サウンドトラック秘宝館

スコア盤を中心に紹介する、ちょっと(ちょっとじゃないかf^_^;))マニアックなサントラレビューです。


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raiders



RAIDERS OF THE LOST ARK
監督:スティーヴン・スピルバーグ
音楽:ジョン・ウィリアムス
主演:ハリソン・フォード、カレン・アレン、ウオルフ・カーラー、ポール・フリーマン、ロナルド・レイシー、ジョン・リス・デイヴィス、デンホルム・エリオット
1981年アメリカ映画



スピルバーグ&ジョージ・ルーカスのタッグという夢のような組み合わせで製作された冒険アドベンチャーの傑作。
昔の冒険活劇の要素を80年代に復活させたような作品で、当時としてはエポック・メイキングな映画でした。
冒険活劇の美味しいところが凝縮されたような内容で、スタッフも超一流、フランク・マーシャル(製作)、フィリップ・カウフマン(原案)、ローレンス・カスダン(脚本)、リチャード・エドランド&ILM(特撮)等々が参加していました。
しかし、公開当時はそんなこと全然気にせず、近所の映画館(今は無き「松江中央」)で土曜日のレイトショーを楽しんだ記憶があります。
後半の特撮がもの凄く、聖櫃のエネルギーで敵キャラが人体爆発したり、顔がしぼんだり、溶けたり、すごいことになってしまいます。
特に桂文珍師匠に似たゲシュタポ(だったかな)のオッサンの顔面溶解シーンは映画史に残るゴア・シーンです(^^;)
この映画、もともと続編まで作る気はなかったのか、タイトルの頭に「INDIANA JONES AND‥‥」という文字が
ありません。
1作目のヒロインはカレン・アレン。
世間ではあんまりキレイじゃないとか、2作目のケート・キャプショーの方が美人だとかいろいろ言われてましたが、
僕はナチュラルで魅力的な女優さんだと思うんですが‥‥。
現在公開中の第4弾になんと27年振りに出てきます。
当然すっかりオバサンになっていますが、笑顔は昔のまんまで何故かうれしくなってしまいました。



音楽は、スピルバーグ作品と言えばジョン・ウィリアムス。
有名な「レイダース・マーチ」、今ではあまりにも有名ですが、僕がラジオで初めてこの曲を聞いた時の感想は、
「なんか、野暮ったくてカッコ悪い‥・」というものでした。
普通のマーチにしては躍動しすぎで歩きにくいし、メロが仰々しすぎて気恥ずかしいという第一印象でした。
でも、そのうち慣れちゃって、この曲を聴くと「燃える」ようになりました。
なんとも不思議な曲です。
僕は同じような体験を「ジュラシック・パーク」でもしていて、初めてテーマ・メロの後半部分を聴いたときは、
うわ、このメロディ展開はないだろ~、音外れてんじやないの?カッコわるぅ~(〉_<)と思ったのですが、
知らないうちに聴いてても違和感が無くなりました。(^^;)
なお、シリーズ中本作だけはロンドン・フィルが演奏しているだけあって、とてもダイナミックな音をしています。
サントラCDは、未発表曲を含む完全盤が10数年前に発売されましたが、現在では廃盤のようです。

ちなみにAmazonでは、とんでもないプレミアが付いたものが出品されています(+o+)

最新作公開を機にまた再発してほしいものです。


なお、最新作についてですが、
エンド・タイトル等、劇場で聴くと、相変わらずエッジのとがった迫力ある演奏に聴こえたのですが、
CDはなんであんなにメロウな演奏になっているのでしょう。
大音量で聴いても耳障りにならないように、CDは元々音質が調整してあるのでしょうか。
それとも、再演奏盤なのか‥・、謎です。

Raiders of the Lost Ark/Original Soundtrack
¥19,448
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sideways


SIDEWAYS
監督:アレクサンダー・ペイン
音楽:ロルフ・ケント
主演:ポール・ジアマッティ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ヴァージニア・マドセン、サンドラ・オー、メアリールイーズ・パーク、ジェシカ・ヘクト
2004年アメリカ/ハンガリー映画



中年独身男2人組が、カリフオルニアのワイナリーを巡る珍道中を繰り広げるほのぼのロード・ムービー。
ワイン通のバツイチダメ中年男が、遂に結婚することになった親友をカリフオルニアのワインロードを巡る旅に連れ出すというお話。
主人公は親友に必死でワインのなんたるかを伝えようとウンチクを語るのですが、
親友は独身最後のナンパやバチェラー・パーティのことしか頭にないというところが笑えます。
僕はアルコールが苦手で、たまに外で飲む程度ないので、この映画のおもしろさは半分くらい
しか味わうことが出来てないと思いますが、
それでもこの作品は面白かった。ラストもすごく暖かい気持ちになれます。
たぶん、ワイン通の人が観たら面白さも倍増するんだろうと思います。
(カリフオルニアのピノなんとかと言われても全然ピンと来なかった(^^;))
この作品、気がつくと中年になってしまった男の焦りと哀愁がにじみ出ているようで、
なんか人ごとじやないなあと思ったりもします。
僕も、バンドでゴリゴリのハードロックやってた頃から数えると、もう20年も年を拾ってしまいました(T_T)


音楽は、「アバウト・シュミット」のロルフ・ケント。
この人は、もともと映画音楽畑の人ではなくバンドのミュージシャンだったようで、
どうりで柔軟なスコアを書ける器用な人だなと思いました。
本作のために、デイヴ・カーペンター、アレックス・アクーニャ等といったメンツが集まって
「サイドウェイズ・ジャズ・オーケストラ」なる総勢20名くらいになるジャズ・オーケストラを組んで演奏しています。
どことなくヨーロピアン・ジャズのテイストが感じられてすごくオシャレです。
これはアルバム1枚そっくりそのまま癒し系のBGMとして使えそうです。
ヴィブラフォンとコンガが乾いたライトな雰囲気を出していて、すごく聞きやすい。
4曲目に、ジャズにしてはかなりコマーシャルなメロを持った曲が入っています。
なんとなく中盤の展開がモリコーネ風な盛り上がりをするところが印象的です。
ジャケもオシャレで、黄緑色のシンプルなフロントカバーを開くと、
例のピノ種っていうんでしょうか、ブドウの房の写真がCDの盤面いっぱいに印刷されていて、
これまたオシャレです。
ロルフ・ケント、今までノーマークでしたが、結構いいスコアを書く人ですね。
なんとなく、マーク・マザーズボウに似た臭いを感じました。


Sideways/Rolfe Kent
¥1,126
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eiger


THE EIGER SANCTION

監督: クリント・イーストウッド

音楽: ジョン・ウィリアムズ

出演: クリント・イーストウッド、ジョージ・ケネディ、ヴォネッタ・マギー、ジャック・キャシディ、ハイディ・ブリュール、セイヤー・デヴィッド、レイノール・シェイン

1975年 アメリカ映画


イーストウッド70年代アクションの中の1本。

この映画の見物はやはりスタントマンなしで撮影された、ロック・クライミング・シーンと山岳の氷壁のすごさ、美しさでしょう。

アイガーで実際にロケされたのかどうかは分かりませんが、氷壁でのエピソードはCGでは味わえないホンモノの迫力があります。

元秘密工作員の大学教授が、恩人を殺した犯人を暗殺するよう諜報機関から依頼を受け、

犯人が参加する登山隊の中に加わって、犯人を捜し出して暗殺しようとする・・・というお話です。

イーストウッドがあんまり大学教授らしくないのがちょっといただけませんが、ジョージ・ケネディなんかかなりの好演で

存在感があります。

武骨な「男」の映画にすればよかったのに、中途半端なベッド・シーンがあったりして、

あれは不要だなあ・・・・と思います。

犯人が登山隊に参加しているのが分かっているのに、なかなか正体がつかめないのは「なんで??」という感じですが、

フタを開けてみると結構意外だったりします。

山岳の映像はかなりキレイで、アクション映画としても「渋い」作品なので、渋いアクションが好きな人は意外な拾いモノになるかも。

楽は、ラロ・シフロンといいたいとこですが、意外なことにジョン・ウィリアムス。

でも、やっぱりイーストウッド作品なので、ジャズの味付けが施してあります。

テーマ・メロは哀愁を帯びた、70年代ウィリアムスを象徴するメロで、乱暴な言い方をすれば「大地震」をもっとジャジーにした感じです。

ピアノやフリューゲル・ホルンで奏でるメロが覚えやすく素晴らしい。

「スター・ウォーズ」以前の70年代ウィリアムズもなかなか捨てがたいものがあるといつも感じます。

劇伴も、訓練シーンでの弦楽によるスコアや山岳シーンでのスケール感のあるオケによる演奏等、ヴァラエティに富んでいます。

ジョン・ウィリアムス・フィルム・ワークスというコンピレーション盤CDにもこのサントラから1曲目のメイン・タイトルが収録されていますが、

イントロが劇伴っぽいトラックで、あまり聞きやすくありません。

メイン・メロが入ってきていい感じになってきたと思ったらすぐ終わるし・・・「テーマ」とか別の曲入れればよかったのになと思います。

サントラ盤CDは、15年前に日本でMCAのサントラCDシリーズの1枚として発売されたことがありますが、

現在では廃盤で高値がついています。


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spy


THE SPY WHOLOVED ME
監督:ルイス・ギルバート
音楽:マーヴィン・ハムリッシュ
主演:ロジャー・ムーア、バーバーラ・バック、クルト・ユルゲンス、キャロライン・マンロー、リチャード・キール、バーナード・リー、デスモンド・リュウェリン、ロイス・マクスウェル
1977年イギリス映画




3代目ジェームズ・ボンド「ロジャー・ムーア」の第3作目。
歴代ボンドの中ではとぼけた演技が多く、「お笑い」系と評される人ですが、
こんな軽いボンドも本作では快調に飛ばしていて、ムーア版ボンドの中では1番の出来映えの作品だと思います。
娯楽性もたっぷりで、秘密兵器もかなり派手。
プラモも出た水陸両用の「ボンドカー」が最高、これ欲しかったなあ(^^;)
ド派手なアクション・シーンを詰め込むだけ詰め込んだという感じがお正月映画!って感じ満点でした。
イギリスとソ連の原子力潜水艦が消息を絶ち、真相を解明するため、ボンドとロシアの女スパイが協力する‥・というお話です。
冷戦時代のお話で、東西の緊張なんて今となっては懐かしいですが、
今観るとそこがまた歴史を感じさせていい感じです。
ボンド・ガールもバーバーラ・バックにキャロライン・マンロー等、この頃は粒が揃ってました(^^;)
なお、本作の問答無用の娯楽性は、勢い余って次作「ムーンレイカー」で遂に宇宙にまで飛んで行っちやいます。


音楽は、アクション映画にはちょっと異質な感じのするマーヴィン・ハムリッシュ。
ジョン・バリーがそろそろネタ切れになって、他の作曲家が登板するようになった時期の1本です。
ロジャー・ムーアのボンドでジョン・バリー以外の人が音楽を担当したのは、
本作の他に「ユア・アイズ・オンリー(ビル・コンティ)」、「死ぬのは奴らだ(ジョージ・マーティン)」があります。
本作は、ボッブなマーヴィン・ハムリッシュなだけにメロウでムーディなボンドになっています。
主題歌はカーリー・サイモンで、それまでのボンドの主題歌のイメージを覆すAORっぽい雰囲気のあるメロウでアダルトなチューンです。

歌詞はキャロル・ベイヤー・セイガーが書いてます。
この曲には、歯切れのいいアクション・スコアっぽいアレンジは全くありません。
本作以降、主題歌にボンドっぽい派手なフレーズが全然入らないメロウな歌が増えたように思います。
スコア全体の印象は数あるボンド作品の中でもレア・グルーヴ色の強いサントラという感じです。
中でもディスコ・アレンジの「Bond '77」は最高。今聴いてもカッコいい(^^)/
後のシリーズでMobyやEric Serraがボンドのテーマをテクノっぽいアレンジにしていましたが、

ファンキー度ではこれには叶わないと思ってます。

スコアの中に元サード・イア・バンドにもいたポール・バックマスターが作った曲も入っています。

現在発売されているCDはリマスター盤ですが、ボーナス・トラックはありません。


なんだかんだ言って、本家のジョン・バリーをなかなか紹介しない秘宝館でした・・・・

でも決してバリーが嫌いなわけではないので、そのうち本家も紹介します(^^;)m(_ _)m


The Spy Who Loved Me [Original Motion Picture Soundtrack]
¥1,065
Amazon.co.jp

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28 weeks



28 WEEKS LATER
監督:ファン・カルロス・フレスナディージョ
音楽:ジョン・マーフィ
主演:ロバート・カーライル、ローズ・バーン、ジェレミー・レナー、ハロルド・ペリノー、キャサリン・マコーマック、マッキントッシュ・マグルトン
2007年イギリス/スペイン映画



世界的に大ヒットして「イギリス映画、結構やるじやん」と思ったゾンビ・アクション・ホラーの続編。
「28日後‥・」の続編で「28週後‥」、3作目は「28ヵ月後‥・」か?(^^;)
ダニー・ボイルは今回は制作総指揮にまわっており、監督を始めスタッフにラテン系の名前が目立ちます。
今回は、「レイジ・ウィルス」の蔓延で壊滅的打撃を受けたロンドンが舞台で、
感染が一応の終息をみたことから駐留米軍の監視のもとで復興を目指しますが、
その中でまたウィルスが再発して‥・というお話です。
今回は特異体質で自らは発症しない保菌者という人間が出てきたことから、
その人の血液や唾液を通して終息していたウィルスが再発するという恐怖を描いています。
前作は人の理性が崩壊していく様を描いた作品でしたが、
今回は一つの家族の絆が崩壊してい<様を描いています。
そういう意味では前作より救いようのない終末感が漂います。
感染者の凶暴性、全力疾走度(^^;)は前作以上で、
非感染者が感染者に追われる様はぽんとパニック度満点で手に汗握ってしまいます。
アクション度やスケール感も増していて、ナパーム弾の一斉投下や
ヘリのプロペラで感染者をまとめて首テョンパ、胴チョンパしていくシーン(「プラネット・テラー」にも出てきた、どっちがパクッたの?)といった迫力の映像が見られます。
そのため前作のような中だるみが無く、一気に最後まで見せてくれます。



音楽は、前作に引き続きジョン・マーフィが担当。
シンセを多用したロック寄りの音作りで、イーノあたりのアンビエント風な雰囲気もあります。
テーマ・モチーフになっている終末感を感じさせるマイナー・メロがすご<効果的に使われています。
これは確か前作でも使われてたような気がします。
全体的にシンセやエレキギターの音色を生かしたシンプルなトーンのスコアが多<、
時折ネオアコっぽい雰囲気が出るところなど、いかにもイギリス的です。
ハイテンションな場面のスコアは、ロックのタテノリを生かした
フリーキーでサイケデリックなリズムでガンガン観る者を挑発します。
この辺の感覚は、ロックのフィールドの人でないと出せない音じゃないかと思います。
この人のバックグラウンドは分かりませんが、
少なくともデジロックの上澄みをすくって付けたような今のRC系の人たちの音より、
ずっとロックを知ってる人だと思います。
なお、サントラはiTUNESのサイトでしか購入出来ないようです。
いい盤なので、ちゃんとした形でCD化してもらいたいものです。

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