サウンドトラック秘宝館

スコア盤を中心に紹介する、ちょっと(ちょっとじゃないかf^_^;))マニアックなサントラレビューです。


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THE FOURTH KIND
監督: オラントゥンデ・オスサンミ
音楽: アトリ・オーヴァーソン
出演: ミラ・ジョヴォヴィッチ、ウィル・パットン、イライアス・コティーズ、ハキーム・ケイ=カジーム、コーリイ・ジョンソン、エンゾ・シレンティ
2009年 アメリカ映画


タイトルからそのまんまなので、ネタバレになりますが書いちゃいます。
フォース・カインドとは、宇宙人との接近遭遇の4番目のやつのことをいいます。
つまり「未知との遭遇」=宇宙人との接触(第3種接近遭遇)を超越しちゃって、
どえらい恐ろしい目に遭うことを第4種接近遭遇(フォース・カインド)というそうです。
ミラ・ジョヴォヴィッチをナビゲイター役に、実在の記録映像と再現映像を組み合わせて描いた衝撃の作品といわれていますが、
肝心なところになると画像が都合良くノイズまみれになる記録映像が眉唾くさいなあ。
なんだか「木曜スペシャル」を観ているような感覚でした。
モキュメンタリーなら最初からそういえばいいのに、
「ブレアウィッチ」みたいに実在の映像と言い張るところが潔くないなあ、
と思っていたら、ほんとかウソか、最後の判断は観客に委ねちゃう形になるので、
まあ許してやるか。
ストーリーは、アラスカ州ノームで多発する不眠症の原因を探るため、
女性心理学者が患者に催眠術をかけ、不眠症の原因と思われる失われた記憶を呼び覚まそうとすると、
そこには衝撃の事実が待っていた・・・・・というお話。
催眠術をかけてる患者に突然異変が起こるシーンにはぶったまげた。
あれ、本当の映像ならメチャクチャ怖い。
でも、一番怖かったのは、実在の人物として出てくるアビゲイル・タイラー博士の風貌。
やせ細って、目は落ち込んで、まるで生気が無い。
あの顔が一番怖い。


音楽は、「バンテージ・ポイント」のアトリ・オーヴァーソン。
この人もRC系なので、基本的にジャジャジャジャ・・・のスコアを書く人です。
それでも救いなのが、ジャジャジャジャがどちらかと言えば、「ジェイソン・ボーン」シリーズのジョン・パウエルに近いこと。
本作では、RC印のジャジャジャジャをアンビエントなテクノビートでやったりして、
新鮮味を加味しています。
この人のスコアのいいところは、「バンテージ・ポイント」でもそうでしたが、
弱いながらももテーマ・モチーフがあること。
本作では、ジャジャジャジャに女性ソプラノをフィーチャーして、
印象的なメロを歌わせています。
そのため、本作のスコアは最近のサントラにしては結構楽しめる内容になっています。
重い空気を表現した閉塞感の高いアンダースコアもなかなか映像に合っていました。
ただ、派手なスペクタクルっぽいシーンになるといつものRC系になってしまいます。
音はドカドカ鳴ってるのに、メロが弱いからあんまり印象に残らない。
それでも、最近のサントラの中ではいい方だと思います。
サントラ盤は、米Vareseレーベルからスコア盤が発売されています。


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COSA NOSTRA
監督: テレンス・ヤング
音楽: リズ・オルトラーニ
出演: チャールズ・ブロンソン、リノ・ヴァンチュラ、ジル・アイアランド、アンジェロ・インファンティ、ジョセフ・ワイズマン、ワルテル・キアーリ、アメデオ・ナザーリ
1972年 イタリア/アメリカ映画


「ゴッドファーザー」と同じような時期に製作されたマフィアものの1本。
監督はテレンス・ヤングですが、スタッフにイタリア人が結構参加してたり、製作がディノ・デ・ラウレンティスだったり、
なんとなくパチモン・ゴッドファーザーの香りがする作品です。
組織の掟を破って内情を暴露するマフィア幹部の回顧録のような体裁の作品で、
実録もののような描き方が「ゴッドファーザー」とはちょっと一線を画してるかな?
テレンス・ヤング監督の演出が意外に(失礼)シャープかつダイナミックで観ていて飽きさせません。
ブロンソンの演技もいつの調子で、熱烈なファンである僕は素直に「素晴らしい」と絶賛してしまいます(^_^;)
バイオレンス描写はさすがマカロニ・ホラーの国イタリアだけあって、
後にルチオ・フルチ作品でのゴア・メイクが一世を風靡した(ウソ)ジャンネット・デ・ロッシの容赦ない血糊が飛びまくります。
(でも、最近の映画の感覚で言えばかなり大人しめ。チ○コ切るシーンも間接描写だったし・・・)
ラッキー・ルチアーノなどの実在の大物ギャングも本名で出てきます。
この手の映画は、日本映画の「仁義なき戦い」と一緒で、
基本的にヘタ打ったり、勢力争いに巻き込まれたりした連中がバタバタと殺されていく度に
勢力図がころころ変わっていく、
ただの犯罪集団内の暴力の応酬だけの単調な映画なのに、
まるで波瀾万丈な大河ドラマのような錯覚を覚えさせる。
こういう映画って、ズルイよなあ。


音楽は、イタリアのリズ・オルトラーニ。
この人は、バイオレンス映画だろうとホラーだろうと関係なく美メロをくっつけてしまう悪いクセ(^_^;)があるようです。
それが顕著なのが、エンド・タイトル。
これまでの血と暴力の応酬をすっかり洗い流してしまうかのような拍子抜けした美メロが素敵です。
スコアは全体的には控えめな使われ方をしていますが、
ジャズのフレーヴァーもあったり、なかなかゴージャズな側面も持っています。
ディキシーランド風のものあり、マンシーニの「華麗なる挑戦(ハンギン・アウト)」っぽいものあり、
ジャズ・ボーカル・チューンまであります。
その一方で、まるで戦争映画のような、ストリングスがザクザク切り込むダイナミックなスコアもあります。
後半に行くに従って、スコアの出番が多くなる映画です。
サントラ盤は、確かLPしか出ていません。
CDにはなったことが無いような気がしますが、
散髪屋で殺られちゃうっていう定番のシーンを使った
このジャケはなかなかいいですね~。


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美メロ~♪


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The Fabulous Baker Boys: Original Motion Pictur.../Dave Grusin

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THE FABULOUS BAKER BOYS
監督: スティーヴ・クローヴス
音楽: デイヴ・グルーシン
出演: ミシェル・ファイファー、ジェフ・ブリッジス、ボー・ブリッジス、エリー・ラーブ、ジェニファー・ティリー、ザンダー・バークレイ、デイキン・マシューズ
1989年 アメリカ映画


ある方からメールで、このブログについて「いつも映画のデータベースのように使わせてもらってます」ともったいないお言葉をいただき、
そういえば、最近まっとうな映画少ないなあ・・・・と気が付き、ちょっと反省。
今年紹介してきた映画なんか、普通の人は観ないようなカス映画が結構あって、
まともなサントラ・データベースには程遠いもんなあ。

ということで、たまにはまっとうな映画も紹介していこうと思います。
今日は僕の友人「新幹線大爆破くん」が1年越しでアップを要求していた「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」をご紹介。
ボー&ジェフ・ブリッジス兄弟がジャズ・ピアニストのコンビ役で、美人シンガー役のミシェル・ファイファーが絡むというジャズ好きには結構評判がいい映画。
全編に渡ってジャズが流れる以外は、大人の雰囲気漂う、まさに「雰囲気」がキモの恋愛模様を描いた退屈な(おっと失礼m(_ _)m)作品。
オシャレな映像に、決して上手くはないけど頑張ってるミシェル・ファイファーの歌、ホンモノのジャズメンの演奏等々、
それぞれのパーツは悪くないんだけど、僕は1回観たらもうごちそうさまだなあ。
全編タバコ臭そうな映像も苦手。
アカデミー賞も主演女優賞、撮影賞、作曲賞、編集賞の4部門でノミネートされていることからもお分かりの通り、
普通の人が観たらいい作品なんでしょうが、僕は感性がまともじゃないのでやっぱり苦手だなあ。
ストーリーは、落ち目のジャズ・ピアニストが、売り出し中の女性シンガーを雇って3人で活動を始めたところ、
どんどん人気が上がって行くのですが・・・・というようなお話。
あ~あ、だんだん面倒臭くなってきた・・・・。


音楽は、デイヴ・グルーシン。
僕は、この人、基本的には大好き。
でも・・・・・でも、GRPレーベル時代になってからの、彼のアルバムはことごとく受け付けない。
このサントラも、お行儀が良すぎて・・・・。
確かにジャズ・アルバムとしては演奏、録音ともにクオリティの高い作品だと思います。
デイヴ・グルーシンのピアノから始まるテーマ曲からしてとってもオシャレ。
グラミー賞のベスト・サントラ、ベスト・アレンジの2賞を受賞するほどですから。
でも、僕は気に入らない。
メンツも、リー・リトナー、ハーヴィー・メイソン、アーニー・ワッツ、
さらには、元フランク・ザッパ・バンドにもいたサル・マルケスの魅惑のトランペットが入っているけど、
やっぱり気に入らない。
デイブ・グルーシンは、70年代から80年代前半にかけての
クロスオーヴァー時代の音が良かったなあ。
「コンドル」や「ボビー・デアフィールド」、「ジャスティス」、「天国から来たチャンピオン」が懐かしいなあ。
個人的には、ミシェル・ファイファーが一生懸命練習したと思しきボーカル曲の数々、
あれをもっと入れてほしかったなあ。
2曲しか入ってないもんなあ。
何曲も劇中で歌っているので、これをしっかり網羅して欲しかったなあ。
「君の瞳に恋してる」や、「More Than You Know」なんかも入れればよかったのに。
小綺麗な音のグルーシンなんて、聴いてもつまんないや。
まあ、このサントラ、ブックオフで100円で売ってるとこからしても、
スコア盤サントラとしての魅力は・・・・言わずもがなという感じです。
僕も、レンタル落ちで50円で買いました。

なんか腐して終わりって感じのレビューになってしまいましたが、
世間の評判はいいので、決して悪い作品ではありません(^_^;)


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A.D3 operazione squalo bianco
監督:フィリッポ・ウォルター・ラッティ
音楽:ロビー・ポイトヴァン
出演:ロッド・ダナー、フランカ・ポレセロ、ジャニーヌ・レイノー、アラン・バンス、ルチア・モドゥーニョ、ジュリアーノ・ラファエリ、チュリオ・アルタミュラ
1966年 イタリア映画



今日もイタリア映画つながりで、久々のパチモン・マカロニ・スパイ・アクション。

ロッド・ダナーというおじさんだかお兄さんだか分かんない役者を主演にもってきた
スパイ映画です。
ロッド・ダナー自身あんまり主人公としてはカリスマ性が無く、
はっきり言ってダサイ。
敵ともみ合いになってるところをいきなり見ると、どっちが主役か分かりません。
敵キャラの仲間割れのように見えてしまいます。
ストーリーは、これまた本邦劇場未公開なもので、
はっきりとは分かりませんが、新型の核弾頭を開発中の博士が誘拐(よくあるパターン)され、
CIAの秘密諜報員A.D3が地中海の海底にある東側(懐かしい言い方)の秘密基地へ乗り込む・・・・というお話のようです。
この手のお話には付きものの、女性諜報員もしっかり出てきて、
主人公とチューしたり、一緒に敵をやっつけたりします。
監督は、スタンレー・ルイスことフィリップ・ウォルター・ラッティ。
英語版タイトルも「Opelation White Shark」なんて名前にしちゃって、
アメリカに媚びてるところが丸見えで、なんだかやな感じです。
もっと、メイド・イン・イタリアに自身を持てばいいのになあ。
どうせ、パチモンなんだから、変にアメリカ映画みたいに体裁整えない方が、
観客のガッカリ度も低かったろうに。
最初からパチモンだと分かってたら、そんなに期待せずに観れるのにね。


音楽は、ロビー・ポイトヴァン。
作曲家としてよりも、指揮者としてのキャリアの長い人のようですが、
この人が書くスコア、なかなかのもの。
アルバム1枚通して聴いても、捨て曲がないのです。
ジャズっぽさやソフト・ロックぽさが上手いことブレンドされていて、
なかなかオシャレなサウンドを聴かせます。
本作のテーマ曲は、なんとゴールドスミスの「電撃フリントGoGo作戦」のテーマの
テンポを落としたような曲。
ただ、なんとなく雰囲気が似てるだけで、メロが似てるという訳ではありません。
劇伴は、テーマ曲のバリエーション的なものが中心で、
イタリア映画にはつきもののボサノバ・アレンジも聴くことができます。
(もちろん、アンダースコア調のものもありますが・・・。)
サントラは、伊GDMレーベルから限定盤ながらCDが発売されました。
同じくポイトヴァンが手がけたマカロニ・スパイ映画「L'uomo del colpo perfetto」(リチャード・ハリソン主演)とのカップリング仕様になっています。
それにしても、何でこの人のスコアって、ことごとく限定盤なのかなあ。
いいスコア多いのになあ。

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本作のサントラを使った予告編





A.D3: Operazione Squalo Bianco [Colonna Sonora .../Robby Poitevin

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TRINITY GOES EAST
監督:ロバート・タイ
音楽:アレッサンドロ・アレッサンドリーニ
主演:スティーヴ・タータリア、ロベルト・ロペス、ジョン・リュー、チャップリン・チャン、ロバート・タイ、レヴァン・ドラン、スカイ・ドラゴン、
ヘレナ・リー・ハン
1998年 イタリア映画


「風来坊」から始まったイタリア映画界のヒット作、トリニティ・シリーズの変わり種。
本作は、本邦未公開となっているので、タイトルはオリジナル・タイトルをそのまま
カタカナ表記しています。
今回は、まるで香港映画のような体裁をしています。
アジア系の役者さんが大挙出演して、カンフー・バトルを繰り広げます。
これがまた本格的で、業のキレはスゴイ。
まさか、フィルム早回しはしていないと思われますが、
かなりの強者を揃えているような感じです。
ストーリーは、あんましよく分からないのですが、トリニティとバンビーノがからむ天下一武闘会のようなものだと思われます。
でも、今回はトリニティもバンビーノの別の俳優が演じています。
そのため、何か違和感があって、十分に楽しめません。
やっぱり、トリニティはテレンス・ヒル、バンビーノはバッド・スペンサーでなきゃあ。


音楽は、アレッサンドロ・アレッサンドリーニ。
テーマ曲は、アレッサンドリーニの口笛をフィーチャーしたマカロニ・ウェスタンを思わせるカッコいい曲です。
劇伴のモチーフは、基本的にこの曲を含めて3パターンあります。
これらをアレンジして劇伴が出来上がっています。
全体的に、口笛をフィーチャーした曲が多いことから、まるでマカロニ・ウェスタンのサントラを聴いているようです。
特に哀愁を帯びたヘレナ・リー・ハン演じるWEN-LINGのテーマである「WEN-LI THEME」が秀逸。
劇伴の中には、何故かオリエンタルというか中近東風な雰囲気のスコアも入っています。
また、セカンド・テーマのような扱いの「TRINITY IN THE MARCH」では、アレッサンドリーニのスキャットを聴くことが出来ます。
サントラ盤CDは、2000年にイタリアのHexacordレーベルから限定盤が発売されています。
捨て曲のない、なかなかいいアルバムです。

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Trinity Goes East/Alessandro Alessandroni

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