっくりのパターンとオルガンソロが入るスコアもあります。
サントラは、映画公開時は発売されず、2010年に米Intradaから1000枚限定でCD化されました。
発掘音源にしては、ちゃんとステレオ収録されていて好感が持てます。
ただ、収録時間が30分に満たないのが玉にキズです。


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GHOSTBUSTERS
監督:ポール・フェイグ    
音楽:セオドア・シャピロ    
出演:メリッサ・マッカーシー、クリステン・ウィグ、ケイト・マッキノン、レスリー・ジョーンズ、チャールズ・ダンス、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、クリス・ヘムズワース、セシリー・ストロング、アンディ・ガルシア、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、シガーニー・ウィーヴァー、オジー・オズボーン    
2016年 アメリカ映画

80年代の大ヒットコメディのリメイク。
今回は、ゴーストバスターズの面々が全員女性になっていて、
受付のお姉さんがクリス・ヘムズワース演じる軽いノリのお兄さんに変更されています。
オリジナルのファンへのサービスもあって、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、シガーニー・ウィーヴァー、アーニー・ハドソン、アニー・ポッツといったオリジナルのキャストたちがちょっとずつ出てきます。
ハロルド・ライミスが出てないなあと思ってたら、この人3年前に亡くなっていたんですね。
ストーリーは、今では名門大学で働く女性教授が、昔若気の至りで友人と一緒に書いた心霊現象に関する書籍がネットで出回っていることを知り、
これを辞めさせるために友人科学者を訪ねます。
友人はアシスタントを雇ってその後も心霊現象を研究していて、
幽霊屋敷に関する情報を得るや、教授を連れて屋敷に乗り込みます。
そこで教授たちは本物の幽霊に遭遇し、その時の動画がネット上にアップされたことから、
教授は大学から解雇されるハメになり、仕方なく友人たちとともに幽霊退治の会社を立ち上げることになる・・・というお話。
オリジナルに出てきたゴーストたちもいくつか出てきて、あのマシュマロマンも出てきます。
今回はさらにでかいのが出てきて、後半大暴れします。
アメリカでは、続編でなくリメイクだったことがいけなかったのか、
あまり評価が芳しくないようですが、おっさんはかなり楽しめました。



音楽は、コメディ路線の仕事が多いセオドア・シャピロ。
有名なレイ・パーカーJr.の主題歌が今回も使用されていて、
劇中、他のアーティストによる別バージョンも何度か出てきます。
スコアの方は、この主題歌のメロもちょっぴり出てきますが、
さらに新たなモチーフも加えて、コメディにしてはスケールの大きな音になっています。
オリジナルのスコアのような、とぼけた味わいのコミカルな要素はほとんどありません。
コーラスを配した壮大なスケールのスペクタクルなスコアや、ホラー映画さながらのスコアなど、
割と真面目で迫力のあるスコアです。
サントラは劇中の流れに沿って収録されているのか、前半がおとなしく、後半数曲で怒涛の盛り上がりを見せる内容です。
サントラは、スコア盤と歌モノ盤の2種類が発売されています。
歌モノ盤の方には、レイ・パーカーJr.のオリジナル主題歌に加えて3組のアーティストによる3バージョンが収録されています。
その他の曲は、最近の?ポップス系が中心で、おっさんには馴染みのないアーティストばかりです。



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これは、1984年版のサントラ
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MONSTERS: DARK CONTINENT
監督:トム・グリーン        
音楽:ニール・ダヴィッジ        
出演:ジョニー・ハリス、サム・キーリー、ジョー・デンプシー、カイル・ソーラー、ニコラス・ピノック、パーカー・ソーヤーズ、フィリップ・アルディッティ    
2014年 イギリス映画


低予算ながらヒットした「モンスターズ/地球外生命体」の続編にあたる作品。
前作では監督のギャレス・エドワーズがその手腕を買われて、「GOZILLA ゴジラ」の監督に抜擢されましたが、
今回は彼は製作総指揮にまわっています。
ストーリーは、今やモンスターが繁殖する危険地域になってしまった中東を舞台に、
米軍が武装勢力とモンスターの両方と戦う中、
連絡を絶った部隊の救出のため、新米兵士を含む部隊が投入されることになる・・・・というお話。
予算が増えたのか、今回は巨大なモンスターや野生動物サイズのモンスターがたくさん出てきますが、
モンスターとの大バトルを期待すると大いに裏切られる1本です。
モンスターはむしろ風景の一部といった趣で、モンスターと絡む部分もあるにはあるのですが、
主はあくまで米軍と武装勢力の戦いという設定です。
しかも、武装勢力との戦いも後半に向かって失速していくという展開。
イタリア映画など、最初から完全なパチモンとして観る作品には何とも思わないのですが、
このように中途半端に失速する英米の作品には落胆を隠せない、わがままなわたくし(#^^#)



音楽は、ニール・ダヴィッジ。
この人のこと、ほとんど知りません。
「Halo 4」などの音楽も担当しているそうですが、「Halo」ってゲーム?
(ゲームを一切しないおっさんにはよくわかりません。)
スコアはインダストリアル系に中東っぽい楽器が絡むという、おっさん好みな内容。
パルス系の電子音なども入って、無機質な中に民族音楽な感覚が広がる不思議な音響。
パーカッションは、砂漠に近い土地の殺風景な景色を思わせる乾いた音が多いのが特徴。
ピアノや弦楽器がメロを取る小曲もあって、ノイズ一辺倒のスコアではありません。
さらに、アンビエントに広がる深淵なスコアもあり、その手の環境音楽(今ではヒーリングというでしょうか)が
好きな人にはいいかもしれません。
こんなことを言ってはなんですが、知らない人とナメてましたが、
実はこのスコアがかなり本編を助けてないかなあと思ったり。
サントラは、イギリスで発売されていて、日本でもダウンロード版を購入することができます。
ダウンロード版の方は、劇中使用された歌モノも収録されていて、
The Amazing Snakeheads、The Gravetones、When Gravity Falls等、ハードなオルタナ系の曲が入っています。
歌ものを加えた収録時間は、全34曲1時間48分のボリュームとなっています。



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